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2025/11/27マンションの騒音がどこからか分からない?音の伝わり方と対策を解説
- 不動産の知識
- その他
「マンションの騒音に悩まされているけど、何の音がどこから聞こえているのか分からない」と困っている方は多いのではないでしょうか。
マンションの騒音はあちこちで反響するため、どこから聞こえてくるのか分かりにくいという特徴があります。騒音に悩まされないようにするには、問題解決に向けた情報収集を行うとともに、マンションの選び方のポイントを押さえておくことが大切です。
この記事ではマンションの騒音の特定が難しい理由や、騒音の主な原因、問題解決に向けた情報収集と確認方法、騒音対策に役立つマンションの選び方について解説します。

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- マンションの騒音は振動を通して伝わるため、発生源を特定しにくい。
- 騒音に悩まされたときは、音の性質や状況をメモしておくことが大切である。
- 自分でできる騒音対策をするのはもちろん、騒音に悩まされにくい物件を選ぶことも必要となる
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
Contents
マンションの騒音の原因は上の階とは限らない!?

マンションにはたくさんの人が住んでいます。そのため生活音が気になることもあるかもしれません。
マンションの騒音と聞くと、上の階に住んでいる人の生活音をイメージする人が多いでしょう。
しかし、本当にそうなのでしょうか。もしかしたら、その騒音は別のところから聞こえているものかもしれません。今回は、マンションの騒音はどこから聞こえてくるのかについて紹介していきます。
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マンションの騒音はどこから来るのか?その特定が難しい理由

マンションで騒音が聞こえてきたら、大体上の階が原因だと思うでしょう。
しかし、実際はそうとは限りません。音はさまざまな方向から聞こえてきます。
どのような音がするのかというと、例えばドシドシと歩く音や子どもが飛び跳ねる音、ドアを開け閉めする音、家具を動かす音など、さまざまな音があります。
これらは振動を通して伝わるものなので、「固体伝播音」といいます。実はこの固体伝播音はどこから聞こえているのか特定しづらいという特徴があります。
なぜ特定しづらいのかというと、固体伝播音はコンクリートに直接振動して音が伝わるからです。
部屋と部屋はコンクリートの壁を境に繋がっています。そのため、振動は周辺の住戸に簡単に伝わってしまうのです。
これは、マンションがコンクリート造りか木造化にはあまり影響を受けません。
騒音が気になる人は入居する際にそのマンションが鉄筋コンクリート造りか木造かを確認するでしょう。
しかし、固体伝播音は響きやすいため、鉄筋コンクリート造りでも音が漏れてしまうことがあります。
このように、あちこちの音が響くため、どこから聞こえてきた騒音なのかを判断するのは簡単ではないのです。
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マンションの騒音にはどのようなものがあるのか?

子どもが歩く音
マンションの騒音問題でいちばん相談が多いのが子どもの足音です。
子どもは家の中で走り回ったり、ジャンプしたりすることがあるので、騒音につながりやすいです。
この音は床への衝撃によって発生するもので、発生源を特定しづらいという特徴があります。
上の階、隣の部屋、斜め上の部屋の人といった場合があります。
大人の足音
騒音の原因と聞くと子どものイメージがあるかもしれませんが、大人の足音も騒音として問題になることがあります。
大人の場合は子どものように家の中で飛び跳ねたりすることはありませんが、体重が重い分静かな足音でも響きやすくなってしまうのです。
かかとから歩く人の場合は特に響きやすいです。
住人の生活音
足音だけでなく、他にもさまざまな行動が騒音につながります。
例えば、重いものを運んだ衝撃によって騒音が発生することがあります。
実際に、段ボールを床に置いたときの音が原因で騒音問題に発展した事例がありました。
他にも、家の中で運動やストレッチ、筋トレを行うと、その騒音が周囲に響いてしまいます。
部屋の中で筋トレを行う場合には、周囲への騒音に配慮して、迷惑にならない時間帯に行うと良いでしょう。
また、普段の何気ない行動が騒音につながる場合もあります。
例えば、扉を開け閉めする音は意外と響きやすいです。
キッチンの戸棚やクローゼット、部屋の扉などを開け閉めするときは、強く閉めるのではなく優しく開閉するように心がけましょう。
配管やポンプ装置から出る音
配管やポンプ装置から発生する音も騒音の原因となります。
例えば、配管の振動やポンプの作動音が周囲の住戸に響くことがあり、実際にこれらの音が原因で騒音問題が発生した事例もあります。
電車や車などが通る音
騒音はマンションの内部から聞こえてくるとは限りません。
廊下や窓の外から聞こえてくる場合もあります。
例えば、駅の近くに住んでいると、電車が通る音が騒がしく感じられることがあります。
電車は夜も遅くまで運行しているので、騒がしすぎて寝付けない人もいるでしょう。
また、近くに大きな道路がある場合、自動車やバイクなどの騒音も気になります。
自動車やバイクの音は比較的対策がしやすいですが、電車の音は振動として伝わるため、対策が難しいことがあります。例えば、窓に遮音シートを貼ったり、厚手のカーテンを使用したりすることで、一定程度の音を遮ることができます。
しかし、電車の音は対策するのが難しいです。
それは、電車の音は自動車やバイクと違って振動として伝わるからです。
車が発する騒音はエンジン音などですが、電車は線路を走る振動が騒音として伝わってきます。
このような振動による音は、騒音の元凶となる振動そのものを抑えることができないので対策が難しいかもしれません。
人の話し声やペットの鳴き声
隣人の話し声や、ペットの鳴き声、ペットの足音などが騒がしく感じることがあります。
特に高い声は響きやすいので、女性の笑い声やペットの鳴き声は騒音となりやすいです。
これらは空気を伝わって聞こえる音なので、遮音シートなどの防音グッズで対策できます。
防音グッズはインテリア用品店やホームセンターで購入できます。
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騒音問題の解決に向けた情報収集と確認方法

マンションでは騒音がさまざまな方向に響きやすいので、発生源を見つけるのが難しいです。
しかし、騒音の原因を突き止めて解決したいと思う人も多いでしょう。ここからは、騒音の発生源を発見するために確認すべき点を紹介していきます。
どのような音だったかをメモしておく
まずは、聞こえた音についてメモしておきましょう。
いつ頃聞こえたか、どのような音だったか、どれくらいの音量だったかをメモしておくと、後で第三者に伝えるときに説明しやすくなります。
しかし、口頭で説明すると説得力に欠けてしまうので、録音することができればなお良いです。
周辺の居住状況を把握しておく
次に、日頃から周囲の住人の居住状況を把握しておきましょう。
隣の部屋が空き部屋なのか、一人暮らしか、子どもはいるかなどを知っておけば、騒音トラブルが発生したときにその発生源を発見しやすくなります。
しかし、思い込みで相手を問い詰めないように、明確な証拠がないうちに文句を言いに行くような行動は取らないようにしましょう。
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マンションの騒音問題への対処法

マンションの騒音問題は、例え原因が分かったとしてもすぐに解決するとは限りません。そのため、原因となる騒音が収まるのを待つだけでなく、騒音を軽減できる対策を検討しましょう。
ここではマンションでできる騒音への対処法を5つご紹介します。
防音シートを使う
防音シートは、音を吸い込む吸音効果と、音を遮る遮音効果を併せ持つシートです。外からの騒音が室内に入るのを防ぐのはもちろん、室内からの音が外部に漏れるのを防止する効果も期待できます。
防音シートには、シールのように壁に貼り付けるタイプや、断熱性も期待できるフェルトタイプ、壁を傷つけずに設置できるつっぱり棒タイプなど、さまざまな種類があります。簡単に取り付けたいならシールタイプ、冷暖房効率アップも期待したいのならフェルトタイプなど、ニーズや目的に合わせて選ぶと満足度が高いでしょう。
ただし、防音シートは簡単に取り付けられる一方で、本格的な防音工事に比べると遮音性や吸音性が劣ります。防音シートだけでは物足りないと感じたら、遮音シートと組み合わせて設置する方法や、防音工事を検討した方が良いでしょう。
防音フィルムを貼る
防音フィルムは、防音効果を期待できる素材で作られた窓用シートです。窓全体に防音フィルムを貼り付けることで、電車や車の走行音、外を歩く人の話し声などを緩和する効果が期待できます。
防音フィルムは、ホームセンターやインターネット通販で購入できます。ただし、製品を選ぶときはフィルムの素材に気を付けなければなりません。特に注意したいのは、用途の異なるプチプチフィルムや飛散防止ガラスフィルムと間違って購入してしまうことです。
どちらも防音フィルムと同様、窓に貼り付けて使うタイプですが、プチプチフィルムは断熱用、飛散防止ガラスフィルムはガラス割れの被害防止を目的にしたものです。これらを防音フィルムとして使用しても音を防げません。購入する際は、用途に合っている製品かどうかをチェックすることが大切です。
また、防音フィルムは窓専用のものを購入するのが基本です。専用品以外のものを使用すると、窓からの採光や眺望を妨げる恐れがあります。透明性の高い、窓用のフィルムを選びましょう。
遮音・防音カーテンを取り付ける
遮音カーテンは、外からの音を遮断する効果のある特殊なカーテンです。通常よりも厚みのある生地を採用し、かつ表面に特殊なコーティングを施しているため、音を通しにくい仕様になっています。外からの音を防ぐだけでなく、室内からの音漏れも防ぎたい場合は、遮音と吸音の効果を兼ね備えた防音カーテンを選ぶのがおすすめです。
近年は遮音・防音カーテンのバリエーションも豊富になり、色やデザインも選べるようになってきたため、インテリアとも調和させやすいでしょう。
ただし、遮音・防音効果は、カーテンを閉めている状態でなければ発揮されません。夜間だけでなく、日中の騒音も気になる場合は、防音レースカーテンの取付も検討しましょう。
不動産ビギナーさん防音カーテン選びで気を付けたいことはなんですか?
山口智暉隙間が空かないよう、やや長めのカーテンを選ぶのがポイントです。
二重サッシや防音ガラスに付け替える
外からの騒音をより効果的に防ぎたいのなら、窓を二重サッシにしたり、防音ガラスに付け替えたりする方法がおすすめです。
二重サッシは外窓と内窓の二枚で構成された二重窓で、間にできる空気層が音を吸収します。結露対策にも有効で、断熱性の向上といった効果も見込めるでしょう。
防音ガラスは、ガラスの中にある特殊な中間膜で音の振動を吸収する性質を持っています。一枚でも効果的ですが、前述した二重サッシの外窓と内窓の両方に防音ガラスを採用すれば、より高い防音効果を期待できます。
二重サッシと防音ガラスは、どちらも一日でリフォームが可能です。ただし、防音フィルムや防音カーテンなどと比べると、費用が割高になりやすい点には注意しましょう。
また、マンションの窓をリフォームする際は、窓が共用部分なのか、専有部分なのかをあらかじめ確認することが重要です。窓はマンションにとって建物の外観や構造に関わる部分で、物件によっては共用部分と見なしているところもあるためです。
共用部分だった場合、区分所有者が勝手にリフォームすることはできません。事前に管理組合が定めた手続きを行い、許可を得る必要があります。許可なしに共用部分の窓をリフォームした場合、原状回復費用を請求される恐れがあるため、注意しましょう。
なお、共用部分の窓に関しては、マンションのオーナーが実施する大規模修繕の対象になっている可能性があります。大規模修繕は毎月支払っている修繕積立金を使って行われるため、区分所有者が新たに費用を負担する必要はありません。
家具の配置を工夫する
両隣からの騒音に悩んでいる場合は、壁際に家具(本棚やタンスなど)を設置する方法もあります。背の高い家具や、幅の広い家具を設置すると、より高い防音効果を期待できるでしょう。また、収納物はなるべく多くして密度を高めた方が防音性能がアップします。
ただし、この方法が有効なのは横方向からの騒音のみです。天井や床から伝わってくる騒音は家具の配置だけでは対策できないため、上下階に原因がある場合は他の方法を検討する必要があります。
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騒音対策に役立つマンションの選び方と周辺環境の確認ポイント

マンションにはさまざまな人が住んでいるので騒音が聞こえてくるのは仕方がないことです。
しかし、騒音が聞こえてくると快適な生活を送れず、ストレスになってしまいます。
ここからは、騒音問題をできるかぎり避けるためのマンション選びのポイントについて紹介していきます。
マンションの立地を気にする
まずは、マンションの立地が重要です。
どのくらい騒音被害を受けるかはマンションの立地によって異なります。
例えば、近くに線路や幹線道路がある場所に建てられているマンションは騒音被害を受ける可能性が高いです。
騒音被害を減らしたいのならば、周辺の環境が静かそうな場所に建っているマンションを選ぶようにしましょう。
周辺の環境は実際に確認することが重要です。購入前に現地を訪れて周辺の状況を確認したり、不動産会社に相談したりすることで、より詳しい情報を得ることができます。
マンションの材質をチェックする
マンションを購入する前にマンションがどのような材質でできているのかを確認しましょう。
一般的に建物は鉄筋コンクリート、鉄骨、木造などで作られています。
戸建て住宅は木造でできていることが多いですが、マンションの場合は木造ではなく鉄筋コンクリート造が主流です。
木造よりもコンクリートの方が防音機能が高いので、生活音の音漏れが起こりにくいです。
しかし、コンクリート造りであれば全く生活音が聞こえないというわけではないので注意が必要です。
内装材や窓の材質・構造をチェックする
内装材とは、床や壁、天井などに使われる素材の総称です。内装材にはさまざまな種類があり、それぞれ見た目や特徴に大きな差があります。
騒音に悩まされたくないのなら、床材に吸音効果に優れたクッションフロアを採用している物件や、壁の中にグラスウールなどの吸音材を充填している物件を選ぶと良いでしょう。
また、窓に関しても二重サッシを導入している物件や、遮音等級の高い窓ガラスを採用している物件を選ぶことによって、騒音リスクの軽減を期待できます。
換気口・吸気口に防音対策が施されている物件を選ぶ
多くのマンションは、壁に穴を開けて取り付けた自然吸気口から外気を取り込み、キッチンや洗面所などに設置された排気ファンによって汚れた空気を排出する仕組みです。
換気口や吸気口からは空気だけでなく音も出入りするため、窓をしっかり閉めていても、外からの音が入り込んだり、室内の音が外に漏れたりする原因となる場合があります。
とはいえ、換気口や吸気口を塞ぐと換気ができなくなってしまいます。そのため、防音フードやサイレンサーといった防音装置があらかじめ取り付けられた物件を選ぶのがおすすめです。
不動産ビギナーさん窓を閉めていても音が聞こえるのは換気口が原因だったんですね。
山口智暉いちいち開閉するのは大変なので防音装置のある物件がおすすめです。
最上階にある部屋や、角部屋を選ぶ
騒音対策として最上階の住戸や角部屋を選ぶことをおすすめします。
それは、最上階に住めば上の階からの騒音が聞こえてくる心配はないし、角部屋の部屋であれば隣接する部屋が一つになるので騒音被害に遭う可能性が低くなります。
周辺の住人の状況を把握しておく
周囲に住んでいる人の状況を入居前に確認しておくと騒音トラブルに遭いづらくなります。
実際にマンションを見学に行ったり、不動産会社に尋ねたりしてどのような人が住んでいるのか確認してみましょう。
子供がいる家庭が上の階に住んでいれば子供が走り回る音が騒音となって聞こえてくるかもしれません。
ペットを飼っている人が住んでいればペットの鳴き声に悩まされるかもしれません。
どのような人が隣人となるかを確認したうえで、騒音トラブルが多そうだと判断した場合は別の住戸を探したり、入居後に防音対策をとったりする必要があるでしょう。
不動産ビギナーさんなるべく多くの情報を集めた方が安心なんですね。
山口智暉専門家に物件の図面を確認してもらうのも効果的な手段の一つです。
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まとめ

今回は、マンションの騒音はどこから聞こえるのか、どのような音がするのかついて紹介してきました。
騒音と聞くと上の階から聞こえてくるようなイメージがありますが、実際はもっとさまざまなところから響いてきます。
コンクリート造りのマンションでも防音効果が十分だとは言えません。
そのため、入居前から騒音トラブルを防ぐために調査しておくことが大切です。
どれくらい生活音が響きそうかを調べたり、マンションの周辺の状況を散策したり、隣人の生活状況を確認したりしておくと、騒音被害を軽減することができるでしょう。
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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