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2025/11/01リースバックは銀行では直接提供できない?リバースモーゲージとの比較も紹介
- リースバック

住宅ローンの返済が厳しくなったとき、どのような選択肢があるかご存知でしょうか。家を手放さずに資金を調達する方法として注目されているのが「リースバック」です。特に銀行が関わるリースバックサービスは、信頼性が高いことから多くの方が関心を寄せています。
しかし、法的背景により銀行では直接リースバックサービスを提供できません。本記事では、住宅ローン返済が困難になった際の救済策として、銀行によるリースバックの仕組みからリバースモーゲージとの比較まで徹底解説します。
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- 銀行は法的な規制で直接リースバックを提供できず、提携会社経由で対応している。
- リースバックは売却、リバースモーゲージは担保融資と仕組みが根本的に異なる。
- 契約時は買い戻し条件や賃貸借契約など、重要事項を慎重に確認する必要がある。
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
Contents
銀行系リースバックとは?仕組みと銀行の関わり方

不動産を所有したまま資金を調達する方法として注目されているリースバックですが、銀行との関係性について疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、リースバックの基本的な仕組みと銀行がどのように関わっているかについて解説します。住宅資産を活用した資金調達方法を検討している方にとって、選択肢を広げるための重要な情報となるでしょう。
リースバックの仕組みと流れ
リースバックは、所有する不動産を売却して現金を受け取りながら、そのまま住み続けられる仕組みです。不動産をリースバック運営会社に売却し、同時に賃貸借契約を結ぶことで実現します。
リースバック利用の流れは、まず相談・仮査定から始まります。この段階で固定資産税額や管理費の情報を準備しておくとよいでしょう。次に物件調査が行われ、図面との相違が確認されます。ここで経済条件の調整も可能です。
その後、不動産売買契約と賃貸借契約を締結します。契約時には賃貸借契約の種類や期間、将来的な買い戻し条件をしっかり確認することが重要です。契約完了後は売買決済が行われ、賃貸が開始されます。
リースバックは老後資金の確保や住宅ローン返済負担の軽減に有効です。ただし、売却価格が市場価格より安くなる傾向があるため、複数の会社に相談して比較検討することをおすすめします。
銀行が直接リースバックを提供できない法的背景
銀行ではリースバックを直接提供できません。その理由は、銀行法による「他業禁止」の規制にあります。リースバックは不動産売買と賃貸借契約という2つの業務を同時に行う必要がありますが、銀行法第12条では銀行業務と関連性が低い事業への参入が制限されています。不動産業は銀行本来の金融業務とは異なるため、銀行が直接運営はできません。
また、宅地建物取引業に関する免許も必要となりますが、銀行はこの免許を取得できない仕組みです。リバースモーゲージは融資という金融サービスであるため、銀行で提供できます。ただし、銀行が全く関与できないわけではなく、宅建免許を持つ不動産会社と提携してリースバックサービスを間接的に提供する銀行もあります。
不動産ビギナーさん銀行が不動産取引をしてはいけないという法律があるのですね。
山口智暉その通りです。だから銀行は不動産会社と提携し、サービスを間接的に提供する形になります。
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リースバックとリバースモーゲージの違いを徹底比較

リースバックとリバースモーゲージは、どちらも自宅に住み続けながら資金を得る方法です。ただし、仕組みや特徴には重要な違いがあります。ここでは、両者の根本的な仕組みの違いと併せて、それぞれが向いている人の特徴とメリット・デメリットについて詳しく解説します。
リースバックとリバースモーゲージの違い
リースバックとリバースモーゲージは、どちらも自宅に住み続けながら資金調達できる方法ですが、根本的な仕組みが異なります。リースバックは自宅を売却して賃貸借契約を結ぶ不動産取引です。リバースモーゲージは自宅を担保とした融資で、所有権はそのまま維持できます。
リースバックは不動産取引のため、銀行法の他業禁止規制により直接提供できません。リバースモーゲージは融資という銀行本来の業務であるため、多くの金融機関で取り扱いがあります。両者は所有権の有無、資金調達方法、対象年齢や同居者条件など、さまざまな点で特徴が異なるため、自身の状況に合わせた選択が重要です。
不動産ビギナーさん所有権を失うかどうかが、大きな違いで、とても重要だと感じました。
山口智暉所有権維持はリバースモーゲージの最大の利点です。ただし、担保の評価額が下がるリスクはあります。
向いている人の特徴と選ぶべき状況
リースバックは、まとまった資金を必要とする人に適しています。住宅ローンの完済や老後資金の確保、事業資金の調達が目的の場合に検討価値があります。金融審査がないため、リバースモーゲージの審査に通らなかった方でも利用できる可能性が高いでしょう。
リバースモーゲージは、リフォーム資金のような一時的に必要な資金が少額の場合や期間限定で資金を必要とする方に向いています。また、自宅の所有権を維持したい方にも適しています。リースバックでは所有権を手放すため、自由なリフォームができないだけでなく、賃貸契約である以上、将来にわたって確実に住み続けられる保証はありません。
どちらを選ぶかは、資金ニーズの大きさや期間、所有権の維持の重要性を総合的に考慮して判断しましょう。
メリット・デメリットの比較
リースバックとリバースモーゲージを比較すると、明確な違いがあります。リースバックは自宅を売却して資金を得る方法で、売却資金の使途が自由で固定資産税といった維持費が不要になる点がメリットです。一方、所有権を手放すことや売却価格が市場価格より低くなりがちな点がデメリットとして挙げられます。
リバースモーゲージは自宅を担保に融資を受ける方法で、所有権を維持できるメリットがありますが、固定資産税のような維持費は継続して負担する必要があります。また、資金使途が限定されているのも特徴です。
リースバックは年齢制限がなく、資金使途も自由であるのに対して、リバースモーゲージは「50歳以上」「60歳以上」といった年齢制限があるケースがほとんどです。
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主要銀行のリースバック関連サービス

銀行法の規制により直接的な提供はできませんが、多くの金融機関では顧客ニーズに応えるために間接的なアプローチを取っています。ここでは、メガバンクと地方銀行それぞれの対応状況、さらに銀行以外の専門事業者によるサービス内容について詳しく解説します。
メガバンク(みずほ銀行・三井住友銀行・りそな銀行)のサービス
銀行は銀行法の規制により、リースバックサービスを直接提供できません。しかし、顧客のニーズに応えるため、提携会社を通じた間接的なサービス提供を行っています。
みずほ銀行はグループ会社のみずほ不動産販売を通じて、住み続けながら資金調達できる選択肢を紹介しています。三井住友銀行はグループ内の三井住友トラスト不動産と連携し、リースバック関連の相談に対応可能です。りそな銀行もグループ会社を通じた不動産活用コンサルティングを展開しています。
これらのメガバンクは、高齢者向けの住宅資金調達手段としてはリバースモーゲージを中心に提供し、リースバックは外部企業への紹介という形態を取っています。提携先との連携により、顧客の資産状況や将来設計に応じた総合的な提案ができるのが特徴です。
ただし、メガバンクが関わる場合でもリースバックの実施主体は提携する不動産会社や専門業者となるため、サービス内容や条件は提携先によって異なります。
地方銀行(常陽銀行・七十七銀行・福島銀行)のサービス
地方銀行でもメガバンク同様、銀行法による他業禁止の規制からリースバックを直接提供するのは不可能です。ただし、地域に根差した金融機関として、提携企業を通じたサービス展開を行っています。
常陽銀行は茨城県を拠点とする地方銀行で、セゾンファンデックスや香陵住販といった企業と提携してリースバックサービスを紹介しています。また、住宅金融支援機構の「リ・バース60」を活用した「常陽リ・バース60」というリバースモーゲージも提供しており、住宅資産活用の選択肢はさまざまです。
七十七銀行も仙台市に本拠を置く地方銀行として、セゾンファンデックスとの提携によりリースバックを紹介しています。福島銀行はSBIスマイル株式会社と提携し、顧客からリースバックの相談があった場合、SBIグループの不動産会社を紹介する形でサービスを展開しています。
これらの地方銀行は、リースバックを銀行自体が提供するのではなく、提携企業への「紹介」という形で対応しているのが共通点です。顧客との距離の近さを活かしたサービス提供が地域密着型の金融機関ならではの特徴といえるでしょう。
銀行以外(セゾンファンデックス・SBIスマイル)のサービス
セゾンファンデックスはクレディセゾンのグループ会社として、不動産担保ローンを中心とした貸金業を行っています。ノンバンクであるため銀行法の制約を受けず、宅地建物取引業法の免許を取得した上でリースバックサービスの提供が可能です。
SBIスマイルはSBIグループの不動産会社で、リースバックを主力サービスとして展開しています。銀行ではなく宅建業免許を持つ会社であるため、直接リースバックが可能です。また、福島銀行とも提携してリースバックサービスを提供しています。
小規模業者より大手企業のほうが財務状況は安定しており、途中で物件を売却するリスクも低いでしょう。
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リースバックの利用プロセスと注意点

住宅ローンの返済が困難になった場合や老後資金を確保したい場合、リースバックは有効な手段となりますが、契約内容によっては将来的な居住権や資産価値に大きく影響します。銀行が直接提供できないリースバックサービスは専門業者との契約となるため、特に契約内容や将来的な選択肢について十分な知識が必要です。
ここでは、リースバック利用の手順から契約時の重要ポイント、契約終了後の選択肢、他の代替手段まで、資金調達における重要な判断材料について解説します。
リースバック利用のステップと準備するもの
リースバックを利用する際は、まず複数のリースバック会社に査定を依頼し、条件を比較検討します。無料相談から始め、売却金額と家賃のバランスが良い会社を選びましょう。次に簡易査定を受け、その後、実際に物件を見る訪問査定で詳細な条件を確認します。
準備する書類は、本人確認書類、住民票、固定資産税納税通知書、権利証または登記識別情報通知などです。査定結果が提示されたら、売却価格と家賃を確認し、保証会社の審査を受けます。条件に合意できれば不動産売買契約と賃貸借契約を締結し、物件の引き渡しと同時に賃貸借が開始されます。契約書の内容、特に契約の種類や買い戻し条件は慎重に確認しましょう。
リースバック契約における重要な確認ポイント
リースバック契約時には、トラブルを防ぐために確認したい重要なポイントがあります。まず、「賃貸借契約の種類」を確認しましょう。普通借家契約なら更新可能ですが、定期借家契約は更新できないため住み続けられる期間が限定されます。「売却価格の妥当性」も重要です。市場相場と比較して不当に安くないか、複数の業者に査定を依頼して判断しましょう。
「買い戻し条件」については、将来自宅を買い戻したい場合、いつまでにいくらで買い戻せるか契約書に明記することが必須です。「賃料の支払い能力」も検討し、長期的に無理なく支払い続けられるか計算しましょう。「修繕・設備更新の負担」も契約前に明確にすることで、入居中のトラブルを未然に防げます。
リースバック契約終了後の選択肢と出口戦略
リースバック契約が終了した際には、主に3つの選択肢があります。
1.再契約
同じ家に住み続けられます。普通借家契約なら更新が前提ですが、定期借家契約の場合は再契約となり、家賃の値上げなど条件変更の可能性があるため注意が必要です。
2.引っ越し
長期間リースバックを利用していると家賃条件が悪化する恐れがあるため、より良い物件が見つかれば移転を検討する価値があります。ただし、一度退去すると買い戻しの権利は失われます。
3.買い戻し
経済状況が改善したタイミングでマイホームを再取得できます。ただし、通常は売却時より高い価格設定となるため、事前に契約内容を確認し、十分な資金計画を立てることが重要です。
住宅ローン返済困難時の他の選択肢
住宅ローンの返済が困難になった場合、リースバック以外にも検討できる選択肢がいくつかあります。まずは、金融機関への相談が有効です。住宅金融支援機構では返済期間の延長(最長15年)や元金据置期間の設定(最長3年)といった対応が可能です。早めに相談することで、返済計画の見直しや一時的な返済猶予のような柔軟な解決策を見つけやすくなります。
借り換えも効果的な方法です。現在より金利の低い住宅ローンに借り換えることで、毎月の返済額を減らせる可能性があります。ただし、借り換えには諸費用がかかるため、慎重な検討が必要です。最終手段として任意売却も選択肢です。競売に比べて市場相場に近い価格で売却しやすく、残債務も減らせます。
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まとめ

銀行法の制約により銀行は直接リースバックを提供できませんが、多くの銀行が提携先を通じてサービスを展開しています。リースバックとリバースモーゲージの根本的な違いやメリット・デメリット、適している状況を比較し、住宅資産活用の選択肢を検討しましょう。
リースバックは自宅を売却して資金を得ながら住み続けられる方法で、住宅ローンの返済困難や老後資金確保に有効です。リバースモーゲージと違い審査は簡易で、年齢制限もありません。
リアルエステートの「おうちのリースバック」は高額買い取りを目指し、市街化調整区域や再建築不可物件も対応可能です。ご相談から売却、その後の生活設計まで総合的にサポートするため、ぜひご相談ください。
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
