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2025/12/05マンションは何階に住むべき?1階から高層階までのメリット・デメリットを解説
- 不動産の知識
- その他
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- 階数選びは“生活動線と静けさ”が最重要
- 階ごとの特徴と後悔ポイントを事前に理解して判断することが大切
- 今の生活と将来の暮らしの両面で階を判断することも重要
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
Contents
マンションは何階に住むのが良いのか?
マンションは何階が最も住みやすいのでしょうか。
マンションを買う際には立地、価格、築年数、間取りなど検討するべきポイントはたくさんあります。
そのうちの一つがマンションの階数です。
1階に住むのと10階に住むのでは住み心地が大きく異なります。
何階に住むべきなのかは、その人のライフスタイルによって異なるので一概には言えません。
今回は、マンションに住むメリット、デメリットを紹介していきます。
階数選びで後悔しないために知っておきたいこと
マンションは同じ物件でも階数が変わるだけで、暮らしやすさが大きく変わります。たとえば「静かに暮らしたい」「外出が多い」「子育て中で動線を短くしたい」「在宅ワークが中心で日当たりが重要」など、生活スタイルによって最適な階はまったく異なります。また、防犯性、災害時の避難しやすさ、揺れやすさ、虫の侵入、宅配の受け取りやすさなど、階層によって特徴が分かれます。 そのため、階数選びは“好み”ではなく“暮らし方と優先順位”を基準に考えることが最も重要です。まずは自分の生活で何を優先するのかを整理してから階数を検討していきましょう。
不動産ビギナーさん階数は何を基準に選ぶべきでしょうか?
山口智暉生活動線と静かさを軸に選ぶと失敗しにくいですよ。
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マンションの1階の特徴
1階に住むメリット
メリットの一つ目は、1階は家賃が比較的安いということです。
マンションの1階は、同じマンションでも他の階の住戸より価格が安く設定されていることが多いです。
そのため、少しでも居住費を抑えたい方には最適です。
二つ目のメリットは、簡単に外に出られるという点です。
1階にいればエントランスが近いので、外出しやすいです。
朝の通勤、通学で急いでるときや、万が一災害が起こったときなどには、1階の方が便利です。
もし10階などに住む場合、外出のたびにエレベーターを待つ必要があります。
それが億劫になって外出しなくなるかもしれません。
しかし、1階であればエレベーターを待つ必要はないし、大きな荷物を持って帰るときにも楽です。
三つ目のメリットは、生活音を気にしなくてすむという点です。
普通、マンションに住むと隣や下の住人に迷惑がかからないように静かに生活しようとします。
しかし、マンションでも1階に住んでいれば下の階には住人がいないので生活音を立てないように気を使って生活する必要はなくなります。
そのため、生活音を抑えるのが難しい子育て世帯には特に1階がおすすめです。
1階に住むデメリット
1階に住むデメリットは、外からの視線が気になるという点です。
マンションの造り次第では、外を通る人と目が合ってしまうことがあるかもしれません。部屋の中までは見られないとしても、ベランダに出たときに目が合ってしまうことがあります。
さらに、洗濯物を外に干す際も注意が必要になります。
特に人通りの多い場所に建っている物件だと気になる機会も多いでしょう。
このように、人目を気にしなければならないことが1階のデメリットです。
二つ目のデメリットは、空き巣や泥棒の危険性が高いという点です。
外に出やすいというのはつまり、外からも侵入しやすいということです。
1階は10階などの高層階に比べて空き巣や泥棒の被害を受けやすいので対策が必要になるでしょう。
三つ目のデメリットとして、外の騒音が気になるという点があります。
1階は高層階よりも車道に近いため、車や人通りが多い場所にあるマンションだと外の騒音に悩まされる危険性があります。
静かな暮らしを求めている人には1階は向いていないかもしれません。
マンションの1階の住み心地については詳しくはこちらをご覧ください。
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マンションの低層階、中層階の特徴
低層階、中層階に住むメリット
マンションの低層階とは2〜5階、中層階とは6〜9階のことを指します。
この階層に住むメリットは、居住費がちょうど良いという点です。
マンションでは、高層階になるに従って家賃が上がっていくのが一般的です。
そのため、高層階に住むのはコストが高くて難しいけれど1階には住みたくないという場合には低層階や中層階がピッタリなのです。
費用は高層階よりは安く、1階よりは高い価格になります。
低層階、中層階は、1階と高層階のメリットを兼ね備えています。
例えば、移動が楽な1階と移動しづらい高層階の間に位置しているので、比較的移動しやすくなります。
この高さであれば、階段でも移動しやすいため、エレベーターがなかなか来ないときには階段を使うこともできます。
低層階や中層階では、上下に部屋があるので生活音が気になるのではと思う人もいるかもしれません。
しかし、高層階にあるマンションは、鉄筋コンクリート造であることが多いです。そのため、生活音が響きにくい構造となっており、あまり気にする必要はありません。
上下に部屋があることで気密性が高くなり、冬場は暖かく過ごしやすいというメリットもあります。
低層〜中層階が選ばれる背景と近年の傾向
近年は「極端に安すぎず、高すぎず」「動線が楽で防犯面も安心」という理由から、中層階(6〜9階)の人気が高まりつつあります。エレベーターの待ち時間が短く、停電時でも階段で移動しやすいなど、日常生活のストレスが小さい点が支持される大きな理由です。
また、低層〜中層階は外の騒音がある程度軽減される一方、風の影響を受けにくいため、洗濯物が飛ばされにくい、ベランダ作業がしやすいなど“実用面の心地よさ”も高く評価されています。 家賃は高層階ほど高騰しづらく、費用対効果のバランスが良いため、単身者・夫婦・子育て世帯のいずれからも選ばれやすい階層です。
不動産ビギナーさん中層階の暮らしやすさはどの点が魅力的ですか?
山口智暉費用と動線のバランスが最も優れている点が魅力となっています。
低層階、中層階に住むデメリット
2階や3階といった低層階に住むと、1階に住むデメリットと類似した欠点があります。
例えば、外からの視線が気になる、空き巣や泥棒の被害を受けやすい、外の騒音が気になるといった点です。
さらに、地面と近いので虫も入ってきやすいです。
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マンションの10階の特徴
10階に住むメリット
メリットの一つ目は、何よりもやはりステータス感があるということです。
高層階に住むことで、充実した生活を送っている気分になれることが多いです。
メリットの二つ目は、部屋からの景色を楽しめるという点です。
立地にもよりますが、マンションの10階に住めば周囲を遮る建物が少なくなり、見晴らしが良くなります。
朝日や夕陽を見れたり、夏には花火大会を家から楽しめたりするかもしれません。
さらに、周囲に高い建物がなければ日当たりと風通しが良くなって快適な暮らしを送ることができるでしょう。
10階に住めば、低層階や中層階で感じていたデメリットは感じられなくなります。
例えば、10階以上の高層階に住めば外からの視線が気になることはありません。
蚊やハエなどの虫の侵入も少なくなり、快適になります。
10階に住むデメリット
マンションの高層階に住むことに憧れる人は多いでしょう。
しかし、高層階にもデメリットがあります。
例えば、地震があったときは低層階よりも大きな揺れを感じるでしょう。
しかし、それは耐震性がないわけではなく、むしろ地震で崩壊しないように建物が揺れているだけなので悪いことではありません。
しかし、高層階だと地上にいるときの2~3倍は揺れるので、恐怖を感じるかもしれません。
高層階に住む場合は、揺れの対策として家具を固定したり、食器が落ちて割れないようにしたりしておくと安全でしょう。
他のデメリットとして、マンションの10階に住んでしまうと家から出かけなくなるという可能性もあります。
それは、高層階に住むと外に出るためのエレベーターでの昇り降りが面倒になるからです。
さらに、食事をとるにしてもデリバリーサービスを頼めば家から出ずに済んでしまいます。
部屋にこもりっぱなしにならないように運動する習慣をつける工夫が必要でしょう。
また、上層階は同じマンションの中でも家賃が上がりやすいです。
家賃負担が高すぎると感じる場合は、高層階の選択は避けた方が良いでしょう。
一般的には「家賃は収入の三分の一」とも言われています。
収入に見合った物件を選ぶようにしましょう。
高層階で起こりやすい“生活動線のストレス”
高層階は景色や静けさといった魅力が大きい一方で、実際の生活では思わぬ不便さが生じます。特に買い物の荷物運び、ベビーカー移動、ペットの散歩、ゴミ出しなど「外に出る回数」が多い人は、エレベーター待ちの時間が積み重なりストレスになりやすい傾向があります。 また、在宅ワークが中心の場合は、上階特有の揺れやすさがストレスになるケースもあります。高層階は快適さの反面、“毎日の行動がワンテンポ重くなる”という側面があり、暮らし方によって向き不向きがはっきり分かれる階層です。
不動産ビギナーさんやはり高層階は不便なのでしょうか?
山口智暉景色は魅力ですが、動線負担は大きいことが多いです。
どの階を選ぶか迷ったときの“優先順位の整理法”
どの階が自分に向いているかわからない場合は、次の3つを整理すると判断が一気にしやすくなります。 ①普段の生活で「最もストレスを感じやすい場面」は何か
②休日の過ごし方(在宅が多い/外出が多い)
③5〜10年後の家族構成や働き方の変化
この3点を明確にすると、高層階の静けさが向いているのか、低層階の利便性が向いているのかが自然と見えてきます。
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階数選びで後悔しないためのポイント
ライフステージによって“最適な階”は変わる
階数選びは今の暮らしだけでなく、今後のライフステージの変化を前提に考えることが重要です。たとえば20〜30代の単身者は通勤・外出が多く、外出動線が短い低層階や中層階の利便性が暮らしやすさにつながりやすい傾向があります。一方、40〜50代のファミリー層では、日当たり・静音性・プライバシーといった「室内で過ごす時間の質」を重視するケースが増えるため、高層階の快適さが魅力になることもあります。
また、老後の暮らしを見据えるなら、階段での移動がしやすく、災害時にも避難しやすい低層階が安心です。エレベーター依存度が下がることで、停電時や災害時の不便さも軽減できます。つまり、階数の最適解は年齢とともに変化するため、「今の自分」と「未来の自分」の両方にとって無理のない階層を見極めることが大切です。
階数ごとの“後悔しやすいポイント”を把握する
階数選びで失敗する人は、「なんとなく高層階が良さそう」「1階は便利そう」というイメージだけで選んでしまいがちです。しかし、実際には階数によって後悔しやすいポイントが明確に存在します。例えば、高層階では揺れの感じやすさやエレベーター渋滞によるストレスがあり、子育て世帯には向かないこともあります。逆に1階では湿気・虫・外からの視線といった悩みが生じやすく、想像以上に生活の質に影響するケースがあります。
特に「騒音」は階数によって体感が大きく変わります。低層階は車の走行音が気になりやすく、中層階は上下階の生活音の影響を受けることがあります。高層階は静かですが、風切り音や揺れが気になる人もいます。階数の好みは個人差があるため、必ず内覧時に時間帯を変えて確認することが後悔しないためのコツです。
周辺環境とセットで考えるのが「正しい階数選び」
階数のメリット・デメリットは、マンション単体ではなく“周辺環境”によって大きく変わります。たとえば、広い道路沿いなら1〜3階は騒音の影響を受けやすく、逆に住宅街であれば低層階でも静かに暮らせるケースもあります。高層階でも近くに高い建物があると眺望や日当たりが大きく変わります。 さらに、風の通り道(ビル風)、隣接建物の高さ、学校・商業施設・公園の位置によっても、住み心地が大きく変化します。
そのため、階数は単体で評価するのではなく、周囲の建物配置・道路交通量・方角・時間帯の騒音などを総合的に判断することが、後悔しない階数選びの鍵となります。階数は「建物内の選択」ではなく、「街の中での選択」であると考えると視点がぶれなくなります。
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何階に住むのがベストなのか
ここまで、各階に住むメリット、デメリットを紹介してきました。
それでは何階に住むのが正解なのでしょうか。実は、何階に住むべきかという疑問に正解はありません。
それは、何階がベストなのかは人によって異なるからです。
どの階に住むべきかを決めるには、優先事項を明確にし、それに基づいて選択することが重要です。
ここからは、優先事項ごとのおすすめの階について説明していきます。
日当たりの良さや静かさを優先したい人
マンションを選ぶうえで日当たりの良さや静かさを優先したい人には、マンションの高層階がおすすめです。
階が高い方が日当たりや風通しが良くなります。
さらに、周辺の交通音や虫の侵入も少なくなるので快適な暮らしができるでしょう。
家賃を抑えたい人
何よりも家賃の負担を下げたいという人には、マンションの中でも低層階がおすすめです。
同じマンションの中ならどの部屋も同じような価格なのではと思う人もいるかもしれません。
しかし、実際は、高層階の方が価格は高くなります。
家賃負担を下げたいのであれば高層階は避けた方が良いです。
社会人になりたてで貯金をしたい人などには、高層階よりも低層階、中層階の方がかえって便利でしょう。
安全性を確保したい人
防犯面を重要視するなら、1階は避けるべきです。
マンション自体のセキュリティが充実していたとしても、高層階と比べると簡単に侵入できてしまいます。
また、意外なことに、防犯上の理由であれば最上階も避けるべきです。
最上階は空き巣や泥棒が侵入しづらそうなイメージを持っている人も多いでしょう。
しかし、実際は屋上の方からロープなどを使って侵入できてしまうのです。
そのため、防犯の観点から最上階も避けた方が良いかもしれません。
子育て世帯の場合
小さな子どもがいる場合は、低層階をおすすめします。
それは、高層階だと移動が大変だからです。
小さな子どもがいると外に出る機会も多いでしょう。
そのたびにエレベーターで下の階へ降りていくのは面倒です。
さらに、高層階だと誤って転落する危険性もあるので、1階や低層階の方が安心です。
他にも頻繁に外出することになる人にとっては、エントランスが近く、エレベーターでも階段でも外に出られる低層階が向いているでしょう。
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まとめ
今回は、マンションの各階の特徴と何階に住むのがベストなのかについて説明してきました。
マンションの何階に住むべきといった正解はありません。
それぞれの階の特徴を理解し、自分とって最適な階を選ぶことが重要です。
間違っても自分の予算やライフスタイルに合わない物件は選ばないようにしましょう。
マンションの住み心地に影響するのは階数だけではありません。
その周囲の環境も非常に重要です。
もし気になる物件が見つかったときは、実際に内覧してみると印象が変わるかもしれません。
同じ物件でも、低層階から高層階まで一度幅広く検討してみると良いでしょう。
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

