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2025/10/09底地を買取業者に売却するメリットは？注意点や買取業者の選び方を解説！
- 底地・借地
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
「買取業者なら底地を買い取ってくれると聞いたものの、どこに頼めばよいか分からない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。一口に買取業者といっても、特徴は千差万別です。底地をスムーズに売却したいなら、底地専門の買取業者に相談することが大切です。
本記事では、底地の売却を検討している方へ向けて、買取業者に売却するメリットや売却時の注意点、買取業者を選ぶポイントについて解説します。底地の買取を専門とする買取業者も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
Contents
底地の買取業者とは？
買取業者とはどのような不動産会社か、よく分からない方もいるのではないでしょうか。底地の売却を買取業者に相談する前に、買取というビジネスモデルの仕組みや一般的な売却方法である仲介との違いを押さえておきましょう。
底地買取業者のビジネスの仕組み
底地の買取業者とは、借地人が家を建てて住んでいる底地を地主から買い取る専門の不動産会社です。買い取った底地を不動産投資家に再販したり、借地人から借地権を買い取って土地と建物の所有権を得てから売却したりといった方法で利益を得るビジネスモデルを展開します。
底地を活用するノウハウを豊富に持ち合わせているため、一般的には売却しにくいと言われている底地でも問題なく買い取ってもらえる点が大きな特徴です。
関連記事：底地買取は専門業者へ！メリットと選び方について解説
買取業者と仲介業者との違い
底地の売却方法には、買取以外に仲介があります。仲介は、仲介業者を通じて見つけた一般の買い手に底地を売却する方法です。買取とは「売却相手」「売却期間」「売却にかかる費用」「売却価格」に違いがあります。買取と仲介の違いを以下にまとめました。
| 買取 | 仲介 | |
| 売却相手 | 買取業者 | 一般個人 |
| 売却期間 | 1週間～1か月程度 （条件によっては即日〜数か月かかるケースもある） |
3か月～半年以上 |
| 売却にかかる費用 | 手数料なし | 仲介手数料がかかる |
| 売却価格 | 市場相場より安価 | 市場相場に近い価格 |
底地をできる限り早く手放したい方には「買取」、少しでも高く売却したい方には「仲介」が向いていると言えます。
底地を専門の買取業者に売却するメリット
底地は専門の買取業者に売却するのがおすすめです。底地は一般的な土地とは違って、個人の買い手を見つけるのは難しいためです。ここでは、底地を専門の買取業者に売却する3つのメリットについて解説します。
短期間で現金化できる
専門の買取業者なら、一般の買い手には売却しにくい底地でも短期間で買い取ってくれる点が大きなメリットです。底地が売れないと悩むことは少ないでしょう。
また、仲介とは違い、購入希望者の内覧に備えて掃除をしたり、立ち会ったりする必要がない点も魅力です。売却に際して売主の手間や負担が大きく省ける点は、買取ならではのメリットと言えます。
関連記事：不動産買取業者に依頼する5つのメリットとリスク解説
売却時の費用がかからない
底地を売却する際に仲介手数料が不要な点も買取業者を利用するメリットのひとつです。仲介手数料とは、不動産を仲介で売却するときに不動産会社へ支払う成功報酬です。金額は不動産の売買価格によって異なりますが、100万円以上に上るケースも少なくありません。
買取は買取業者が直接不動産を買い取る仕組みで、販売活動を行う必要がないため仲介手数料は発生しません。底地の売却にあたって売主の経済的負担を軽減できます。
関連記事：仲介手数料とは？賢く払うための計算式・交渉術・節約法を解説
売主の契約不適合責任が免除される
底地を専門の買取業者に売却するときには、売主の契約不適合責任が免除される点もメリットです。
契約不適合責任とは、不動産の売却時に売主が買主に負うべき責任を指します。不動産の引き渡し後に売買契約書には記載のない不具合や欠陥が見つかったら、買主から契約の解除や損害賠償を請求される恐れがあります。
ほとんどの買取業者では免除されるケースが一般的ですが、契約条件によって異なるため、契約前に必ず確認しましょう。
関連記事：契約不適合責任とは？瑕疵担保責任との違いをわかりやすく解説
底地を専門の買取業者に売却するときの注意点
ここからは、底地を専門の買取業者に売却する際に押さえておきたい注意点を2つ紹介します。売却してから後悔することを防ぐためにも、事前にどのようなポイントに注意すればよいかを確認した上で適切な対策を講じましょう。
売却価格が安くなる
底地を買取業者に売却する際の注意点として、売却価格が安くなることが挙げられます。底地を最も高く売却できる相手は、底地に家を建てて暮らしている借地人です。借地人が底地を買い取ると、完全所有権を取得できて土地を自由に活用できるため、売却相場は更地価格の50％前後となるのが一般的です。
一方、専門の買取業者の底地買取相場は地域や条件、借地人との関係によって変動し、更地価格の10％～20％ほどが多いでしょう。ただし、ほぼ確実に売却できる点は買取ならではの強みです。借地人への底地の売却が難しいケースでは、専門の買取業者に相談することをおすすめします。
中には悪質な買取業者も存在する
底地を買取業者に売却する際は、悪質な業者にだまされないように気をつけましょう。実際、相場より安く買いたたこうとする業者や契約後に手数料を請求してくる業者も存在します。
悪質な買取業者にだまされないためには、底地の売却に関する基本的な知識を身につけることが欠かせません。複数の買取業者に査定を依頼して相場観をつかんだり、必要な費用の内訳を事前に確認したりしてトラブルを未然に回避しましょう。
底地を売却する専門の買取業者の選び方
底地をスムーズに売却したいなら、底地の取り扱いに精通した専門の買取業者に依頼することが大切です。ここでは、底地を売却する専門の買取業者の選び方を解説します。ポイントを踏まえた上で最適な専門の買取業者に依頼すれば、トラブルなく底地を売却できるでしょう。
底地の買取実績を確認する
底地を少しでもスピーディーに、かつ高く売却したいなら、底地の買取実績が豊富な業者を選ぶことがポイントです。
買取業者の中には、戸建てやマンションの買取に特化していて底地に詳しくない業者も存在します。底地に精通していない業者は活用ノウハウを持っていないため、安く買い取られたり、買取自体を断られたりしかねません。
底地の買取をメインとする買取業者は、底地を収益化するノウハウを豊富に有しており、高値での売却が期待できます。買取業者を選ぶ際は底地の買取実績に着目しましょう。
士業と連携しているかを確認する
弁護士や司法書士といった士業と連携しているかどうかも、買取業者を選ぶ際に押さえておきたいポイントのひとつです。
底地は通常の不動産とは異なり、地主と借地人という二者の権利関係が介在するため、トラブルが起こりやすい傾向があります。弁護士や司法書士と連携している買取業者に依頼すれば、法的なトラブルが起きてもスムーズな問題解決が期待できます。
複数の買取業者の査定価格を比較する
底地を売却する際は、複数の買取業者の査定価格を比較することも大切です。買取業者ごとに査定のポイントが異なり、査定価格にも差が生じるためです。また、複数の査定価格を比較することで、底地のおおよその相場観を把握できるというメリットもあります。
ただし、自社での買取を実現するためにあえて高額な査定価格を提示し、契約直前になって価格を下げる買取業者も存在します。買取価格のトラブルを回避するためにも、査定価格を提示されたら根拠をしっかりと確認しましょう。
関連記事：不動産買取業者の選び方完全ガイド！失敗しないポイントとは
底地を買取業者に売却する流れ
底地を買取業者に買い取ってもらう場合、以下の流れで進めます。
- 査定を依頼する
- 売買契約を締結する
- 決済・引き渡しを行う
- 確定申告をする
まずは、買取業者に査定を依頼するところから始めましょう。複数の買取業者に査定を依頼することで、安価で買い取られる事態を避けられます。
複数の買取業者の査定価格を比較し、売却する1社を決めたら売買契約を締結します。このとき、売主の契約不適合責任が免除されているかどうかもしっかりと確認しましょう。代金が振り込まれる決済日も併せて確認したいポイントです。
底地を売却して利益が出た場合は譲渡所得税が課されるため、底地売却年の翌年2月16日～3月15日に確定申告をします。
底地の買取に強いおすすめの買取業者5選
底地を売却したくても、どの買取業者に依頼すればよいか分からず困っている方もいるでしょう。ここでは、底地の買取を専門とするおすすめの買取業者を5社紹介します。まずはこれらの買取業者に査定を依頼し、査定価格や営業担当者の対応を比較するとよいでしょう。
リアルエステート
リアルエステートは、底地や借地といった権利関係が複雑な物件の買取に特化した専門の買取業者です。弁護士をはじめとする専門家と連携しているため、権利関係や相続に関する問題が起きている底地でもスムーズな買取を実現します。また、買い取った底地を活用する独自のノウハウを有しており、適正価格で買い取れる点も強みです。
AlbaLink（アルバリンク）
AlbaLink（アルバリンク）は、2011年に設立された買取業者です。底地や築年数の古い空き家など、一般の買い手が見つかりにくい訳あり物件を専門に買い取ることが特徴です。
また、底地の活用ノウハウに長けており、他社では買取を断られた底地でも問題なく買い取ってもらえます。無料で相談できるため、他者で断られた方は査定を依頼してみるとよいでしょう。
クランピーリアルエステート
2018年に設立されたクランピーリアルエステートの最大の強みは、全国1,500以上の士業事務所と独自のネットワークを形成している点です。「相続した底地を売却したい」など、法的な問題が絡む不動産でも問題をスムーズに解決した上でスピーディーに買い取ります。
「相続した共有名義の底地のうち、自分の持分だけを売却したい」といった要望にも応えてくれるため、相続や共有持分の底地を売却したい方は一度相談してみることをおすすめします。
サンセイランディック
サンセイランディックは創業50年を超える老舗の買取業者で、底地をはじめ権利調整を必要とする不動産に特化している点が特徴です。買い手を見つけるのが困難な底地でも、豊富な実績をもとにスピーディーに、かつ適正価格で買い取ってもらえます。長年積み上げた権利調整スキルといった老舗の信頼感を重視する方におすすめです。
三条工務店
三条工務店は、底地をはじめとする訳あり物件専門の買取業者です。「トラブル物件買取センター」を運営しており、全国の底地を対象に最短3日で買取に対応している点が特徴です。他社で断られた底地でも買い取ってもらえることがあるため、一度相談してみるとよいでしょう。弁護士や税理士、司法書士といった専門家を無料で紹介してもらえる点もメリットです。
関連記事：不動産買取業者の最新ランキング2024！厳選おすすめ企業を紹介
まとめ
専門の買取業者に底地を売却するメリットは、「短期間で現金化できる」「売却時の費用が不要」「契約不適合責任が免除される」といった点です。ただし、悪質な買取業者も存在するため、底地の売却先を探す際は複数の買取業者に査定を依頼し、査定価格はもちろん、担当者の対応やアフターフォローも比較することが大切です。
リアルエステートでは、「おうちの相談室」を通じて底地の悩みを解決します。相談費用はかからないため、「底地がいくらで売れるか知りたい」といった疑問をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
