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最終更新⽇時

2023/09/29

ファイナンスリースの仕組みを簡単解説!メリット・デメリットを総まとめ

  • その他

何か機械設備を購入しようと思っても、購入金額が高いと資金を用意するのが難しいかもしれません。
そのようなときにリースを利用すると、機械設備をお得に利用できることがあります。
今回は「ファイナンスリース」について説明します。
みなさんは「ファイナンスリース」について聞いたことはありますか。
「ファイナンスリース」は「リース」とは異なるのでしょうか。

ファイナンスリースの仕組みを知って、お得に機械設備を導入できるようにしましょう。

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記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

リースとは

そもそもリースとは、機械設備などをリース会社から借りて利用するという仕組みです。

使いたいものがあるけれど購入する必要はない、または購入してしまうとデメリットがあるという場合にリースが役に立ちます。

利用したい物品をリース会社が購入し、利用者はリース会社にリース料金を支払って物品を利用していきます。

リースの対象は幅広いですが、コピー機やパソコンのような機器や、自動車などが対象になります。


リースには大きく分けると2種類あります。
ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」です。

2つある「リース」のうち、今回はファイナンスリースについてご説明していきます。

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ファイナンスリースとは?

ファイナンスリースの基本概念

ファイナンスリースは、リースの中の一つです。
「ファイナンス(金融)」という言葉が指すように、金融として行われるリース契約のことです。
利用者が導入を希望している機械設備をリース会社が代わりに購入し、利用者に貸し出すという仕組みになっています。
つまり、ファイナンスリースにおける登場人物は「利用者」、「リース会社」、「メーカー」の3者です。
メーカーが製造したものをリース会社が購入し、利用者に貸し付けるのです。

さらに、ファイナンスリースはリース期間の後になると所有権がリース会社から利用者へ移転するものと、そのままであるタイプの契約があります。

代金の流れを見ると、リース会社は利用者の購入代金を立て替えているということになるのです。
リース会社が立て替えてくれた代金を、利用者は毎月リース料として支払っていきます。
リース料には、機械設備の購入代金とリース期間中の利息分、固定資産税、損害保険料が含まれています。
その結果、リース料金は購入価格より少し高く設定されることが多いです。
また、リース期間中にかかる物件の維持費・管理費も利用者負担になります。

ファイナンスリースは途中で解約することができません。
もし解約ができたとしても、違約金を請求されることになります。
その額は、リース料の支払い残額分になるので、途中解約をすることは金銭的に損になってしまいます。

ファイナンスリースの対象物とその範囲

ファイナンスリースの対象には、船舶や飛行機、コンテナなどが含まれます。
その他にも、以下のようなさまざまな物品がファイナンスリースの対象になります。

  • 電話設備などの事務用機器
  • パソコンなどの情報通信機器
  • 自動販売機
  • 農業用機械器具
  • 産業用ロボット、工場機器
  • フォークリフト輸送用機器
  • クレーン、ブルドーザーのような土木建設機械
  • MRI装置、内視鏡などの医療機器
  • 太陽光発電設備、風力発電設備などのエネルギー設備
  • 立体駐車場設備

ファイナンスリースの流れと手続き

続いて、ファイナンスリースの流れをご説明します。

リース物品の選定

まずはリースしたい物品を選定します。
また、信頼できるリース業者を選び、自分に最適な提案をしてくれる業者を見つけましょう。

リース契約の締結

リース業者へ行き、見積もりを出してもらいます。
リース業者からの提案に納得したら、契約手続きを行います。
契約にはリースの期間などが定められます。
任意の期間を設定しましょう。
長期間にしすぎて、途中で解約したくなってもそれは難しいので注意しましょう。

物品の購入と支払い

リース会社が物品の資金を調達し、メーカーに代金を支払います。
その後、メーカーに代金を支払い、希望する物品を購入します。

利用開始とリース料の支払い

借り手は毎月リース料を支払っていきます。
それによって物品を利用することができます。

保険や税金に関する手続きは全てリース会社の任務であり、借り手はそれらの手間を取らずにすみます。

リース期間終了後の対応

リース期間が終了する頃に、契約期間終了後のやり取りについてリース会社から連絡がきます。
リース期間が切れた後には、再度リース契約を結んで契約を延長するか、契約を終了し借りていた物品を返却するかのどちらかになります。
そのどちらにするかは借り手が決めることができます。

物品の返却が選ばれた場合、貸主は物件を市場へ売却するか廃棄するかを選びます。
物品にまだ価値が残っていれば売却することで売却益を得て、もし価値が低くなってしまっていたら処分をします。


ファイナンスリースはこのような流れで進んでいきます。

ファイナンスリースのメリット

ファイナンスリースにはいくつかのメリットがあります。
どのようなメリットがあるのかを、ファイナンスリースに関わるそれぞれのアクターの立場から見ていきましょう。

借り手のメリット

  • 1. 購入資金がなくても希望の物品を利用することができるようになる
  • 2. リースの期間を調整することで常に新しい設備を利用することができる
  • 3. 購入するよりもリースの方が審査のハードルが低い
  • 4. 固定資産税や保険を納める手間が省ける
  • 5. 購入資金を一度に支出せず、毎月のリース料で済むため、大きな支出を防げられる
  • 6. 購入のために銀行から融資を受けずに済むため、他の件に融資を使うことができる
  • 7. 物品が不要になったり老朽化したりしたときに、処分の手間がかからない

販売会社のメリット

販売会社とは、リース会社へ物品を提供することになるメーカーなどです。
メーカーにとってのファイナンスリースのメリットは、リース会社が物品を購入してくれることで利益が生まれるということです。

また、メーカーが販売する物品は価格が高く、小規模な会社とは取引が生まれにくいです。
しかし、リース会社を通せばそのような会社とも取引することができ、接点を増やすことができます。

リース会社のメリット

リース会社には、借り手が支払ってくれるリース料から利益を得ることができるというメリットがあります。
リース料には購入代金の他に金利、税金、保険料が含まれており、リース会社の利益となります。

ファイナンスリースのデメリット

ファイナンスリースにはさまざまなメリットがある一方、次のようなデメリットも存在します。

  • 1途中で解約することができない
  • 2オペレーティングリースと比較すると、一ヶ月あたりのリース料の支払いが高くなる
  • 3リースした物品の購入代金に利息などが追加されるため、支払い総額が増えてしまう
  • 4仕訳処理がオペレーションリースよりも煩雑である

ファイナンスリースを検討する際には、これらのメリットやデメリットをよく理解してから行うようにしましょう。

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オペレーティングリースとの違い

ここまで、ファイナンスリースについて見てきました。
しかし、リースには大きく分けると2種類ありました。
それは「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」です。
この2つの違いはなんでしょうか。

リース料の仕組みが異なる

いちばんの相違点は、リース料の仕組みです。
オペレーティングリースでは、物品返却時に残存価値分のリース料が不要です。

一方、ファイナンスリースではフルペイアウトすることになります。
フルペイアウトとは、リース物品の購入代金に利息や税金を加えた総額を支払うことです。
そのため、オペレーションリースよりも支払い総額は高くなります。
従って、一年当たりの支払い負担もファイナンスリースの方が大きくなるのです。

途中解約の条件と対応

また、途中解約の可否も異なります。
オペレーティングリースでは途中解約ができるのに対して、ファイナンスリースでは途中解約はできません。
ただし、途中解約の可否はリース会社との契約内容によるため、契約書を確認してください。

オペレーティングリースの内容について詳しくはこちらを参照してください。

⇒ オペレーティングリースとは何か

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オペレーティングリースとは何か

最後に、リースバックとファイナンスリースを比較します。

リースバックは、資金が必要な際に資産を売却し、賃貸契約を結ぶ仕組みです。
売却することで所有権を手放し、それによって管理費や税金といった負担を逃れることができます。
対象となる資産には家やマンション、車などがあります。
リースバックの利用者には個人または法人のケースがありました。
最終的には一度売却した資産を買い戻すことも可能です。
再度契約を結び直して期間を延長することも可能ですが、それはなかなかハードルが高いです。

一方、ファイナンスリースは、リース会社に建て替えてもらって高額な設備を借りて使用するという仕組みでした。
対象となるものには機械などが多いです。
ユーザーは、法人による利用が主となります。
管理費や税金はリース料金の中に含まれています。
リースする機械設備の所有権は、リース会社にある場合も、リース後にはユーザーに譲渡される場合もあります。

譲渡される場合とは、①契約で「リースの終了後にリース品の所有権を譲渡する」という契約をした場合、②リース期間が終了した後にリース品の価値が無料同然になってしまう場合、③借り手のために特別に発注したリース品である場合の3つがあります。
また、リース期間終了後にも再リース料を払って再契約をすればリースの期間を延長することもできます。


リースバックとファイナンスリースを比較するとこのような違いがあります。

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まとめ

これまでファイナンスリースについて説明してきました。
ファイナンスリースとは、リースの一種で、利用したい設備を購入するのが難しいときに利用します。
土木建設機械や産業用ロボット、事務用機器などさまざまなものが対象になっています。
ファイナンスリースは、物品を購入した方が良いのか、リースで利用した方が良いのかを検討して、利用しましょう。
リースには「ファイナンスリース」の他にも「リースバック」や「オペレーティングリース」というものもあるので、混同しないように注意してください。

記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

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