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投稿⽇時

2024/08/01

最終更新⽇時

2024/08/01

不動産をリースバックして資金調達する方法

  • リースバック

今回の記事は、このような方にオススメです。

  • 「不動産をリースバックしたい方」
  • 「不動産に興味がある方」
  • 「不動産売却に不安がある方」
  • 「不動産のリースバックについて知りたい方」

この記事では、不動産のリースバックについて初心者の方にもわかるように解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

リースバックとは

リースバックは、住居を売却してから、その住居を賃貸として継続利用する仕組みです。これにより、不動産を現金化するだけでなく、住まいに留まることができます。一般的には、金融機関からの融資を受けずに、住宅を売却して一括で資金を受け取ります。このリースバックという方法は、住宅ローンの返済に苦しんでいる方や、現金が必要な方に向いています。

また、リースバックを利用することで、現在の家に住み続けながらも、一定額の資金を手に入れられます。リバースモーゲージとは異なり、リースバックでは金融機関からの融資は行われないため、返済の必要がありません。また、リバースモーゲージは現在の住まいを担保にして金融機関から融資を受ける方法ですが、リースバックとは異なる点に注意が必要です。

リースバックとリバースモーゲージの比較

リバースモーゲージとリースバックを比較すると、両者は不動産を現金化する手段として類似していますが、何点か大きな違いがあります。

①資金の受け取り方:

リバースモーゲージ: 不動産を担保にして金融機関から融資を受け、そのお金を受け取ります。返済は将来の売却時に行われます。

リースバック: 不動産を第三者に売却し、その代わりに一定期間賃貸として住み続け、売却代金を受け取ります。返済は不要です。

②返済方法:

リバースモーゲージ: 利息のみの支払いがあり、元本は将来の売却時に一括返済されます。

リースバック: 返済は不要です。賃貸料を支払う必要がありますが、資金を手に入れるための負債が発生しません。

③所有権:

リバースモーゲージ: 不動産の所有権は変わりません。

リースバック: 不動産の所有権が第三者に移ります。自分の家としての所有権が失われます。

④利用目的:

リバースモーゲージ: 高齢者や資金が必要な方が、所有する不動産を利用して現金を得るために利用されます。

リースバック: 現在の住居を維持しながら資金を手に入れたい方や、住宅ローンの返済に苦しんでいる方が多く利用しています。

このように、リバースモーゲージとリースバックはそれぞれ異なる特徴を持ち、利用目的や状況に応じて選択する必要があります。

3.リースバックの仕組み

リースバックは、不動産を売却した後も同じ家に住み続けるための方法です。具体的には、リースバックを利用すると、不動産所有者は自宅を売却し、その売買代金を受け取ります。その後、同じ家を賃貸として借り戻す契約をリースバック事業者と結びます。この契約に基づいて、売主は家賃を支払いながらもとの自宅に住み続けられます。

一般的に、リースバックする主な業者は不動産会社やファイナンス会社などのリースバック事業者です。売買契約が成立すると、通常は売主に一括で売買代金が支払われます。その後、売主はリースバック事業者と建物賃貸借契約を締結し、家賃を支払いながら住み続けられます。

1章でも説明した通りこの仕組みは、売主がまとまった資金を得られ、自宅に住み続けられるという利点があります。また、将来的な住居の安定を確保したい人や資金調達が必要な人にとって魅力的な選択肢となっています。

リースバックのメリット

売却後も住み続けられる

リースバックでは、自宅を売却しても、売却後も同じ家に住み続けられます。通常の不動産売却では、新しい所有者が決まったらすぐに引っ越さなければなりませんが、リースバックでは同じ住居を借り続けられます。これにより、引っ越しや新しい生活環境への適応に伴うストレスや費用を節約できます。

家を所有する費用がかからなくなる

   不動産を所有すると、固定資産税や修繕費などの維持費がかかりますが、リースバックではそのようなコストを負担する必要がありません。家を売却してからは、賃貸料や管理費の支払いだけで済むため、所有者としての負担がなくなります。ただし、賃貸物件に入居する際には、敷金や礼金などの初期費用がかかる場合があるため、注意が必要です。

家を所有するリスクがなくなる

   不動産を所有すると、建物の老朽化や災害などによるリスクがありますが、リースバックではこれらのリスクを負わなくて済みます。家を所有する責任がないため、修繕費や災害による被害の心配がなく、安心して暮らすことができます。

借金せずに資金を得られる

   リースバックを利用することで、家を売却してまとまった資金を手に入れられます。これにより、老後の資金や急な出費に備えられ、売却資金は自由に使えるため生活費や趣味、投資などに活用できます。

現金化まで時間がかからない

   通常の不動産売却に比べて、リースバックは手続きが簡単で現金化までの時間を短縮できます。専門の不動産会社やリースバック事業者が買い取ってくれるため、買い手を見つける手間や時間を省くことができます。

リースバックのデメリット

家を所有できない

リースバックを選択すると、売却した家の所有権を失うことになります。これは、将来的にその家を所有できなくなるという点でデメリットと言えます。家を所有することによって資産を築き、相続や財産の運用などの選択肢が制限される可能性があります。

家賃支払いの継続負担

リースバックを利用する場合、売却した家を賃貸として借り続けるため、毎月の家賃支払いが必要です。このため、長期的に見ると家賃の支払いが負担になる可能性があります。特に、将来的に収入が減少したり、生活環境が変化したりする場合には、家賃の支払いが困難になるリスクがあります。

リースバック事業者に依存するリスク

リースバックを利用する場合、リースバック事業者との契約に依存することになります。事業者の経営状況や方針変更によって、家賃や契約条件が変更される可能性があります。また、事業者が倒産した場合には、家を失うリスクも考えられます。このようなリスクを踏まえて、信頼性の高い事業者を選ぶことが重要です。

資産価値の損失

リースバックを利用することで、家を売却することによる資産価値の損失が生じます。不動産市況や地域の需要などによっては売却価格が低くなる場合があります。そのため、将来的に資産を活用するための選択肢が制限される点に注意が必要です。また、家の価値が上昇しても、その恩恵を受けることができないという点も考慮すべきです。

契約条件の変更リスク

リースバック契約の条件は事業者によって異なりますが、家賃の値上げや契約期間の変更など、将来的に不利な条件が追加される可能性があります。これにより、予期せぬ負担が発生するリスクがあります。契約書をよく読み、条件変更に関する項目を注意深く確認することが重要です。

リースバック契約する際のポイント

リースバック契約する際のポイントを解説していきます。

重要事項の確認を怠らない

リースバック契約する際には、契約の種類や期間、初期費用(敷金や礼金)、再契約の条件など、契約に関する重要な事項を十分に確認しましょう。特に、将来の再契約の可否や家賃の値上げの可能性など、将来の見通しを考慮して契約書の内容を注意深く確認することが重要です。

信頼できる企業・担当者を選ぶ

リースバック契約は長期間にわたる取引となることがあります。そのため、信頼できる企業や担当者を選ぶことが重要です。担当者の経験や対応力、誠実さを確認し、自分の要望や不安点にしっかりと対応してくれる人を選びましょう。

特典や優待サービスの有無

リースバック契約する際には、特典や優待サービスがあるかどうかも確認しましょう。例えば、ホームセキュリティやレジャー施設の割引など、生活を豊かにするサービスが提供されているかどうかを確認して、自宅を売却した後も快適に過ごせるかどうかを考慮しましょう。

まとめ・終わりに

今回は、不動産のリースバックについて解説しました。まとめると以下の通りになります。

リースバックは、住居を売却してからその住居を賃貸として継続利用する仕組みであり、売却後も同じ家に住み続けられるため、不動産を現金化しつつ住まいに住み続けられます。一方、リバースモーゲージは不動産を担保にして金融機関から融資を受け、返済は将来の売却時に行われます。両者は資金の受け取り方や返済方法、所有権の変更などに違いがあります。

リースバックのメリットとしては、売却後も住み続けられることや、家を所有する費用がかからなくなること、家を所有するリスクがなくなること、借金せずに資金を得られること、現金化まで時間がかからないことが挙げられます。一方、デメリットとしては、家を所有できなくなることや、家賃支払いの継続負担、リースバック事業者に依存するリスク、資産価値の損失、契約条件の変更リスクがあります。

リースバック契約する際のポイントとしては、重要事項の確認、信頼できる企業・担当者を選ぶこと、特典や優待サービスの有無を確認することが挙げられます。契約前には将来の見通しや不安点を考慮し、契約書の内容を注意深く確認することが重要です。また、信頼できる担当者による丁寧な対応や、売却後も快適に過ごせるサービスの提供があるかどうかも重要です。

以上のことから、不動産をリースバックするにはリースバックがどのような仕組みで行われているか知っておくことが大切です。

そのためには、以下のことを理解しておいてください。

  1. リースバックのメリットとデメリット
  2. リースバックのポイント

不動産をリースバックする際にはこの記事を参考にしてみてください。