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2026/03/12マンションで上の階がうるさいときの対処法!騒音の原因と効果的な対策を解説
- 不動産の知識
- その他

賃貸住宅に住んでいると、上の階からの足音や物音に悩まされる方もいるでしょう。マンションやアパートの騒音問題は、日常生活の質を著しく低下させる深刻な悩みです。睡眠障害やストレスの原因となるだけでなく、精神的健康にも影響を及ぼすことがあります。
しかし、適切な対処法を知らないために、問題を放置したり、逆に状況を悪化させたりするケースが少なくありません。本記事では、上の階がうるさいという騒音問題の原因や対処法を紹介します。
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- 騒音の原因は建物の構造や足音、家具の移動音など多岐にわたる
- 防音グッズの活用や記録による証拠集め、管理会社への相談が有効
- 直接苦情や仕返しは避け、改善なければ弁護士相談や引越しを検討
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
Contents
上の階がうるさい3つの原因

上の階がうるさいという騒音問題は、マンション生活における悩みのひとつです。騒音にはいくつかの種類があり、それぞれ発生原因や対処法が異なります。適切な対策を講じるには、どのような原因で騒音が発生しているか理解することが重要です。ここでは、上の階がうるさいと感じる主な3つの原因について解説します。
マンションの構造的な問題
マンションやアパートの騒音問題には、建物自体の構造的な問題が大きく関わっています。特に遮音性能の低さが上の階からの音を下の階に伝えやすくする原因です。一般的なマンションは、床や天井の厚さや構造によって遮音性能が左右され、築年数が古いほど性能が劣る傾向があります。
防音設計に関する「L値」という指標では、数値が小さいほど音が伝わりにくいとされています。L-45以下が望ましいとされていますが、多くの物件はこの基準を満たしていません。この場合、上の階の住人に非がなくても、通常の歩行や生活動作が下の階では「ドンドン」という騒音として感じられることがあります。
不動産ビギナーさん古いマンションだと、上の階の人が普通に歩いているだけでも響いちゃうんですね、、、
山口智暉はい。構造上の問題だと上の階の人に悪気がないことも多いから、慎重な対応が必要になります。
足音や家具の移動音
上の階からの足音や家具の移動音は、マンション生活で頻繁に発生する騒音のひとつです。特に子どもが走り回る音や大人の歩行音は、階下に響きやすく多くの苦情の原因です。椅子やテーブルを引きずる際に発生する「ギーッ」という音や、重い家具を動かした際の「ドスン」という衝撃音も不快感を与えます。これらの音は、深夜や早朝など周囲が静かな時間帯になるほど目立ちやすいでしょう。
また、洗濯機や冷蔵庫といった家電製品も、稼働時の振動が下の階まで響くことがあります。特に古いドラム式洗濯機や大型冷蔵庫は振動が大きく、騒音問題を引き起こしやすい傾向があります。
給排水音や空調音といった設備音
給排水設備から発生する騒音も上の階がうるさい原因のひとつです。特に問題となるのが、トイレの水を流す音や浴室・キッチンの排水音です。古い建物は配管を通じて音が伝わりやすく、深夜の入浴や早朝の洗濯機の使用は睡眠を妨げる要因となります。
これらの騒音は建物の構造に起因する問題であるため、個人の努力だけでは解決が困難です。水回りの使用時間帯への配慮や防音マットの設置といった対策を講じてもらえれば、軽減する可能性があります。
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上の階がうるさいときの対処法

騒音問題に直面したとき、効果的な対処法を知っていると問題解決の可能性が高まります。例えば、防音材や吸音パネルの設置といった防音対策が対処法のひとつです。それでも解決しないときは、客観的な証拠集めや管理会社への相談が有効です。ここでは、上の階がうるさいときの対処法を紹介します。
防音対策をする
上の階からの騒音に悩まされている方は、自分でできる防音対策を試してみましょう。天井に防音材や吸音パネルを設置することで、音の反響をある程度抑えられます。適切な防音材の選択と設置により、5デシベル〜10デシベル程度の騒音軽減効果が期待できます。
防音カーテンや吸音マットの活用も有効です。本棚や大型家具を騒音源の直下に置くことで緩衝材の役割を果たします。どうしても我慢できない時間帯には、ノイズキャンセリングイヤホンの使用も検討しましょう。
ただし、これらの対策は足音や振動音といった「固体伝搬音」に対しては効果が限定的です。過度な期待は避け、まずは管理会社への相談といった基本的な解決策と併用することをおすすめします。
騒音記録を取って証拠を残す
騒音問題を解決するには、客観的な証拠が不可欠です。まずは騒音日誌を作成し、発生日時、音の種類、継続時間、体感的な大きさを詳細に記録しましょう。こういった記録は、管理会社や第三者への説明時に効果的です。
スマートフォンの騒音測定アプリを活用して、音量をデシベル値で数値化すると説得力が増します。測定時は、静かな時間帯の数値も記録して差を明確にすることが重要です。
さらに効果的な証拠収集方法として、ビデオカメラによる録画・録音を併用することをおすすめします。これにより、騒音の発生源と客観的な音量を同時に記録でき、第三者にも状況を正確に伝えられます。
不動産ビギナーさん証拠集めって難しそうです。スマホのアプリで音を測定するだけでもいいのですか?
山口智暉数値化は重要です。さらに動画も撮っておくと、どんな音がどのくらい響くか伝わりやすくなります。
管理会社や大家に相談する
上の階がうるさいという騒音問題を解決するには、管理会社や大家への適切な相談が効果的です。相談の際は感情的にならず、事前に作成した騒音記録をもとに具体的な事実を伝えましょう。「毎週木曜の夜10時頃、上階から1時間続く足音がある」というように、時間帯・頻度・音の種類を明確に説明することが重要です。
「苦情です」という強い口調ではなく、「困っている状況を相談したい」というスタンスで話すことで、管理会社も前向きに対応してくれる可能性が高まります。
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上の階がうるさくても避けたほうがよい行動

上の階からの騒音トラブルで感情的になると、かえって状況を悪化させる場合があります。直接的な抗議や報復は一時的には効果があるように思えますが、長期的には関係悪化を招き、解決を遠ざけます。特に近隣トラブルは冷静な対応が重要です。ここでは、上の階がうるさいときに避けたほうがよい行動について解説します。
直接苦情を言う
上の階の住人に直接苦情を言いに行くことは、避けたほうがよいでしょう。相手が騒音を自覚していない場合が多く、突然の苦情に対して反感を抱き、対人関係のトラブルに発展する可能性が高いためです。
感情的な状態での対面交渉は「言った・言わない」の水掛け論に陥りがちで、後々の関係修復が困難になります。マンション生活では日常的に顔を合わせる関係が続くため、一度こじれた関係を改善するのは容易ではありません。
騒音問題を解決するには、冷静さを保ち、管理会社や大家を介した対応を選ぶことが重要です。第三者を通すことで、感情的な対立を避け、より客観的な立場から問題解決を図れます。
不動産ビギナーさん毎日うるさいと我慢できなくて、ついピンポンして直接言いに行きたくなっちゃいそうです…。
山口智暉気持ちはわかりますが、大きなトラブルにならないよう管理会社を通すことが重要です。
天井を叩き返す
上の階からの騒音に対して天井を叩き返す行為は、してはならない対応です。一時的に音が止まっても、相手は攻撃されていると感じ、さらなる騒音トラブルに発展するリスクがあります。このような報復行為がエスカレートし、双方が被害者意識を持つ泥沼の争いに発展するケースも少なくありません。
法的観点からも、継続的な天井叩きは住居侵入罪や器物損壊罪に発展する恐れがあります。マンション管理規約違反として、最悪の場合は損害賠償請求の対象となることも考えられるでしょう。騒音問題の解決には感情的な報復行為ではなく、適切なプロセスを踏むことが重要です。
SNSに投稿する
上の階の騒音問題をSNSに投稿することは、リスクの高い行為です。部屋番号や階数といった個人が特定される情報を含む投稿は、名誉毀損やプライバシー侵害で訴訟問題に発展するケースがあります。
SNSでの感情的な発信は、問題解決には直結せず、むしろ相手に知られた場合に関係悪化を招きかねません。投稿が第三者に拡散されれば、マンション全体の評判低下につながり、資産価値にも影響します。騒音問題は、適切なルートを通じて冷静に対処することが最も効果的な解決策です。
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騒音が改善されないときの行動

上の階がうるさいという問題に対してさまざまな対策を試みても改善されない場合、より踏み込んだ対応が必要です。騒音問題が長期化すると、精神的ストレスや睡眠障害といった健康への影響も懸念されるため、解決に向けた具体的なアクションが求められます。ここでは、専門家への相談から最終的な解決策まで、騒音問題が改善されないときに検討したい3つの行動を見てみましょう。
弁護士に相談する
上の階からの騒音問題が解決しない場合、弁護士への相談は効果的な選択肢です。弁護士は、騒音の証拠化から相手との交渉、法的手続きまで一貫してサポートします。事実、弁護士の介入により円満解決に至るケースが多く見られます。
相談の際には、騒音の発生日時や種類、被害状況など詳細な記録を準備しましょう。多くの弁護士事務所では初回無料相談を実施しているため、まずは相談してみることをおすすめします。費用は案件の複雑さにより異なり、法的手続きに進む場合は追加費用が発生しますが、早期解決のための投資として考える価値があります。
警察に相談する
騒音問題が深刻化し、他の対処法で解決しない場合、警察への相談も検討したい選択肢です。特に深夜の大音量音楽や継続的な騒がしい行為は、軽犯罪法違反や迷惑防止条例違反に該当する可能性があります。警察通報は匿名でも可能ですが、騒音の発生時間、頻度、音の種類など詳細な情報提供が重要です。
警察が出動すると、その場で注意・指導が行われ、即時的な騒音軽減につながりますが、根本解決には至らないケースもあります。騒音により睡眠障害のような健康被害が生じた場合、傷害罪が成立する可能性もあるため、状況に応じた適切な法的対応を検討しましょう。
引っ越しを検討する
さまざまな対策を試しても上の階がうるさいという騒音問題が解決しない場合、最終手段として引っ越しを検討するとよいでしょう。騒音による健康被害が現れている場合や、防音対策をしても効果が乏しい状況では、精神的健康を優先した決断が必要です。
引っ越し検討の判断基準として、まずは騒音対策の効果測定を行い、デシベル値と主観的ストレスの変化を記録します。次に睡眠障害や集中力低下といった健康影響を評価し、医師の診断も参考にしましょう。防音対策費用と引っ越し費用を比較し、長期的な費用対効果を計算することも重要です。
新居選びでは鉄筋コンクリート造の最上階や角部屋を選ぶなど、次の住まいで騒音問題を繰り返さない工夫が必要です。
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まとめ

上の階がうるさいという騒音問題は構造的な問題や日常生活音、設備音が主な原因です。騒音の対処法として、まずは自分でできる防音対策で解決を試みましょう。それでも改善しない場合、騒音記録を取って証拠を残し、管理会社や大家に相談することが基本です。
一方、直接苦情を言う、天井を叩き返す、SNSに投稿するといった行動は避けたほうがよいでしょう。最終的には、弁護士・警察への相談や引っ越しも解決手段として視野に入れることをおすすめします。
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