不動産査定は無料でできるのか、有料なのか

目次

  1. 不動産査定って費用がかかるの?
  2. 不動産査定は無料なのか、有料なのか
  3. 無料の査定と有料の査定とどちらを選べば良いのか
  4. なぜ不動産査定は無料でできるのか
  5. 不動産査定に関する注意点
  6. 不動産の無料査定には一括査定がおすすめ!
  7. まとめ

不動産査定って費用がかかるの?

不動産を売却するときには、不動産会社に相談に行く、査定をしてもらう、媒介契約を結ぶ、買い手を探す、売買契約を締結する、決済して引渡すという流れがあります。
このように、不動産を売却するときには必ず査定を受けることになりますが、査定のためにはいくらかかるか知っていますか。
今回は、不動産査定は無料でできるのか、有料なのかについて説明していきます。

不動産査定は無料なのか、有料なのか

不動産査定とは、不動産をいくらで売却できるのかを事前に審査することです。不動産の査定には無料のものと有料のものがあります。どちらも不動産の市場価値を測るためのものですが、実は無料の査定と有料の査定には違いがあります。まずは無料の査定と有料の査定についてそれぞれ見ていきましょう。

無料の査定とは

不動産の査定にはまず無料で行ってもらえる査定があります。無料の査定を依頼したい場合は不動産会社に行きます。無料の査定は不動産会社の営業担当やAIが行います。無料査定には「机上査定」と「訪問査定」の二種類があります。一つ目の机上査定とは、不動産の物件情報から資産価値を査定するものです。不動産の間取りや築年数から資産価値を算出します。「机上」という言葉からもわかる通り、この査定では実際に不動産を見に行くことはありません。そのため、机上査定は今すぐに不動産を売却したいわけではないけれど、おおよその売却価格を知りたいという人におすすめです。

一方、訪問査定とは、実際に不動産がある現地を訪れて査定する方法です。対象の物件だけではなく周囲の状況まで審査します。やはり実際に現地に行って査定する訪問査定の方が机上査定より正確な結果を出すことができます。そのため、机上査定と訪問査定の金額がずれることがあります。訪問査定は実際に不動産の売却を考えていて、できるだけ正確な売却価格を知りたいという人に向いています。

有料の査定とは

有料の査定でも、無料の査定と同じように不動産の資産価値を知ることができます。有料の査定だから高い値段をつけてもらえるといったことはありません。有料の査定とは、つまり不動産鑑定のことです。そのため有料査定をするときは不動産会社ではなく不動産鑑定士の事務所に依頼をします。不動産鑑定士は国家資格です。無料の査定とは違って、不動産鑑定士という専門家に依頼をするため有料になってしまうのです。有料の査定は不動産鑑定士という専門家による証明になります。そのため、相続の際に不動産の査定結果を裁判所や税務署に提出するときなどに利用します。

無料の査定と有料の査定とどちらを選べば良いのか

それでは、無料の査定と有料の査定では、どちらを選べば良いのでしょうか。実は、査定の目的によって無料の査定と有料の査定を使い分ける必要があるのです。
一般的に、不動産を売却するためには無料の査定を利用します。「有料」と聞くとその方が精度が高いように感じますが、無料査定と有料査定の違いは制度ではありません。査定の目的が異なるのです。無料査定では、家を売却するときにはいくらで売れるかを不動産会社に提示してもらうものでした。つまり、不動産を売却するためにはこれで十分なのです。一方、有料の査定の結果は公的な書類に利用することができるものでした。不動産の売却にそのような書類は必要ありません。
つまり、不動産を売却したい場合は無料の査定を、裁判所などに提出したい場合は有料の査定を選択すれば良いのです。

なぜ不動産査定は無料でできるのか

不動産会社による査定は無料で行うことができます。その理由は、不動産会社はできるだけ多くの人に不動産を売却してもらいたいからです。不動産会社は不動産を売却してくれる人がいないと利益を得ることができません。不動産会社は不動産の売り手を見つけ、買い手を探し、その両者を結びつけることで仲介手数料を得ているのです。これが不動産会社の収入源となっています。つまり仲介手数料を得るためには、不動産を売却してくれる人がいなければ始まらないのです。そこで不動産査定を無料で行うことで、売り手との接点を増やそうとしているのです。もし査定にお金がかかるのであれば、査定に行くことをためらってしまう人も多いでしょう。しかし無料で査定してもらえるならば、気軽な気持ちで不動産会社に赴くことができます。それによって不動産会社は査定依頼者に対して営業することができるのです。そのときに出される査定の結果は少し高額に提示されることが多いです。なぜなら高額で売れるとわかった方が、売り手は不動産を売ろうと思うからです。このような営業的な目的があるため、不動産会社は無料で査定を行ってくれるのです。

不動産査定に関する注意点

査定額は絶対ではない

査定の結果は絶対ではありません。つまり査定で提示された市場価値で不動産を売買できるとは限らないのです。それは無料の査定であっても有料の査定であってもそうです。査定の結果というのは、不動産会社や不動産鑑定士が「この不動産は3か月以内であればこの価格で売れるだろう」と予測した結果でしかありません。実際の価格は売却を依頼する時期や不動産会社によって異なります。時が経てば不動産の劣化は進むし、市場の相場も変動し得るからです。
さらに、無料の査定と有料の査定では査定の出方が異なります。無料の査定は査定額が高めになる一方、不動産鑑定士の査定は査定額が低めになるのです。それは、両者の査定には目的の違いがあることが原因です。不動産会社が無料の査定を行うのは、それが営業の一環になっているからでした。できるだけ高く売れるように見せたほうが利用者は不動産の売却に踏み切るでしょう。そのため、不動産会社による無料査定では査定結果が高額になりやすいのです。
一方、不動産鑑定士の有料査定にはそのような営業の目的はありません。不動産鑑定士が一番大切にするのは損失を出さないことです。相続問題などで正確な不動産の価値が必要になったときに損失が生じないように、できるだけ低めに見積もっておくのです。

このように、査定の結果は査定を依頼する相手や依頼する時期によって異なります。必ずしも査定結果で提示された価格で売却できるとは限らないことを理解しておきましょう。

信頼できる相手に査定を依頼する

不動産を査定するときには信頼できる相手に依頼するようにしましょう。
不動産会社には戸建ての取扱実績が多い会社や、マンションの売買に強みがある会社などがあり、それぞれ特徴があります。つまり、査定のときにも不動産会社によって得意な物件、不得意な物件があるのです。もし不動産会社の不得意な物件の査定を依頼してしまうと、正しい結果を出してもらえない危険性があります。 これは有料の査定のときも同様で、不動産鑑定士にも得意な物件、不得意な物件があります。有料の査定の場合は特に、公的な書類のために必要になるため、査定結果のずれが大きいと困ってしまいます。最悪の場合はせっかく出してもらった結果を利用できなくなってしまいます。
そうならないように、査定の際は信頼できる不動産会社、不動産鑑定士に依頼するようにしましょう。

複数の不動産会社に査定を依頼する

不動産を査定してもらうときには、複数の不動産会社に依頼しましょう。それによってより正確な売却価格を知ることができるからです。同じ不動産の査定を依頼するにもかかわらず、査定の結果は不動産会社によって異なってしまいます。その差はなんと200万円以上も異なることがあるのです。そのため、1社にしか査定を頼まないと、その売却価格が高いのか低いのかを判断することはできません。「本当はもっと高額で売却できたかもしれないのに」ということになりかねないのです。売却した後に後悔することがないように、査定は複数の不動産会社に依頼しましょう。最低でも3社以上に依頼した方が良いです。
また、査定を依頼した場合には査定結果ばかりではなく、担当者の対応なども比較しましょう。実際に不動産を売却することになったら、その営業担当と長く関わることになります。より親身で丁寧な対応をとってくれる担当者がいる不動産会社の方が、自分の希望に合った売却活動ができるでしょう。

不動産の無料査定には一括査定がおすすめ!

不動産の無料査定を受けたくても、査定をしてくれる不動産会社はたくさんあるのでどの会社に依頼をしたら良いかを選ぶのは大変でしょう。その場合は、一括査定サイトがおすすめです。一括査定サイトでは、一度物件の情報を専用フォームに入力するだけで複数の不動産会社から査定結果を提示してもらうことができます。出された結果を比較して、希望の条件に最も合った不動産会社を選べば良いのです。もちろん、もし査定結果に納得することができなければ売却する必要はありません。
不動産を売却しようかどうか、どの不動産会社で売却しようかと悩んだ場合には、一括査定を利用してみてください。

まとめ

今回は、不動産査定は無料でできるのか、有料なのかについて説明してきました。不動産査定には無料のものも有料のものもありますが、利用する目的と依頼する相手が異なっていました。不動産を売却するときには不動産会社による無料査定を、法的な書類が必要な場合には不動産鑑定士による有料の査定を利用します。このように、無料の査定と有料の査定では利用目的が異なるので間違えないようにしましょう。


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