マンションの上階からの騒音がひどいときの対策方法とは

マンションの騒音はどうしたら良い?

皆さんは、マンションに住んでいて上の階からの騒音が気になったことはありますか。同じマンションで生活しているのだからある程度生活音が聞こえてしまうのは仕方がないでしょう。しかし、あまりにも音がうるさかったり、真夜中に騒がれたりした場合は、特に不快に感じることでしょう。中には住人同士のトラブルにつながるケースもあります。今回は、マンションの上の階から聞こえてくる騒音トラブルについて、その原因や対策方法について紹介していきます。

マンションの騒音被害が増えている?!

マンションは戸建ての住宅とは違って、上下や左右に部屋があり、そこで自分の知らない人が生活しています。そのため、マンションでは騒音トラブルは身近な問題の一つです。近年は特に騒音トラブルが増加してきていると言われています。それは、新型コロナウイルスの感染拡大に影響を受けて、テレワークが普及したことが原因です。テレワークによって家にいる時間が長くなり、自分が生活音を出す機会も、隣人の騒音に悩まされる機会も増えてしまったのです。

マンションの上の階から聞こえるのはどんな音?

マンションでは、上の階の人の生活音が下の階の人に聞こえて問題になるケースが多いです。それでは上の階からはどのような騒音が聞こえてくるのでしょうか。

足音

上の階から聞こえる騒音で最も多いのが足音です。かかと歩きをする人がいると、特に足音が響きます。また、小さな子供がいる場合だと、昼夜を問わず飛び跳ねるような音や走る音が聞こえることがあります。また、中にはあえて床や壁を強く叩いて「ドン」という音を立ててくる、まるで嫌がらせのようなケースもあります。

物を置いくときの音

物を置くときの音は思っているより下の階に響いています。床に重い物を置くときや、部屋の整理とするときに「ドン」という音がはっきりと聞こえることがあります。特に、上の階の人が引っ越しをする場合や、年末の大掃除の時期などには、騒がしくなるかもしれません。

運動をしている音

中には部屋の中で運動したりエクササイズしたりするのが好きという人もいるでしょう。最近では、家庭用ゲーム機を使ってフィットネスを行うこともできます。そのおかげで部屋の中で運動する人は増えてきています。運動をしてもあまり騒がしくはならないと思うかもしれませんが、床が丈夫な家であっても振動は音や揺れとなって下の階に伝わってきます。

マンションの設備の音

マンションにはさまざまな設備がついています。例えば、エレベーターや、給水ポンプなどは騒音の原因となります。エレベーターが作動したりブレーキをかけたりするときの音は意外と響きます。また、一般的にマンションの一階や屋上にある給水ポンプが騒音の原因となることもあります。これらの設備は全ての階に騒音被害をもたらすけれど、設置を外すことはできないし、簡単に修理できるものでもないので騒音問題の解決が難しいとされています。

一般的な生活音

そのような設備による騒音や足音だけではなく、生活音が響いていることもあります。例えば、実際にあったケースが、パンをこねる音が騒音被害をもたらしていたという事例です。中には家でパンを作る人も多いでしょう。手作りパンを作るには、生地を何度も強く叩きつけてこねなければなりません。そのときの振動が騒音となって下の階に伝わっていたというケースがあります。他にも、部屋に出た虫を退治していた音が騒音問題を引き起こすこともあります。虫は夜中に出た場合でもそのまま放置しておくわけにはいかないので、夜中に「ドンドン」と凄い音が鳴ることもあります。他にも、掃除機をかける音、貧乏ゆすり、ペットの鳴き声、キーボードを叩く音など、さまざまな生活音が考えられます。

騒音問題を解決するためのポイント

マンションに住んでいるのだから、多少の生活音が響くことは仕方ありません。しかし、あまりにも音がうるさい場合はその騒音をどうにかしたくなるでしょう。それでは、マンションで上の階から聞こえてくる騒音に耐えられなくなってきたときはどうすれば良いのでしょうか。ここからは、マンションでの騒音を解決するためのポイントについて紹介していきます。

騒音の詳細を整理しておく

騒音をどうにかしたいと思ったときは、まずどのような音が聞こえるのかを詳細に記録するようにしましょう。どのような音が、いつ、どの辺りから聞こえるのか、具体的な情報をメモしておきます。そうしないと、誰かに相談したり解決に向けて動いたりできないからです。ただ漠然と騒音が聞こえることを伝えても、対策のしようがありません。本当に解決したいと思っているのならば、どのような音なのかを詳細に調査するようにしましょう。

騒音に対して客観的な意見を求める

どのような騒音が聞こえるかは、自分だけで判断するよりもさまざまな人の意見を聞いて判断した方が良いです。それは、自分は騒音だと思っていても他人が聞いてみるとそれほどうるさくないと思われる場合もあるからです。どれくらいの音を騒音と感じるかは人によって個人差があります。数人に聞いてみても騒音だと判断される場合に、対策を考えるようにしましょう。そうしないとただのクレーマーになってしまいます。そして、できれば意見を聞く相手は第三者の方が良いです。自分と親しい間柄の人に頼むと、話を合わせて「この音は騒音だ」と言ってくれるかもしれません。それでは客観性が損なわれてしまいます。もし誰に頼んだら良いかわからない場合は、マンションの管理人さんに依頼すると良いでしょう。

騒音計を使う

第三者に聞いてもらっても、やはり騒音かどうかの判断には客観性が欠けてしまいます。そこで利用したいのが騒音計です。これを使えば数値で騒音のレベルを判断できるので、客観的な証拠となり得ます。もし騒音被害を受けているならば、騒音計を1つ購入してみると良いでしょう。もし騒音計を購入することに抵抗がある場合は、スマートフォンなどで動画をとったり音声録音機能を使ったりしてみるのも有効です。

マンションでできる騒音対策

マンションに住んでいて、上の階からの騒音問題に悩まされている場合には次のような対策をとってみましょう。

大家さんに相談する

一つ目の騒音対策は、マンションの管理会社や大家さんに相談してみることです。相談してみると、注意喚起のチラシを作成して配布してくれたり、共用部分やエレベーター、外の掲示板などに貼り紙をしてくれたりするでしょう。しかし、どのような注意喚起文が作成されるかは、管理会社や大家さんによって異なります。もしかしたら口調の強い表現を使われたり、誰から誰への苦情なのかがはっきりとわかってしまう内容になっていたりするかもしれません。それではトラブルの元になってしまうので、配布前に注意喚起文を確認させてもらうと良いでしょう。

弁護士に相談する

中には管理会社に相談しても解決しない場合もあります。そのときは、別の対策を講じなければなりません。その一つの方法として、弁護士に相談するというものがあります。この方法はトラブルを当人同士では解決できない場合におすすめです。第三者を挟むことで中立的な立場から仲裁してもらうことができ、トラブルが解決に向かう可能性が高まります。しかし、事態が大きくなって裁判を起こすことになると、莫大な費用と手間、時間がかかります。さらに、弁護士を立てると円滑な解決とは言えません。この方法を選ぶ前に、本当に弁護士を立てることには賞賛があるのかをよく検討する必要があるでしょう。

部屋の防音機能を高める

マンションで上の階からの騒音に悩まされている場合は、部屋の防音機能を高めると効果があるかもしれません。市販の防音材や吸音材を部屋の壁や天井に取り付けるだけでかなり音漏れを防ぐことができます。防音材よりもさらに効果を高めたい場合は、部屋をリフォームするのも有効です。しかし、リフォームをするには高額な費用がかかります。さらに、マンションの場合は勝手に自由なリフォームはできない場合が多いです。そのマンションに長く住み続けるかもわからないので、まずは市販の防音材を取り付けて様子を見てみましょう。

耳栓やイヤホンを使う

騒音がひどい場合や、直接的な対策を講じても効果がなかった場合には、耳栓やイヤホン、ヘッドホンによって音を遮断するのも一つの方法です。中にはノイズキャンセリングという機能がついているイヤホンもあり、周囲の音をシャットアウトしてくれます。素材がポリウレタンからできている耳栓は特に遮音性能が高いのでおすすめです。

引っ越しを検討する

さまざまな対策を行っても騒音を抑えることができず、ストレスを感じる場合は、引っ越しを検討してみましょう。しかし、引っ越し先でも再び騒音問題に悩まされる可能性もあります。引っ越し先を決める前に、騒音被害はないかよく確認しておく必要があるでしょう。

まとめ

今回は、マンションの上の階からの騒音問題やその対策方法について紹介してきました。マンションに住んでいると、生活音や機械音などさまざまな騒音に悩まされることがあります。ある程度の騒音は仕方ないですが、マンションは多くの人が共同で生活する場所です。互いに配慮して、迷惑な騒音は発生させないようにすることが大切です。