神戸市長田区で不動産売却を考えるにあたって

目次

  1. 神戸市長田区に関する歴史と概要
  2. 神戸市長田区の最近の動き
  3. 神戸市長田区の特徴
  4. 神戸市長田区の意外なおすすめポイント ~「靴」から紐解く長田の魅力~
  5. 神戸市長田区での不動産売却まとめ

神戸市長田区に関する歴史と概要

「神戸市」は、全国トップクラスの人口・面積・人口密度を誇る、人気の市のひとつです。兵庫県の南部に位置する神戸市は、「県庁所在地」と「政令指定都市」としての役割を兼ね備えており、京都市や大阪市と共に、「京阪神大都市圏」の中心都市としての働きを担っています。

そんな神戸市は、9つの区から形成されており、西区・北区・東灘区・灘区・中央区・兵庫区・長田区・須磨区・垂水区(たるみく)とある中の、今回は「長田区」にフィーチャーして、記事をまとめていきます。

長田区は、神戸市にある全9区の中で、面積は最小でありながらも、人口密度は最大です。場所は、神戸市の中心部よりやや西側に位置しており、高取山と海に囲まれ、新湊川(しんみなとがわ)・苅藻川(かるもがわ)という2つの河川に形作られた、南北に渡る細長い区域になっています。非常に歴史深い土地であるため、いにしえの土地区画制度である「条里制(じょうりせい)」の名残が現代でも残されている点が特徴的です。そんな長田区は、明治から大正の時代にかけて、大きく市街の土地開発が行われてきた歴史を持ちます。この「長田」というエリアは、1945年に「林田区」として呼ばれていた地域を分離・統合した結果生まれ、苅藻川沿いに「長くひらけた田地」が続いていたことから名付けられたという謂れがあります。

区の歴史を語る上で、忘れてはならないのが、1995年に発生した「阪神・淡路大震災」です。あの痛ましい大災害では、長田区も甚大な被害を受け、その中でも特に「新長田」エリアに及ぼす影響はとりわけ深刻なものでした。震災以後は、災害に強く安全な街づくりを目指し、市街地再開発などあらゆる都市計画事業が進められ、現在では新しい街並みが広がりつつあります。

区の北部に広がる丘陵地帯は、早朝登山・六甲全山縦走などで地域の人々に愛される「高取山」や、広大な面積の「ひよどりごえ森林公園」といった、豊かな自然環境に恵まれており、区民の憩いの場として大切にされています。中・南部エリアでは、JR線をはじめとして、市営地下鉄・神戸高速鉄道・山陽電鉄といった鉄道網が整えられており、交通面でも発展を遂げてきました。さらに、南端に位置する長田港地帯は「みなと神戸」を支える存在としても活躍しており、あらゆる事業の積み卸し港や漁港としても要となっています。

こうした神戸市長田区の背景を踏まえた上で、引き続き、区の詳しい内容について解説していきます。

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こうした神戸市長田区の背景を踏まえた上で、引き続き、区の詳しい内容について解説していきます。

2019年に、「新長田合同庁舎」と呼ばれる、兵庫県と神戸市の「税」や「公営住宅」にまつわる事業を務める部署が入居する建物が誕生しました。その結果、およそ1050名の職員がその場で就労の機会を得て、年間あたり約30万人もの来庁者が見込まれることとなり、新長田の大きな変化が期待されています。就労に伴う住居や、来庁者の宿泊関連施設などへの需要の高まりが予想され、新長田界隈での不動産売却をお考えの方にとっては、耳寄りな情報となることでしょう。

さらに、最近では、新長田エリアに若手のアーティストやクリエイターが多数移住してきており、彼らの活動拠点として、空いている家屋や店舗の活用が盛んに進んでいます。こうした動きは、2015年から地域の協力のもと開催されている「下町芸術祭」との関連も深めながら、新長田のクリエイティブな魅力を高める一助となっています。区のホームページに掲載される区長のメッセージにも「近年区内に若手アーティストが集積しつつあり、活動の場を求める方に、長田に関心を持っていただけるよう、区の個性や魅力をお伝えしたいと思っています」とあるように、今後ますますクリエイティブな街としての情報発信が進められることでしょう。もしも、神戸市長田区で、クリエイター向けの不動産売却をご検討中の方がおられましたら、こうした動向にもぜひご着目ください。

神戸市長田区の特徴

【「コリアングルメ」や「そばめし」など、魅力的な食文化】

長田区には全国でも有数の「コリアンタウン」が存在し、大阪市生野区と肩を並べる、在日されている方が多い街としても有名です。焼肉やお好み焼きなど、本場の味を楽しむことができ、流行りの韓国グルメを堪能するには持って来いの場所です。

ちなみに、B級グルメとして根強いファンの多い「そばめし」は、長田区が発祥の地であり、「青森」というお好み焼き店でお客様との会話をきっかけに誕生したと言われています。そばめしは、「阪神・淡路大震災」の際には、復興のシンボルとして被災した人々に力を与えてきた歴史もあり、まさに神戸の街のソウルフードのひとつと呼べるメニューになりました。

「そばめし」や「粉もの」といった独自の食文化があるため、区内では「こなもんマップ」などのグルメマップも作成され、イベントを開催しながら、文化を広げる情報発信が行われています。

【アニメや映画、ドラマの聖地としても有名】

2009年に、震災復興のシンボルとして、若松公園に「鉄人28号」の巨大モニュメントが設置されました。この背景には、神戸出身の漫画家であり、新長田にゆかりのある「横山光輝(よこやまみつてる)」氏の作品の魅力で街を盛り上げようという思いが込められています。地域の商店街などが立ち上がり、「NPO法人KOBE鉄人プロジェクト」を発足し、完成に至ったそうです。

また、震災のあった1995年の初秋頃には、「寅さん」として親しまれた渥美清氏が主演を務める「男はつらいよ 寅次郎紅の花」(シリーズ第48作)の撮影が、震災の影響で、仮設営業を行っていた菅原市場内で行われました。

そして、神戸の街では、韓国の人気俳優である イ・ドンゴン氏が出演した韓国ドラマ「ガラスの華」のロケが行われたこともあり、舞台となる警察署として長田区役所の建物が使用されました。

こうした文化作品の聖地としても長田区は注目を集めており、ファンの方にはうれしい情報です。長田区での不動産売却についてお話をされる際には、情報のひとつとしてお耳に入れておいても損はないでしょう。

【神戸三大神社のひとつ「長田神社」】s

長田区内にある「神戸三大神社」のひとつである長田神社は、正月の三が日はもちろんのこと、「追儺(ついな)神事」や「夏越祭(なごしさい)」など、年間をかけて催しが行われる賑やかな場所です。ちなみに、痔の御利益としても有名な場所だそうで、気になる方はぜひ足を運んでみてください。神戸を代表する神社のひとつが身近にあることは、長田区に住む上で、うれしいポイントのひとつかもしれません。

神戸市長田区の意外なおすすめポイント ~「靴」から紐解く長田の魅力~

神戸市長田区の意外なおすすめポイント ~「靴」から紐解く長田の魅力~

長田区周辺は、ケミカルシューズ産業が盛んに行われてきた実績から、全国屈指の「靴の産地」として名を馳せ、「履き倒れの街」の愛称で親しまれてきました。明治時代より、神戸港で行われた生ゴムの輸入にともないゴム産業が盛り上がり、大正時代からゴム靴の製造が開始されました。その後、ゴムの入手が難しくなったメーカーは、こぞってケミカル素材(合成皮革)を使用した靴づくりに精を出すようになったと言います。こうした歴史を背景に、神戸の街のケミカルシューズ産業は大きな発展を遂げ、日本の靴業界をリードするまでになりました。今日では、長田区エリアのシューズメーカーが手を取り合い「神戸シューズブランド化委員会」を発足し、「神戸シューズ」と名付けたメイドイン神戸の国産シューズの魅力を、広く全国に届ける取り組みが行われています。2017年からは、神戸シューズのブランド化の一環として、ハイブランドモデルである「神戸シューズプレミアムライン」も登場しました。このプレミアムラインは、フィット感が重視されており、長時間履いても疲れにくい点が特徴です。サイズ設定も細かく設定されており、0.25センチメートル刻みで用意されています。さらに、片足ずつを異なるサイズで購入することも可能なため、足の形でお悩みの方や、靴にこだわりのある方には、ぜひ一度お試しいただきたい逸品です。

神戸市長田区で不動産売却をお考えの方は、お相手の方へさりげなく靴の話題を振ってみるのも良いかもしれません。誰もが日々使用する靴については、意外な悩みが潜んでいる可能性があります。そんな時は、長田区が力を入れている神戸シューズの魅力についてお伝えしてみてください。通信販売で全国どこからでも靴を買える時代になりましたが、やはり直接商品を目の前に、細やかな試着を重ねながら、自分に合った一足を探すことができる安心感は現地購入の魅力です。不動産をご検討の方には、毎日使う靴をきっかけに、長田区に住む魅力を伝えてみるのも一手かもしれません。

神戸市長田区での不動産売却まとめ

以上、神戸市長田区に関する情報をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

長田区は、エリアによって異なる魅力を味わうことができる、多様性のある地域です。
北部では緑豊かな自然があふれ、中北部は長田神社を擁する歴史情緒を感じることができます。南部には長田港を中心に下町の雰囲気が流れており、様々な表情を見せてくれます。

コリアンタウンもあることから、在住外国人が多い場所ではありますが、神戸国際コミュニティセンターをはじめとする支援団体等と連携を取りながら、多文化共生社会の実現に向けた活動が行われています。

また、昨今では特に、新長田界隈での人の動きが活発であり、「新長田合同庁舎」の誕生や、若い芸術家たちが作品を生み出す拠点としても注目を集めている点はポイントです。

区のモットーとして、「ずっと『いきいき』暮らせるまち」・「住んでも訪れても『ここちええ』まち」・「わたしの『おもろい』が見つかるまち」を掲げ、更なる情報発信に努める長田区は、今後ますます注目のエリアのひとつです。

ぜひ売却される不動産の特性にマッチする区の特性を掴んで、アピールポイントに繋げてみてくださいね。


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