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投稿⽇時

2023/10/04

最終更新⽇時

2025/06/13

エクセルで無料!不動産査定書のひな形と作成手順を解説

  • 査定

不動産を売却する際に必要になるのが不動産査定書
たいていの場合不動産会社や不動産鑑定士に依頼して査定してもらいますが、今の時代自分だけでできれば楽なのかもしれません。
この記事では本当に自分でできるのか、ひな形や必要なものなどを解説していきます。

不動産査定不動産査定書とは?その目的と種類書とは

はじめに不動産査定書について説明します。
査定書には、その不動産がどの程度の金額で売れるか、その根拠、および類似物件がどのくらいの金額で売れているかが記載されています。
また、査定書には二種類あり不動産会社が発行する査定書にはその会社がこれから三か月以内に売却すればこの価格になるだろうと予想した価格が載せられています。
査定書には特に決まったフォーマットはなく、会社ごとに自由に作成されます。また、多くの場合、査定は無料で受けられます。
もう一つは不動産鑑定士が発行しているもので、こちらは不動産鑑定評価基準をもとに作成され不動産鑑定評価書と呼ばれます。
不動産鑑定評価書は、不動産鑑定基準に基づいて作成され、財産分与や相続の際に使用されます。また、これは有料で発行されます。

関連記事 : 不動産査定書とは? 徹底解説

関連記事 : 不動産査定に必要な書類はこれ!事前準備と注意点を解説

エクセルひな型で不動産査定書を作成する方法

先述しましたが不動産査定書には特に決まったフォーマットはありません。
そのため、不動産会社はもちろん、自分で作成する際にも自由にフォーマットを選ぶことができます。
しかし、素人が全く知識がない状態から査定書を書くのは無理な話でしょう。
そこでよく言われるのがエクセルです。
エクセルであれば計算式なども自分に合わせて設定することができます。
インターネットの普及により、少し調べれば査定書のひな型をダウンロードできるウェブサイトがすぐに見つかります。
しかし、どのサイトからどのソフトをダウンロードすれば良いのか初めてとなるとわかりません。
選択するための要素には使いやすさや価格帯が関係してくると思います。
そこで不動産査定のソフトなどをいくつかご紹介します。

おすすめの不動産査定ソフトとウェブサイト4選

一つ目は「Excel_売買ナビ」です。
このソフトは無料でダウンロードして利用でき、エクセルを使ってさまざまな計算を行います。
ただし、このソフトは査定額を算出するためのものではなく、不動産売買にかかる諸経費やローン計算、取引に関する書類作成を目的としています。

二つ目は「価格査定マニュアル」です。
こちらは不動産流通推進センターが配信しているものでCD-ROM版のサポートが終了してWeb版となります。
年間利用料は3,300円、継続利用で二年目から2,200円と有料ですが、実際に多くの不動産会社で利用されています。
また、戸建住宅、住宅地、マンションの価格査定ができ、個人で不動産査定する場合は十分な機能があります。

三つめは「標宅プロ」です。
こちらのソフトは定価132,000円とかなり高価ですがそれもそのはず、利用者は不動産鑑定士だけとなっています。
価格査定ができる不動産にも制限がありません。
さらに、同社が提供する「プロ」シリーズと互換性があり、他のソフトからのデータを読み込んで効率的に利用できます。
ただ素人が扱うことはできないソフトとなっています。

四つ目は「すまいステップの匿名査定サービス」です。
こちらはこれまで紹介してきたソフトとは違いWebサイトからの利用となっています。
とりあえず査定額だけを知りたい場合には、地区、土地面積や延床面積、築年数を入力することで即座におおよその予想価格を出してくれます。
そこからさらに詳しく査定価格が知りたい時には、すまいステップで一括査定を利用でき百社以上の中から査定額を比較して出してくれます。

個人での査定書作成の現実と難しさ

査定ソフトを手に入れたとしても、不動産査定書を作成できるとは限りません。
そもそも不動産査定書は一般の方が個人的に作成しようとしてできるようなものではないのです。

不動産会社が作成する査定書には、通常以下の項目が含まれます。

  • 査定する不動産の土地面積や建築年数、交通手段などの詳細
  • 三か月以内に売却した場合の査定価格(予想価格)
  • 査定価格の根拠
  • 過去の事例や類似物件の参考資料

そしてこの時、査定価格の決定には、近隣や同規模の事例地との比較評価が用いられます。
この事例地の選択や点数評価の付け方はおよそ一般の方が適切に判断できるものではないのです。
特に中古物件は一軒一軒の条件が異なり、それを自力で正しく判断できるにはかなりの知識が必要になります。
結果的に正確な査定は得られず労力だけを消費する形になってしまうのです。

不動産査定をプロに依頼する利点と主要サイトの紹介

一般の方が個人で査定するのは、たとえ査定書のひな型が用意されていてもデータの収集や目で見たときの判断が難しいです。
なのでぜひ初めからプロに査定を依頼してみてください。
特に、複数の提携会社から同時に査定を受けられる一括査定サイトがおすすめです。

ここでいくつかおすすめのサイトを紹介しておきます。

HOME4U

HOME4Uは、国内最古の一括査定サイトで、NTTグループが運営しています。
特に郊外の不動産を売却する際に利用するとよいです。
また、NTTグループが運営し、20年以上の歴史を持つサイトであるため、個人情報の安全性についても高い信頼性があります。

イエウール

この会社の魅力はなんといっても提携不動産会社の数。
1900社以上の不動産会社からおすすめの会社を紹介してくれます。
さらに、提携会社が多いだけでなく、クレームが多い会社は契約を解除し、優良な不動産会社のみと提携しています。
また、この提携会社の多さから地域密着型の不動産会社とも数多く契約しており、地方の不動産でも安心して査定を任せることができます。

すまいValue

この一括査定サイトは「東急リバブル」や「三井のリハウス」をはじめとする最大手の不動産会社の共同運営です。
査定を依頼できる不動産会社は6社のみですが、これらは圧倒的な実績と信頼を持っており、安心して査定を依頼できる点が特徴です。
特に主要都市部やその近郊の不動産査定にはとても強いです。

不動産一括査定サイトにはそれぞれどのサイトにも強みがあり、一つのサイトだけではなく複数のサイトから併用して査定依頼するのがよいです。

まとめ:不動産査定書作成のポイントとプロ活用法

不動産査定書には特に決まったフォーマットはなく、自由に作成することができます。
Webサイトで独自のひな形を作って公開している場合もあり、それをダウンロードして利用できます。
しかし、一般の方が査定書を作成するために必要なデータを集めたり、適切に評価したりするのは難しいです。
個人で作成できるか不安な方は迷わず不動産一括査定サイトを利用してプロに査定依頼しましょう。