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2025/11/28メゾネットアパートとは?種類、メリット、選び方を解説
- 不動産の知識
- その他
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- メゾネットは住戸内に内階段があり、一戸建てのような開放感を得られる2階層以上の物件である
- 最大のメリットは、居住空間の区分によるプライバシー確保と騒音トラブルの軽減である
- 階段移動の負担やバリアフリー性の低さ、空調管理の工夫が必要となる点に注意すべきだ
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
Contents
メゾネットとは?基本的な特徴と種類
「おしゃれなアパートに住みたい」「高級感のある部屋で暮らしたい」といった希望を持ちながら物件情報を探す際、「メゾネット」という言葉を目にしたことがある方も多いでしょう。「メゾネット」の語源はフランス語の「maisonnette」で、「小さな家」を意味します。この語源にちなんで、集合住宅でありながら、一戸建てのような暮らしを実現できるのが大きな特徴です。一般的な定義としては、「ひとつの住戸内に内階段が設置され、2階以上の階層で構成された物件」のことをメゾネットと呼んでいます。上下空間が広く設計されているため、まるで戸建て住宅のような開放感を得ることができます。メゾネットには「連棟タイプ」とわれるものや「アパートタイプ」のものがあり、後者の場合では、アパートの一部分のみがメゾネット構造になっているのです。最近ではこうした空間設計は、住戸だけではなく、ホテルなどにも採用されており、スタイリッシュな雰囲気作りに重宝されています。
メゾネットに似た構造として「ロフト」が挙げられますが、建築基準法では、メゾネットとロフトは明確に区別されています。どちらも階段で上下に分かれた空間を持ちますが、メゾネットは「居室」として認められるのに対し、ロフトは「物置等」として定義されています。ロフトには冷暖房設備が設置されていなかったり、天井が低く設計されているケースが多いのはそのためです。「人」が生活するためのスペースである「メゾネット」と、「物」を収納するスペースである「ロフト」では、それぞれ用途が異なるのです。
さらに、「テラスハウス」との違いもよく議論されますが、テラスハウスは「連棟式住宅」と呼ばれる長屋形式の住宅です。テラスハウスは一般的に2階建ての住戸が連なっていますが、メゾネットには2階以上の物件もあり、高層マンション形式のものも存在します。さらに大きな違いとして、テラスハウスではその名の通り、下階の屋外部分に「テラス」が設けられており、各住戸に「専用の庭」が設けられていることが多いです。ただし、「賃貸アパート」においては、メゾネットの表記に明確な定義はない場合もあり、テラスハウスを「メゾネット」としていることも多々あります。
不動産ビギナーさんメゾネットは居住空間、ロフトは物置と、法律上の定義が違うのですね。
山口智暉ロフトは容積率の不算入特例を受けるため、居室として設備を設置することは建築基準法で制限されています。
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メゾネットアパートの種類を徹底解説
こうした「メゾネット」タイプのアパートには、大きく分けて以下のような種類があります。
上下階が1つの住戸になった「スタンダードタイプ」
1つの住戸内に2つのフロアがあり、最も一般的なタイプの「メゾネット」スタイルです。1階と2階が1つの住戸になっているタイプや、さらにその上に、3階と4階も1住戸として連なるようなケースも見られます。
3フロアを2つの住戸で分けたタイプの特徴
2つの住戸が3つのフロアを共有するタイプで、中央のフロアが2住戸それぞれに分かれて使われるのが特徴です。具体例を挙げると、1つ目の住戸は1階の全フロアと2階の半分でメゾネットを形成しており、玄関は1階にあります。2つ目の住戸は、2階半分と3階全フロアでのメゾネット構造になっており、玄関が2階にあるといった形です。各住戸が、L字型に分かれて連なっているようなイメージです。
ルーフメゾネット:最上階の魅力
最上階に設置されたルーフバルコニー付きのメゾネットタイプで、開放的な眺望が特徴です。建物の最上階から見下ろす、開放的な展望に特徴があるタイプです。
庭付きタイプのメゾネット:アウトドア空間も充実
アパートの1階から2階にかけて設計されたメゾネットでは、1階に専用の庭が付いたメゾネットタイプもあります。椅子やテーブルを置いてくつろいだり、家庭菜園を楽しむなど、暮らしに彩りを与えてくれます。
また、メゾネットタイプのアパートでは、間取りも様々です。以下のような形が主なものとなるでしょう。
水周りが1階にあるメゾネットタイプ
最も一般的なメゾネットのスタイルで、リビングダイニングやキッチン・浴室・トイレなどの水周りが1階に集中しています。2階には、1〜2個ほどの居室と収納が設けられているケースが多く、暮らしのメリハリをつけやすいのがポイントです。
水周りが2階にあるメゾネットタイプ
浴室やトイレなどの水回り(浴室やトイレ)が2階にある場合、階段を使わずに2階のベランダで洗濯物を干したり、朝の準備を2階で完結できるメリットがあります。。さらに、リビングに来客がある場合でも、気兼ねなくバスタイムを楽しむことができるといった利点もあります。
開口部が多いメゾネット:採光と通風の利点
物件によっては、上下階両方にベランダやバルコニーが設置されているタイプもあり、日差しや風通しの良さを感じることができるでしょう。開口部が多いことで、カビなどの発生を抑制することもできます。
ひとくちに「メゾネット」と言っても、その形は様々です。ご希望の条件に合わせて、物件探しの参考にしてみてください。
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メゾネット型アパートの暮らしのメリット
メゾネットのアパートで暮らす際に感じることができるメリットには、以下のようなものが挙げられます。
居住空間を分けることでプライバシーを確保
いわゆる「フラット」と呼ばれるようなワンフロアタイプのアパートでは実現することが難しい、「居住空間の区分け」を行える点はメゾネットの強みです。例えば、1階をリビングとダイニングに設定し、寝室などのプライベートな空間を2階に持ってくることで、突然の来客時にも、プライベート空間への視線を気にせず対応することができます。その他、上下階でインテリアなどの雰囲気をガラッと変えることで、違和感が少なく雰囲気のちがいを楽しめるといったメリットもあります。こうした利点を活かして、自宅兼オフィスとして空間を使用されることもあるでしょう。アパートでありながら、まるで戸建て住宅のような使い方をできる点は大きな魅力です。
上下階間の騒音を軽減するポイント
一般的なアパート暮らしの場合では、上下階の住戸への騒音配慮が重要ですが、メゾネットの構造により、音の伝わり方を工夫して騒音リスクを軽減できます。例えば、元気に動く子ども達の部屋を2階に設定することで、ドタバタと走り回る振動音は自宅内にとどめられます。下住戸へ伝わる懸念を抑えることができるでしょう。上階住戸へ配慮したい場合には、音の元となるスペースを1階に持ってくることで、リスクを減らすことができるのです。ご近所トラブルを避けるためには、こうした工夫をしてみることも一手です。
不動産ビギナーさん上下階への騒音トラブルを、間取りで解決できるのは大きなメリットですね。
山口智暉騒音の最大の原因である床衝撃音を自宅内で完結させられます。近隣トラブルのリスクが大幅に軽減されます。
通風・採光の工夫がしやすいメゾネットの利点
部屋の間取り次第で、風通しや日当たりを調整しやすく、快適な住環境を実現できます。例えば、上階から差し込む自然光を部屋全体に取り込んだり、吹き抜け部分をうまく活用することで、十分な通風を確保することが期待できます。採光を調整することができると、リビングは明るく、寝室は暗くするといった変化もつけやすいでしょう。
収納スペースが豊富で生活空間が広がる
メゾネットでは内階段の下の空間が物置になっている物件が多いため、収納スペースを多く確保できる傾向があります。アパート暮らしでの収納場所に困りがちな、扇風機やストーブなどの季節家電をはじめ、衣替えをした衣類やスーツケースなど、幅を取ってしまうアイテムの管理も行いやすいでしょう。
こうした点を重視される方には、メゾネットはおすすめの物件と言えるでしょう。
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メゾネット型アパートの注意点と改善方法
暮らしのメリットも数多く感じられるメゾネットですが、一方で注意すべき点も存在します。
階段移動による不便さ
階層が上下に分かれたメゾネットならではの注意点ですが、日常的に階段の昇り降りが必要になることは考慮しておきましょう。フラットタイプの住戸に慣れている方は、生活スタイルの変化に対応する必要があります。また、バリアフリー性も低くなりますので、足腰に不安のある方にはおすすめしづらいでしょう。
生活動線が長くなる可能性とその対策
フラットタイプのアパートに対して、メゾネットの場合には、間取りによって家事などを行う際の動線が長くなってしまう可能性があります。例えば、「洗濯物を干す」といった動作ひとつをとっても、両者で違いが見られるケースがあります。洗濯機からベランダまでの距離がそれほど遠くないフラット住戸に対して、メゾネットでは、1階に洗濯機、2階にベランダがある配置が一般的です。このときには、階段のアップダウンも加わり、動線距離はかなり伸びてしまうでしょう。その他にも、メゾネットでは「階段」がある分、掃除の手間もかかります。各階に小型の掃除用具を設置するなどして、少しでも面倒に感じるポイントを減らす工夫をすることで、快適な暮らしにつながるでしょう。
不動産ビギナーさん洗濯物を干すだけでも階段の上り下りが加わって大変そうですね。
山口智暉階段による生活動線の変化は家事負担を増やします。間取り図で水回りと収納の配置を事前に確認しましょう。
空調管理に工夫が必要
メゾネットの構造上、縦に広がる空間面積が広いため、上下階での温度差が生じやすく、部屋全体の空調を適温にするまでには少々時間がかかります。また、暖かい空気は上に集まりやすい傾向があるため、暑い夏には上階に熱がこもりやすいといった特徴があります。寒い冬場は、下階が冷えやすくなるため、季節に応じた空調の管理が必要です。こうした傾向は、部屋の間取りや冷暖房の設備、断熱素材によっても変わってきますので、事前に確認すると良いでしょう。物件によっては、冷気と暖気を入れ替えてくれるシーリングファンなどの設備が設けられているケースも見られます。
実際に暮らし始める前に、こうした点も十分に確認してから物件を選択する必要があります。
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まとめ:自分に合ったメゾネットを選ぶためのポイント
本記事では「メゾネット」タイプのアパートについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。おしゃれな暮らしができる選択肢のひとつとして人気を博する「メゾネット」ですが、その形は様々です。メリットや注意点などもかんがみながら、暮らしのイメージを膨らませてみると良いでしょう。ぜひ本記事も参考に、あなた好みのメゾネット物件を探してみてくださいね。
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