© REAL ESTATE Co.,Ltd. All RIGHTS RESERVED.

投稿⽇時

2023/11/09

最終更新⽇時

2025/06/12

家を売って賃貸にすることはできる?リースバックについて解説します!

  • リースバック

持ち家を売って賃貸に住める?メリットは?

持ち家を売却して賃貸に住み替えることにより、さまざまなメリットが得られることがあります。上記で挙げたメリットについて詳しく説明しましょう。

①短期間でまとまった資金を手に入れることができる:

自宅を売却することで、売却代金を手に入れることができ、これは急な支出や投資に活用できます。ただし、利益が出る場合は譲渡所得税がかかる可能性があるため、税務の面でも注意が必要です。

②住宅ローンや固定資産税を支払う必要がなくなる

住宅ローンの残債を売却代金で返済できるため、住宅ローンの支払い義務がなくなります。また、持ち家の場合は固定資産税や家庭用の保険料を支払う必要がありますが、これらの負担もなくなります。

③家の修繕費や保険料がかからない

持ち家を維持するためには、修繕費用がかかることがあります。また、火災保険や地震保険などの保険料も支払う必要があります。賃貸に住み替えることでこれらの費用負担が不要になり、経済的なメリットが得られます。

④家族構成などの変化に柔軟に対応でき、自由に住み替えられる

賃貸住まいでは柔軟に住み替えが可能で、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて住居を選び直すことができます。部屋数や間取りを調整しやすいため、経済的かつ生活に適した住居を選びやすくなります。

以上のメリットを検討し、現在の状況や将来の計画に合わせて、持ち家を売却し賃貸に住み替えることが最適かどうかを判断するのが良いでしょう。

持ち家を売って賃貸に住むことのデメリット

持ち家を売却して賃貸に住み替える際に、以下のデメリットにも注意が必要です。

①家賃を支払い続ける必要がある

賃貸住まいでは、家賃を支払い続ける必要があります。特に収入が限られたり、将来の収入が不安定である場合、家賃の支払いが負担になる可能性があります。また、賃貸契約は通常2年ごとに更新され、その際には更新料も発生することに留意が必要です。

②自由にリフォームできない

賃貸物件では、所有者がオーナーであるため、自由にリフォームや改装を行うことは難しい場合があります。一部の許可を得られるリフォームも、賃貸物件としての価値を考慮して制限されることがあります。自分の好みやニーズに合わせたカスタマイズが難しいため、住環境に関する制約を受けることがあります。

これらのデメリットを考慮しながら、持ち家を売却して賃貸に住み替える際には、将来の生活状況や経済的な状況を検討し、賃貸生活のメリットとデメリットをバランスよく評価することが重要です。

持ち家が売れるタイミングは?いつから住める?

持ち家を売却して賃貸住宅に転居する流れについて解説します。

  • 不動産仲介会社との契約:まず、持ち家を売るために不動産仲介会社と契約を結びます。複数の仲介会社から提案を受け、最適な選択を行います。
  • 売却活動:不動産仲介会社が売主としての活動を開始し、潜在的な購入者を見つけるためのマーケティング活動を行います。
  • 内覧対応:興味を示す購入希望者が内覧を希望した場合、その対応を行います。
  • 売買契約の締結:最終的な購入者が見つかったら、不動産売買契約を締結します。この際、仲介手数料を支払い、所有権の移転登記などの手続きも行います。
  • 売却代金の受け取り:売却代金が支払われ、持ち家の住宅ローンが残っていれば精算を行います。

賃貸住宅に入居するまでの流れ

  • 賃貸物件の探索:新たな賃貸住宅を探します。今はオンラインで多くの物件情報を入手できるため、具体的な要件に合致する物件を選定します。
  • 賃貸借契約締結:選んだ賃貸物件について、不動産会社と賃貸借契約を締結します。契約内容を注意深く確認しましょう。
  • 引っ越し:賃貸住宅に移動します。引っ越しは契約日に応じて行われます。
  • 持ち家の売却手続き:売却した持ち家は、賃貸住宅に引っ越した後に売主に引き渡されます。そのため、引き渡し日の前にしっかりと引っ越しを終えておく必要があります。

持ち家を売却し、賃貸住宅に住み替える場合、タイミングは非常に重要です。持ち家が売れるタイミングと、理想的な賃貸物件が見つかり、引っ越しできるタイミングが必ずしも一致しないことがあります。このため、計画的なスケジュールを立てることが重要です。

また住宅ローンの残債がある場合、住み替え先の賃貸住宅の家賃と住宅ローンの支払いが重なる可能性があります。この2重の負担を避けるため、売却と引っ越しのタイミングを工夫することが大切です。

急いで持ち家を売却することは、希望する価格での売却を難しくする可能性があります。慎重な査定と相場調査を行い、適切な価格で売ることが重要です。急ぎすぎず、市場の動向を注視することも役立ちます。

住み替えに伴う引っ越し計画を事前に立て、スムーズに移動できるようにしましょう。特に、物件の探しと見つかり次第の引っ越しの調整がスムーズに行えるようにすると便利です。持ち家から賃貸住宅への住み替えは、慎重な計画と適切なタイミングが成功の鍵です。経済的な負担を最小限にし、理想の新生活をスムーズに始めるために、計画的に進めることが大切です。

リースバックなら持ち家を売ってもそのまま住める!

持ち家を売却し、賃貸物件に住み替える際のタイミング調整に役立つオプションが、リースバックです。

リースバックは、持ち家を売却し、その後賃貸借契約を締結することで、同じ住まいに留まりながらまとまった資金を得る方法です。これは不動産を有効に活用した資金調達の手段の一つです。

ただし、リースバックを利用する際には以下の点に留意が必要です

売却価格は通常の不動産取引よりも低くなる可能性がある。

賃貸料が周囲の相場より高く設定されることがある。

賃貸借契約の期間が限定されている場合があり、更新が難しいことがある。

持ち家に住宅ローンの残額がある場合、売却価格が残債を下回るとリースバックが難しい。

リースバックは、賃貸借契約に関連する家賃や貸主の変更におけるトラブルを避けるために、堅実な契約条件を提供しています。また、持ち家の売却価格と賃貸契約条件との調整を通じて、お客様の個別の要望に合った最適な提案を行います。

リースバックのデメリット

リースバックは多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。以下に、リースバックの主なデメリットについて詳しく説明します。

所有権がなくなる

リースバックを利用すると、自宅の所有権が不動産会社に移行します。つまり、売却した不動産はあなたの所有ではなくなり、買主である不動産会社が所有権を持つことになります。このため、将来的な自宅の改装やリノベーションを行う場合、所有者である不動産会社の承認が必要です。

売却価格が相場より低いことが多い

リースバックの売却価格は通常、市場価格の70〜90%程度で決められるため、通常の不動産売却よりも低くなることがあります。これは、リースバック会社がリスクを負うため、価格を抑える傾向があるためです。そのため、不動産をできるだけ高く売却したい場合には、リースバックよりも仲介業者を利用することが賢明です。

高い家賃

リースバック契約における家賃は、通常の賃貸市場の相場よりも高くなることがあります。家賃は通常、売却価格に一定の料率を適用して計算され、一般的には売却価格の8〜10%程度です。このため、家賃が高いことで生活費が増加し、経済的な負担がかかる可能性があります。賃料を滞納した場合、賃貸借契約が解除され、退去することになります。

限定的な利用条件

リースバックには特定の利用条件が設けられることがあります。例えば、住宅ローンが残っている場合、それを完済できる保証が必要な場合があります。また、リースバックの契約内容や家賃の支払い方法には制限があります。これらの条件を確認し、自身の状況に合致しているかどうかを検討することが重要です。

これらのデメリットを考慮した上で、リースバックを検討し、個人のニーズや状況に合った選択をすることが大切です。

リースバックの流れ

リースバックを利用する際の一般的な流れについて詳しく説明します。

1.査定とヒアリング

リースバックを検討する際、まずはリースバック会社に連絡を取り、査定とヒアリングが行われます。ヒアリングでは、希望する賃貸借契約期間や買い戻し条件、価格などの条件について話し合います。

査定では、不動産の現状や市場価値、物件の状態、地域の相場などが考慮され、売却価格と賃料が査定されます。

2.査定結果の提示:

査定が完了すると、リースバック会社から査定結果が提示されます。

複数のリースバック会社に査定を依頼している場合、価格や条件を比較し、最適な選択をします。

3.契約締結:

リースバックを利用することを決定したら、賃貸借契約および売買予約契約が締結されます。賃貸借契約は通常の賃貸契約と同様に、契約期間や家賃の支払い方法、責任事項などが明記されます。売買予約契約では、将来的に再度不動産を買い戻すオプションが取り決められます。

4.リースバックの開始

契約が締結されたら、リースバックの開始です。

不動産の所有権はリースバック会社に移行し、あなたは借り主として家賃の支払いが発生します。

売却代金はリースバック会社から振り込まれ、あなたの手元に即座に資金が入ります。

5.契約の継続

通常、リースバック契約は2年間の契約期間を持ちますが、契約更新や再契約のオプションがあることが一般的です。

契約期間が終了した際、再契約を締結することで、引き続き同じ住宅で生活を続けることができます。

以上が、リースバックを利用する一般的な流れです。リースバックを検討する際には、契約内容や条件をよく理解し、自身の状況に合った選択をすることが重要です。また、リースバック会社との契約前に、契約書類をよく確認し、必要であれば法律アドバイザーや不動産の専門家の意見を仰ぐことをおすすめします。

まとめ

リースバックは、自宅を売却しながらも住み続けるための不動産の活用方法です。自宅の所有権を失う代わりに、リースバック会社と賃貸借契約を結び、家賃を支払いながら同じ住居に住み続けることができます。これにより、まとまった資金を得ながらも、環境や生活スタイルを大きく変えることなく、現在の家に住み続けることが可能です。

リースバックを検討する際には、複数の不動産仲介業者やリースバック会社から査定価格や条件を比較し、最適な選択をすることが重要です。また、契約書類や条件については注意深く確認し、契約内容を理解することも大切です。自身の状況やニーズに合わせて選択肢を検討し、適切なリースバック契約を結ぶことがポイントです。