【リースバックの賃貸期間】〜リースバックでは何年住めるのか〜

みなさんはリースバックについて知っていますか。

リースバックとは、売却した家に住み続けることができる制度でした。そのため、さまざまな理由から引っ越すことができない人には特に向いているといえます。

愛着のある家をせっかくリースバックしたのだから、できる限り長く住みたいと思う人も多いでしょう。

それでは、リースバックでは、いつまで今の家に住み続けることができるのでしょうか。
願えば永遠に住めるのでしょうか。

実は、それは難しいケースが多いです。

今回は、リースバックの契約期間について確認していきましょう。

目次

  1. リースバックの流れ
  2. ①リースバックすることを決めたら、まずどのリースバック業者依頼するかを選択します。
  3. ②問い合わせる
  4. ③査定をしてもらう
  5. ④リースバック業者と契約する
  6. リースバックではどのような契約をするのか
  7. 普通借家契約とは
  8. 定期借家契約とは
  9. リースバックでは今の家にいつまで住めるのか
  10. なぜ定期借家契約の賃貸期間は3年なのか
  11. リースバックの賃貸契約で注意すること
  12. 契約を結ぶときは契約内容に注意する
  13. リースバックした家に少しでも長く住むには
  14. 1リースバック業者に相談する
  15. 2契約内容に気を付ける
  16. 3長く住めないことを覚悟しておく
  17. 契約期間が終了したらどうなるのか
  18. ①契約を再度結んで同じ不動産の使用を続ける
  19. ②別の場所へ引っ越す
  20. ③不動産を買い戻す
  21. 【まとめ】〜リースバックで住めるのは2〜3年であることが多い〜

リースバックの流れ

まず、リースバックの流れを確認します。

①リースバックすることを決めたら、まずどのリースバック業者依頼するかを選択します。

各社のホームページを見たり、実際に問い合わせてみたりして、比較検討をします。
リースバックの際のさまざまな条件は業者によって大きく異なるため、できるだけ自分の希望に合った取引ができる業者を選びます。

②問い合わせる

リースバック業者を決めたら、その業者に条件を相談しにきます。

③査定をしてもらう

リースバック業者に物件の査定をしてもらいます。
簡易査定と現地調査が行われ、相場をもとにリースバックの条件が決められます。

④リースバック業者と契約する

査定をもとにリースバック業者からリースバックの条件が提示されます。
買取価格や家賃などの条件に納得した場合、契約を結びます。

このような流れでリースバックは進んでいきます。

リースバックではどのような契約をするのか

リースバックの流れの中で、契約を結ぶ場面がありました。 リースバックではどのような契約を結ぶのでしょうか。

リースバックでは、査定の後に2つの契約を結ぶことになります。
それは、「売買契約」と「賃貸借契約」というものです。

「売買契約」は不動産をリースバック業者に売却するための契約です。
家をいくらで売却するかなどが記載されています。

「賃貸借契約」とは、一度売却した家を賃貸として使い続けるための契約です。
家賃や、契約期間が終わったときの手続きなどについて記載されています。


また、「賃貸借契約」にはさらに二種類があります。
それは、「普通借家契約」と「定期借家契約」です。

普通借家契約とは

1つ目は普通借家契約というものです。

こちらは、契約期間が切れる際に更新することが可能です。
つまり、賃貸期間を延長することができる契約です。

賃貸期間には特に制限がされていません。

そのため、希望すればいつまででも住むことができます。

定期借家契約とは

もう一つの契約には、定期借家契約というものがあります。
リースバックではこちらの賃貸借契約を結ぶことが多いです。

定期借家契約とは契約期間が切れてしまうと更新することがでないという契約です。
定期借家契約の契約期間は2から3年であることがほとんどです。

リースバックの際は、その契約期間は話し合って決めることができます。
長く住むことを希望する場合は、契約期間を長めにしてもらうと良いでしょう。

リースバックでは今の家にいつまで住めるのか

それでは、リースバックではいつまで住むことができるのでしょうか。


リースバックでは、今の家に住めるのは2〜3年であることが多いです。

それは、リースバックでは定期借家契約を結ぶことが多いからです。

先ほども述べた通り、定期借家契約では契約期間が2〜3年であることが多いです。
そして、契約を延長することはできません。

そのため、リースバックで住める期間は2〜3年であることが多いのです。

しかし、何年住めるかはリースバック業者との契約内容によって異なります。
気になった際は契約内容を確認してみましょう。

なぜ定期借家契約の賃貸期間は3年なのか

それではなぜ定期借家契約の賃貸期間は3年なのでしょうか。

それにはリースバック業者側に理由があります。
賃貸期間を3年くらいの短さにしておくと、リースバック業者の利益を保証することができるのです。

不動産は年数が経つと劣化し、価値が下がってしまいます。
値下がった状態では第三者に高く売却することができなくなってしまいます。
リースバック業者としては不動産の価値が下がらないうちに早く売却してしまった方が利益になるのです。

さらに、家賃を滞納される危険性もあります。
リースバックの家賃は割高に設定されてしまうため、家賃への負担は長く住めば住むほど膨らんでいってしまうためです。

そのため、賃貸期間を3年くらいの短さにしておくと、資産価値の低下や家賃滞納ということが起こっても損害を少なくすることができるのです。

このように、リースバック業者はあまり長く住まれるとリスクが発生することから、契約期間を短めに設定しているのです。

リースバックの賃貸契約で注意すること

リースバックで賃貸契約を結ぶ際には次のようなことに注意しましょう。

契約を結ぶときは契約内容に注意する

契約年数は何年か、再契約はできるか、賃料が値上げされる可能性はあるかなどの内容は、あらかじめ話し合って契約書に記載されます。

自分の希望を伝えて、希望に叶った契約を結んでもらうようにしましょう。

そうでないと、長期に渡って住み続けたいのに住めないというような事態に陥ってしまう可能性があります。

リースバックした家に少しでも長く住むには

リースバックでは住むことができる期間は、2〜3年であるということがわかりました。 しかし、もっと長く住むことはできないのでしょうか。 リースバックをする家には愛着があり、長く住みたいと思う人も多いかもしれません。

1 リースバック業者に相談する

まずはリースバック業者に相談してみましょう。自分に合った提案をしてもらえるかもしれません。

また、そのために、契約をする際は、話し合ったら自分の希望を最大限に活かしてくれるようなリースバック業者を選んで契約をするようにしましょう。

2 契約内容に気を付ける

契約を結ぶ際はその内容に十分注意することが必要です。

可能であれば、長く住みたいということをリースバック業者に契約を結ぶ前に伝え、契約期間をできるだけ長くしてもらえると安全でしょう。

しかし、契約期間を長くしておいたとしても、再契約を断られてしまったらやはり2〜3年で退出しなくてはならなくなってしまいます。

そのため、「契約が切れた後は再契約が可能である」という旨を契約書状でリースバック業者に約束させておくととても安心です。

3 長く住めないことを覚悟しておく

リースバックでは、あまり長く住むことはできないことを覚悟しておくと良いでしょう。
契約をする際も、2〜3年の猶予だと思って契約するようにしておきます。

なぜなら、リースバックでは家賃が割高なので、あまり長く家賃を支払って負担を大きくさせてはリースバックの得がなくなってしまいます。

さらに、再契約による賃貸期間の延長はリースバック業者に断られてしまうかもしれません。

そのため、リースバックではそもそも2〜3年くらいしか住めない可能性が高いと思っておくと、いざというときにも安全です。
契約期間を延長することができなくなってしまったときに金銭的にも備えて置けるし、退去をすることになっても覚悟をすることが出来るでしょう。

契約期間が終了したらどうなるのか

リースバックの契約期間が終了した後は家を退去しなくてはならないのでしょうか。
結論をいうと、その限りではありません。

契約期間が終了してしまうときには、契約を再度締結するか、新しい住居に転居するか、家を買い戻すかという3つの選択肢の中から一つを選ぶことになります。

①契約を再度結んで同じ不動産の使用を続ける

同じ家にもうしばらく住んでいたい場合、契約を再度結べば賃貸を継続することができます。

賃貸を継続するには、契約期間が満了する頃に契約を再度結び直す必要があります。

しかし、契約期間が長くなるとリースバック業者にとってはリスクが拡大することになります。そのため契約の際締結は断られる可能性もあります。

さらに、これは契約の延長ではありません。契約を再度結んでいるのです。
そのため契約内容はそれまでと変更される恐れがあります。
その際に家賃の値上げをされるなど、賃貸の条件が悪くなってしまう場合もあります。

②別の場所へ引っ越す

契約期間の終了に際して、新たな住居に引っ越すこともできます。
退去は契約の更新時以外でも好きなタイミングで行うことができます。

今住んでいるところよりも条件の良い物件を見つけることができたならば、引越しをするのも良いかもしれません。
なぜなら、長くリースバックを利用していればいるほど家賃の負担が募っていくからです。
リースバックでは家賃が相場の1.1~1.3倍に値上げるのが普通です。

「将来買い戻しをするつもりがない」、「このままだと家賃を支払い続けるのが大変だ」などと思った場合は、早めに退去を検討した方が金銭的には安全かもしれません。

しかし、一度退去してしまうと買い戻しはできなくなるため、よく検討してから退去をするようにしましょう。

③不動産を買い戻す

契約終了前に不動産を買い戻すことも選択肢のうちの一つです。

資金調達に際して不動産の売却ではなくリースバックを選択している人は、買い戻しを前提にしている人が多いです。

それは、買い戻しができるという点が、売却やローンにはないリースバックの特徴だからです。

貯蓄に余裕ができたり、やはり家を手放したくないと思ったりした際には買戻しが検討されます。しかし、買い戻しの際の価格は売却額よりも高く設定されることが多いので、家を買い戻すことは簡単ではありません。

買い戻しは契約の内容に従って行われます。契約時に、買い戻しについて条件が決められています。買戻しを検討する場合は、契約の内容の再購入金額や条件ついての取り決めを確認しましょう。契約時の内容によっては、買戻しができなくなってしまいます。また、賃料の支払いを滞納した場合などは、買い戻しをする権利を失ってしまう可能性があるので注意が必要です。

買い戻しは退去と同じく、いつでも選択することができます。

契約の内容によっては家の買い戻しや再契約ができなくなってしまう場合があるので、売買契約や貸借契約を結ぶ際にはよく確認しておく必要があります。

【まとめ】〜リースバックで住めるのは2〜3年であることが多い〜

ここまで、リースバックの契約期間についてご説明してきました。

リースバックで住むことができるのは2〜3年間であることが多いです。
それは、利用者にあまり長く貸していると、リースバック業者が損をするリスクが高くなってしまうためです。

再契約をすれば3年以上住むこともできますが、再契約をすることはかんたんではありません。
契約が切れる際にはどのような選択肢を取るにせよ、契約内容に従って手続きを進めていきます。

そのため、大切なのは、契約を締結する際にリースバック業者とよく話し合って契約を決めることです。
自分に不利な契約内容となってしまわないようにしなくてはなりません。

リースバックをする際は、事前によく調べてから行うようにしましょう。


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