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投稿⽇時

2024/06/07

最終更新⽇時

2024/06/07

上の階がうるさい!一階暮らしで後悔しないためのデメリットと対処法

  • 不動産の知識

賃貸物件を選ぶ際、最も重視すべき点の一つは何でしょうか。部屋の構造や日当たりの良さは人それぞれ異なりますが、騒音はほとんどの人にとって気になる問題です。

一階に限らず、ギターの音や掃除機の音が漏れてしまい、それが迷惑に感じることもあるでしょう。また、一階に住んでしまい後悔する方も大勢います。

今回は上の階がうるさいときはどうしたらよいのか。一階で暮らすメリット・デメリットや対処法を紹介していきます。就寝時に足音が聞こえて満足のいく睡眠ができなかったり健康に支障を及ぼすためはっきりと迷惑な場合は対応する必要があるのです。騒音で悩んでいる方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

一階の騒音問題に悩んでいるあなたへ – 上の階がうるさいときの対処法

共同住宅の騒音に対する問題は民事になります。そのため、不動産会社等の管理会社は対応できないことが一般的になっています。管理物件に関する問い合わせのうち1位が騒音です。たとえば、「上の階から足音がする」「テレビの音がする」といった苦情が多く寄せられています。しかし、民事として扱われているため管理会社が直接部屋に伺い注意できないのです。騒音に関する問題は、それぞれ感じ方が違うため本当にうるさいかどうかはわからないのです。基本的に生活音は仕方のないことなのではないでしょうか。共同住宅は、生活するために借りている場所であり、どうしようもありません。それでも、騒音が気になって仕方がない場合は一戸建てに引越すことが必要になります。

なにもできないからといってそのままにしてしまうと事態は悪化して、今まで以上に騒音がひどいものになってしまう恐れがあるのです。その際に騒音問題を解決する方法を紹介していきます。以下のことがあげられます。

  • 苦情を伝えにいく
  • 録音して記録をとる
  • 騒音の原因を確かめる

それぞれ詳しくみていきましょう。

上の階の騒音に対する苦情の伝え方

一つ目は、苦情を伝えにいくことです。「それは危険ではないか?」と感じる方もいるかもしれません。苦情を伝えにいくことで上階の住民と揉めて喧嘩になってしまうこともあります。そのようになったら近隣の方に迷惑をかけてしまうこともあります。しかし、騒音でストレスを抱えているのにもかかわらず、そのままにしておくと状況は変わらないうえ、悪化する可能性もあるのです。

また、騒音トラブルで殺害してしまうという事例もあるのでストレスを抱えている方は早急に迷惑だとはっきり伝えにいきましょう。思いを伝えれば、相手も申し訳ないと思い今後配慮してくれることもあります。苦情を伝える際は、怒鳴りつけるのではなく、笑顔を絶やさず伝えなくてはいけません。一番よくないことは、なにも行動を起こさずにそのままにしておくことです。ですから、迷惑な場合ははっきりと気持ちを伝え笑顔で思いを伝えましょう。

騒音の証拠を録音して記録を取る方法

二つ目は、録音して記録をとることです。「朝早くに掃除機の音がする」「夜中にテレビの音がする」などの騒音は、その部屋に住んでいる人以外には認識できません。実際、騒音が迷惑だと感じる人もいれば、全く気にならない人もいます。迷惑だと管理会社に伝えたとしても、実際に管理会社は聞いておらず、本当なのかわからないのです。そのため、管理会社に証拠を提示する際に、録音して記録をとる必要があります。管理会社が対応してくれるのであれば、問題ありません。万が一、対応してくれない場合は引越しをするなど考えておきましょう。

騒音の原因を確認する重要性

三つ目は、騒音の原因を確かめることです。騒音の原因を確かめる際に、住宅の素材はなにを使用しているのか把握しておく必要があります。契約書に記載されているため確認できます。住宅に使用される素材には、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造があります。木造や鉄骨造のつくりは一般的に壁が薄かったり、防音対策していないケースが多いのです。鉄筋コンクリートは厚さ1cm以上のパイプを使用していることから、騒音を感じない建物が多いという特徴があります。

また、上の階がうるさいと決めつけるのはやめましょう。住宅の場合、断熱材や壁材などが劣化により破損してしまったり、給水管などの設備の故障で騒音になっているケースもあります。住宅の構造によっては、上から騒音が聞こえたとしても実際に起きているのは隣や向かいの部屋の場合があるため明確な原因を確かめる必要があるのです。

一階に住むことのメリットとデメリット

一階に住むと、何かしら不便を感じることがあるかもしれません。たとえば、「一階では防犯面で不安を感じることがあります。」「一階では虫が入ってくる」といった不便さもあり、一階で暮らすことを嫌がる方が多くいるのです。しかし、一階に暮らすことのメリットも存在します。ここでは一階で暮らす際のメリット・デメリットについて紹介していきます。メリットは以下のとおりです。

  • 子供が暴れても下の階に迷惑をかける心配がない
  • 専用の庭がない
  • エレベーターを使用しなくて済む

それぞれ詳しくみていきましょう。

一階に住むメリットとは?

子供が暴れても下の階に迷惑をかけない

一つ目のメリットは、こどもが暴れても迷惑がかからないことです。共同住宅の場合、どうしても音については注意しなくてはいけません。一階で暮らしている方が、二階で暮らしている方の足音がする問題は毎日のように起きています。特に、こどもが走り回ることは下に伝わってしまうものです。「下の階に迷惑なため走ってはいけない」と注意したとしても、こどもはすぐにはしゃぎたくなるものです。しかし、一階の場合はなにも心配する必要はありません。いくら走り回っていたとしても迷惑をかけることはないため、気にすることなく利用できます。

専用庭があり、アウトドア活動が楽しめる

二つ目のメリットは、専用庭があることです。共同住宅の場合、専用の庭が付いている場合もあります。そのため、戸建て感覚を味わえるため、近年では一階で暮らしたいという方が増えているのです。専用の庭がある場合は、家族や友人を誘ってバーベキューをしたりガーデニングや家庭菜園で野菜を作ったりできるため、楽しみが格段に増えます。

エレベーターの使用が不要で便利

三つ目のメリットは、エレベーターを使用せずに済むことです。マンションで賃貸を借りる際は、定期的にメンテナンスや点検をする必要があります。その際は、もちろんエレベーターを使用できないのです。高層階に住んでいる方は非常用階段で上り下りする必要があるため、かなり辛いのではないでしょうか。また、高層階に住んでいる方の多くは、「コンビニに行くまでに30分かかる」や「エレベータがくるまでに時間がかかる」といった費用対効果や時間対効果に不満を感じる方がいるため一階と比較した際にエレベーターを使用しなくて済むのは手間を省けます。また、一階の場合災害時にただちに避難できるのです。万が一、地震や自然災害が起きた場合、一階で暮らすメリットはおおきいものと言えます。

次にデメリットです。デメリットは以下のとおりです。

  • 音による問題
  • 防犯対策に疑問がある
  • 視線が気になる
  • 虫が侵入する

それぞれ詳しくみていきましょう。

一階のデメリットとは? – 音や防犯面の問題

一階の音問題 – 上階からの足音や騒音

一つ目のデメリットは、音による問題です。これは上階の足音に限らず、朝早い時間帯にゴミの蓋を開閉する音が聞こえてくるケースもあります。その際、わざわざ気持ちよく寝ていたのにもかかわらず起こされてしまってはストレスを抱えることになるのです。

防犯対策に対する不安

二つ目のデメリットは、防犯対策に疑問があることです。一階に暮らしたくないと思う方で、防犯対策に疑問を持っている方が多くいます。一階は誰でもアクセスでき、侵入しやすいという話もありますが、これは本当なのでしょうか。一階はエントランス、駐車場、道路に面しているため、外からの目につきやすいです。そのため、防犯対策に疑問を抱くのは誤解に過ぎません。以前、高層階で盗難のニュースがあったとおり、上の階に行くに従って人目が少なくなるため安全面に注意が必要だと思います。

視線やプライバシーの問題

三つ目のデメリットは、視線が気になることです。一階の位置的な特性により、バルコニーや専用庭があり、人目が気になることもあります。この点は他の階と比較して、視線を感じるのかもしれません。その場合は、人が見えない高めのフェンスを建てたり、木を植えて隠したりして対策しましょう。万が一、専用の庭がない場合は特殊フィルムを貼ったりして対策することが必要になります。

虫が侵入しやすいリスク

四つ目のデメリットは、虫が侵入することです。虫が侵入することは、ある程度仕方のないことです。この点は他の階と比べると侵入しやすくなりますが、戸建てと比較してみるとわかるとおり、戸建ての場合であっても侵入しやすい場所なのです。

騒音問題への具体的な対処法

どうしても上階の音が気になる際はどのような対応をするのがいいのか理解しておく必要があります。ここでは上の階がうるさい場合の対処法について紹介していきます。詳しくみていきましょう。

騒音問題を解決するために大家さんに相談する方法

大家さんに相談することです。どうしても騒音が気になってしまい、堪えられない場合はまず大家さんに相談してみることをおすすめします。大家さんに相談することで、なにかしらの対応をしてくれる場合があります。掲示板に注意を記載してくれたりと目の届く箇所に呼びかけをしてくれるかもしれません。また、大家さん自ら注意しにいってくれたりするかもしれないのです。住民は賃貸として借りている大家さんには強く口出しできないため、納得してくれる場合もあります。管理会社へ連絡する前にまずは大家さんに相談してみましょう。

弁護士を介した騒音問題解決の流れ

弁護士に依頼することです。どうしても騒音問題が解決できず、今後も対立が続く場合は加害者である住民に損害賠償請求を要求できるか、弁護士に依頼しましょう。ただし、騒音問題は人それぞれ迷惑と思う感じ方が異なるため、法的に対応できない場合も多いのです。騒音問題が解決しない場合の最終手段として弁護士に依頼してみましょう。

まとめ:一階に住む際の注意点と最適な選択肢

今回は上の階がうるさいときはどうしたらよいのか。一階で暮らすメリット・デメリットや対処法を紹介してきました。上の階がうるさく迷惑な場合は、はっきりと苦情を伝えにいき、できるだけ笑顔で応対することが必要になります。また、録音して記録をとることで「こんなに音がする」という証拠を残せるため、録音しておきましょう。ストレスを抱えてしまうとトラブルの発生になってしまう場合があるため、迷惑な場合は「迷惑です」とはっきり気持ちを伝え、居心地の良い生活ができるように心掛けましょう。

参考サイト

リアルステートhttps://re-estate.co.jp/press/mansion/5269/#i-4

ARUHIマガジンhttps://magazine.sbiaruhi.co.jp/0000-4319/

ウチコミhttps://uchicomi.com/uchicomi-times/category/buysell/main/9215/