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投稿⽇時

2024/06/25

最終更新⽇時

2024/06/25

住み替え自己資金なしでもできる!住宅ローン活用法

  • 融資・ローン

今住んでいる物件から、転勤や生活環境の変化ですぐにでも引越しをしたい、今の家が手狭になったから広い家に引っ越すことができたらと考えておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

とはいえ、引越しというと引越し業者に依頼して家財道具を運んでもらったり、新しい家のローン及び家賃が必要になるなど、どうしても多額のお金がかかってしまうものです。もし他の市区町村に引っ越す場合であれば、役所で住民票の変更などのお金もかかってきますよね。

今の段階で自己資金がない。でも引っ越す必要性が高い。どうすれば良いのだろう…とお悩みの方はいませんか?

今回の記事では、今自己資金がなくて困っておられる方に向けて書いていきます。どのような補助制度があるのかなど、お困りのあなたのお役に立てるように、徹底的に解説していきますね。

なお、この記事は忙しいあなたも読みやすいように10分で読み終わります。

自己資金なしでも住み替えは可能?急な引越しにも対応する方法

「自己資金がなくて、急に引越しの予定ができてしまった場合、どうすればよいか悩む方もいるのではないでしょうか。」

ここでは自己資金がなくても引越しできるのかという疑問を解決させていただきます。

まず初めに、引越しに必要なお金について知るところから始めていきましょう。

一般的に、引越しに必要なお金は賃貸の家に引っ越すのであれば「賃貸契約の初期費用」、「引越し費用」、「家具・家電購入費用」に分けることができます。この中で最も占めているのが、「賃貸契約の初期費用」です。

この賃貸契約の初期日費用は、敷金・礼金(礼金はない地域もあります)・仲介手数料・前家賃・火災保険料・鍵交換費用・保証料などが含まれています。およそ家賃の4倍〜6倍はかかるといわれています。敷金や礼金、仲介手数料がかからない物件もあるので、引越しにかかる初期費用にはばらつきはありますが、かなり高額の値段になります。

例えば、家賃が6万円の一人暮らし用の場合であれば、賃貸契約にかかる初期費用は24万円〜36万円が相場になります。また引っ越す時期や荷物の量、移動する距離にもよりますが、引越し費用(引越し業者を利用してかかる金額)はおよそ3万円〜5万円程度になります。さらに、新生活に必要な家具や家電、雑貨なども含めると合計で32万円〜51万円ほどかかる計算になります。

家族で引っ越す場合は、賃貸契約の場合家賃も高くなるので初期費用は80万円〜120万円ほどになります。引越し先から今住んでいる場所までの距離が遠く、荷物が多ければそのぶんの料金が高くなってしまうので、初期費用の目安よりも多めの金額を見積もっておくと良いでしょう。加えて、一人暮らしや家族問わず、退去の際に修繕費やクリーニング費用もかかってきます。大きな破損がなくても多い例でいうと10万円前後かかってしまいます。もし破損があった場合はもっと多くなります。入居時に敷金の支払いがない物件は、退去時に修繕費を支払う必要があり、退去時に一括で請求されることが一般的になります。

ここまでは賃貸について述べてきましたが、次は戸建住宅での引越しにかかる費用です。2014年度住宅金融支援機構の「住宅取得に係る消費実態調査」によると、住宅の建築に伴った平均引っ越し費用は新築持ち家で16万円、中古住宅で19万1000円でした。

ここまで述べていると、かなり多くのお金がかかることから「じゃあ自己資金がなければ引っ越すのなんて無理じゃない?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、最低限の自己資金で引っ越すことができる方法はあります。その方法を次の章で述べていきますので、引き続きご覧くださいね。

住み替えにかかる費用を抑えるための方法とは?

前の章では住み替えにかかる費用について述べました。引越しには大きな費用がかかりますが、少しでも費用を抑える方法はあるのでしょうか。そう思われる方もたくさんおられると思います。ここからは、住み替えにかかる費用を抑え、できるだけ自己資金で引越しができる方法を解説していきます。住み替えにかかる費用を安くする方法を項目別にご紹介します。

・相見積もりを取る

・繁忙期を避ける

・土曜日・日曜日・祝日を避ける

・月初・月末を避ける

・大安など縁起の良い日を避ける

・なるべく荷物量を減らす

・賃貸であれば敷金・礼金なしの物件を探す

・助成金を活用する

・自力で引越しをする

・相見積もりを取る

実は、引越しの価格を安く抑える最も一般的な方法は、相見積もりを取ることです。同じ条件であっても、引越し業者によって見積もり価格は異なります。少しでも安く引越しを行うためには、複数の引越し業者に見積もりを依頼して、比較することができればより安い引越し業者を見つけることができます。

もしすでに依頼を決めている引越し業者が決まっている場合でも、相見積もりを取ることで他社の相場を知ることができるので、値引き交渉をしたいときなどに役立ちます。とはいえ色々な業者に見積もりを依頼するのは、なかなか大変なこと。インターネット上で一括見積もりできるサイトがあったりするので、うまく活用してくださいね。

・繁忙期を避ける

・月初・月末を避ける

・大安など縁起の良い日を避ける

ここでいう繁忙期は2月から4月を指します。引越しの価格は、引越しの時期によって大きく左右されるのですが、特に転勤や学生の卒業及び就職のタイミングである3月から4月は、引越し業者に依頼が集中するため、通常の時期に比べて値引きは全く期待できなくなります。引越し業者の予約が取りにくくなることもあるかもしれません。だからこそ、引越しの予定日を繁忙期から最低でも1ヶ月ずらすだけでも引越しの価格が数万円単位で安くなることもあります。

また、月初・月末や土曜日・日曜日・祝日、大安など縁起の良い日も休みが取りやすい、キリが良い、日が良いという理由で人気のため、値引きなどの期待はほぼないと言って良いでしょう。

そのため、繁忙期や月初・月末、大安などの縁起の良いひを避けることで値引きがしやすくなったり引越しの予約も取りやすくなってきます。引っ越す時期にこだわらないという方であれば、この方法を検討してみてくださいね。

物量を減らして引越し費用を削減する方法

引越し業者に依頼するときに、事前に荷物を少なくしておくのもオススメです。引越しの価格は、使用するトラックの大きさによって変動してきます。荷物の量を整理して、不用品を処分したり最低限の荷物にしていけば、手配する引越しトラックをサイズダウンして見積り価格を下げることができます。いらないものはフリマアプリやネットオークション、リサイクルショップに出したり知人に譲るなどしていけば、断捨離にもなりますし一石二鳥です。

敷金・礼金なしの賃貸物件で費用を抑える方法

敷金・礼金は必ず払わなくてはならないというわけではありません。実際に礼金の文化が根付いているのは関西が中心だという話もあります。実は敷金礼金のかからない物件(通称ゼロゼロ物件)も存在しています。引越し初期にかかる費用のうち、家賃の数ヶ月微分を浮かせることができます。しかし、敷金は退去時の原状回復費用として使われるので、退去時に負担が増えてしまうかもしれません。物件の詳細は、納得がいくまで不動産仲介業者に確認するようにしましょう。

自治体の助成金や補助金を賢く活用する方法

自治体によっては、条件を満たしていれば引越しの助成金を支給してくれたり補助金が用意されている場所があります。大阪府であれば、枚方市などがこの取り組みを行っています。

しかし基本的に対象になっているのは、新婚カップルや子育て世代、Uターン就職者などなので、対象になる人が限られてしまうのが難点です。引っ越すことが決まれば、自治体の公式ホームページなどで補助金の有無を確認しておくと良いでしょう。

自分で引越しする方法でコストを最小限に抑える

引越し費用を確実に安く抑えるには、自分で運ぶのが一番安く上がります。ここでかかってくるのは、ガソリン代と車がない場合はレンタカー代金くらいになります。あと必要なのは引っ越す本人の体力・気合いがあるかどうかになります。

自己資金がない場合、無駄なお金をかけたくない方にはおすすめですが、特にマンションの高層階に引っ越す場合、かなりの重労働になることがあります。加えて仕事やプライベートなど自分の時間がかなりの割合で奪われてしまいます。あまりお勧めはしませんが、気力がある方はこの方法も一つであると言えます。

自己資金なしでも住み替えを実現するための3つの方法

上で述べたように費用を抑えようとしても、自己資金がまったくないという方もいらっしゃるかと思います。その場合、どうしても住み替えにはお金がかかってしまうため、住み替えを諦めなければならないのかなと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。この章では、自己資金がない場合にどうすれば良いかを説明していきます。

・新規住宅ローンの利用

・住み替えローンの利用

・つなぎ融資の利用

新規住宅ローンを活用して住み替えを実現する方法

今持っている持ち家を売却し、その売却額で新居を購入できればすぐにでも住み替えられますが、実際にはそんなにうまくいくことはありませんよね。思った以上にお金もかかるものです。この場合であれば、新規住宅ローンの利用を視野に入れてみてください。住宅ローンを借り入れることで、自己資金が不足していても住み替えが可能となります。

住み替えローンを使って新居を購入する方法

住み替えローンとは、持ち家の住宅ローン残債と新居の購入資金を同時に借り入れすることが可能になる仕組みです。住宅ローンを現在住んでいる家のローンと二重で払わなくてよくなること、新居の購入費用を準備できることが強みになります。とはいえこの仕組みは審査基準が厳しいこと、過剰なローンでの債務を抱えてしまうことになります。利用は計画的に行いましょう。

つなぎ融資を使って短期間の資金不足を解消する方法

つなぎ融資とは、新居を購入するときに住宅ローンが通る時までの間に必要になる土地の代金や建物の着工金などを事前に借り入れする方法になります。ここで注意したいのは、つなぎ融資はあくまで「つなぎ」であり、住宅ローンの融資が実行されたら、この資金は一括返済しなければならないという点です。

これらの制度を利用するためには事前の準備が必須です。まずは今住んでいる家の売却予想額や住宅ローンがいくら残っているのかを把握しておく必要があります。これを調べないことには始まらないと言っても過言ではありません。

もし今の持ち家が住宅ローンを借り入れして購入した物件なのであれば、資金を貸付している金融機関が土地や建物などの不動産を担保にすることができる抵当権を持っています。持ち家を売却・引き渡しをする場合はこの抵当権を抹消しておかなければなりません。この抵当権は、住宅ローンを完済しておかないと抹消できないので、ここで売却予想額や住宅ローンの残額を把握しておく必要があるのです。ここでの売却予想額が住宅ローンの残りを上回っていればスムーズに売却できるのですが、売却予想額が安かった場合は、住宅ローンを完済するための資金調達が必要になってきてしまいます。

加えて、住み替えに必要な資金を把握しておく必要があります。具体的には、今住んでいる家の売却費用と新居の購入費用です。売却費用には、仲介手数料や印紙税、所得税、住宅ローンの一括返済手数料などがあります。加えて購入費用には物件購入費用や住宅ローン融資手数料、引越し費用、固定資産税などが挙げられます。住み替えまでの日程を組んで計画的に住み替えの準備をすることも重要になってきます。

まとめ:自己資金なしでも住み替えはできる!費用を抑えるための実践ガイド

いかがでしたでしょうか。自己資金がなくても住み替えは可能であるということがみなさんにお伝えできていたなら幸いです。引越し費用を抑えたり、住宅ローンの融資を受け

たりすることで今自己資金がなくて、住み替えを諦めている方も住み替えをすることができるのです。

とはいえ、現在持ち家の方は住んでいる住宅のローンの清算も行う必要があるため、支払いの計画や住み替えの計画をしっかり立てて行く必要があります。うまく計画を立てて住み替えを成功させてしまいましょう!