伊予柑を生み出した街!愛媛県伊予市は不動産投資に向いている?

この記事では、伊予市をご紹介します。伊予市は不動産投資に向いているエリアでしょうか。伊予市の魅力や最近の動きをご紹介したうえで、今不動産投資を行う理由をご説明します。

伊予市の概要

伊予市は愛媛県のほぼ中央に位置します。道後平野の西南部から四国山地の一部にわたって、西北は風光明媚な瀬戸内海に面しているのが特徴です。県都松山市から約10km、南予の玄関口に位置する街です。市の中央には国道56号が走っており、松山から伊予地区・中山地区を経て大洲に至ります。また、伊予地区から双海地区(旧双海町)と、国道378号(長浜方面への沿岸路線)の分岐点でもあります。さらに、松山自動車道が市の中央を通っているため、伊予ICは伊予市内のみならず、松山空港までのアクセスとしても利用されています。このように伊予市はアクセス面が充実しており、交通の要とも言える街です。
また伊予市は、温暖な気候と豊かな自然環境が魅力の一つで、市内には美しい山々や川が広がっています。市内には多くの温泉地が点在しており、観光地としても知られています。一番広く知られているのは、「伊予柑」の産地であることではないでしょうか。伊予柑は、その甘さと酸味のバランスが特徴の柑橘類で、全国的にも知られています。
さらに伊予市は、「伊予製紙」の本社があることでも知られています。伊予製紙は、日本の大手製紙会社で、市の主要な雇用創出企業の一つとなっています。
他にも「ふたみシーサイド公園」という400mの砂浜に面した県内でも人気を誇る夕日スポットや、「下灘駅」という撮影にもオススメの絶景スポットなど、観光地がたくさんあります。また伊予市には、日本一といわれる「中山栗」を筆頭に、品質・味ともに最高品とされる「唐川びわ」や、自然の味と風味をもつ「花かつお」など、新鮮で魅力的な山の幸と海の幸が豊富に揃っています。
そして、キウイフルーツについては、なんと県内トップクラスの収穫量を誇っています。
豊かな自然と景観に育まれている「食材」と「食文化」、優れた技能・技法から生み出された産品など、魅力的かつ大きな可能性をもった地域資源が伊予市には多数あります。これらの中から、とくに優れたものは「ますます、いよし。ブランド」として認定されます。そして市内外へPRすることでその消費拡大が図られるとともに、伊予市の認知度を向上させ、地域産業の活性化が推進されています。
以上のように、伊予市は交通、自然、歴史、産業、食が融合した魅力的な地域であることがわかります。

伊予市の人口

伊予市の人口は以下のとおりです。

人口 ※令和5年5月末時点

  • 総世帯数:16,274世帯
    総人口: 35,634人
    うち男性は16,875人、女性は18,778人と女性の人口が多い街になっています。
    愛媛県内11市のうち、9番目の人口となっています。

伊予市での不動産投資について

不動産投資を行うにあたって大事にしたいのが、再開発が見込まれるエリアであるのかという点です。
伊予市では、郡中中心拠点地区の都市再生整備計画として『住む人・訪れる人が安全で快適に行き交うまちづくり』を目指した計画が進んでいます(2022年1月14日時点)
同地区は、伊予市の中心部に位置するエリアで、行政施設・教育文化施設・鉄道駅等が集積する拠点地区となっています。現在「景観計画重点区域」に指定されている通りは、商店街中央の古い建造物が残っています。また、空き家や空き地が増え空洞化が進む商店街には「伊予市文化交流センター」を中心拠点・文化交流拠点として整備するだけでなく、回遊性の高い歩行者ネットワークの形成が進められました。『住む人・訪れる人が安全で快適に行き交うまちづくり』が目指されています。
他にも災害時の備えとして、容量60トンの飲料水兼用型の耐震性貯水槽が市役所本庁舎駐車場の地下に設置されています。また少し前にはなりますが、平成28年度より市道灘町中央線外街路灯整備として、老朽化により歯抜け状態だった街路灯が新しく整備されています。景観に配慮した素敵なデザインが採用され、さらにLEDで明るく環境にも良い仕様になりました。以上のように、伊予市は日々進化を遂げており、再開発が進んでいる街です。

なぜ伊予市がオススメ?

伊予市は不動産投資に最適であることをご紹介しましたが、それは同市が魅力溢れる街であることも起因しています。魅力的な理由を以下でご紹介します。

① 子育てに最適の街

伊予市では、他の市町村と差別化された特有の取り組みが行われています。例えば、民公学連携事業「iProject!」は、これまであまり共同で活動することは少なかった「市民団体(民)」と「行政(公)」が目的のために連携し、さらにそこに「高校や大学(学)」が持つ専門知識や技術、そして若く柔軟な考え方を加えることで、三方にとってメリットがある形で協働する事業です。市では、行政や民間団体などの所謂「大人」たちだけの話し合いでは気付けなかった斬新な気付きやプロモーション方法などについて、若者からヒントをもらっているようです。
具体的には、伊予農業高等学校生活科学科の生徒と松山大学の学生、そして伊予市が連携して事業を行っています。市内の事業者や団体を巻き込みながら推進する協働事業となっており、平成24年4月から実施されています。
若者の創造力や発想力を積極的に頼ることができる市民団体や行政の姿は、将来的な伊予市の姿を投影しているようにも思えます。若者が活発な街は、ビジネスアイデアなども生まれやすく、スタートアップで盛り上がる街になる可能性も十分に考えられます。伊予市は、例えば都心と比べると人口も少ない分、より一人一人の生徒・学生が社会経験を積む時間が多く与えられています。このような街は、子育てにもぴったりなのではないでしょうか。

② 子育て支援制度の充実度

①とも繋がりますが、伊予市は子育て支援制度が整っています。具体的には、親子遊び場(図書館や公園など)が市内に12ヶ所用意されており、気軽に利用することができます。
また、愛顔(えがお)の子育て応援サイト「きらきらナビ」では、子ども連れで気軽に利用できる店舗を紹介してくれたり、特典・割引が受けられる「子育て応援パスポート」が利用できたりします。
市が、お子さんの一時預かり事業などもしているので、伊予市に移住してきて頼る方がいないママやパパも、安心して行政の力を借りることができるのではないでしょうか。

③ 整った移住支援制度

不動産投資を行うにあたって移住者の増加が予想できるという事実は、地価の上昇に繋がることが期待できるので、基本的には前向きに捉えられる一つの要因と言えます。伊予市は、移住支援制度が整っており将来的な移住者の増加が見込まれます。

例えば、移住フェアをオンライン・オフラインどちらもで開催しています。対面型では大阪や東京などの主要都市圏でも開催しており、窓口は広く開かれていることがわかります。
また愛媛県内の他の市でも用意されているように、東京・埼玉・千葉・そして神奈川の東京圏(東京23区在住または通勤)からの移住者を対象とした支援制度が、伊予市でも用意されています。単身世帯は60万円、2人以上のファミリー世帯には100万円の支援金が補助されます。また18歳未満のお子様がいる場合には、1人につき30万円も加算されます。

愛媛ふるさと暮らし応援センター「えひめ移住コンシェルジュ」によると、「ふるさと愛媛Uターンセンターおしごと相談窓口」という別の窓口で移住後の支援も行ってくれるようです。愛媛に興味を持った方に、どのような地域があるのか、どのような産業が盛んなのか、そして実際に移住するとなった際の進め方などを説明してくれます。その後、愛媛の具体的な市町村を紹介してくれるので、そこで伊予市を発見する方も少なくないようです。この「愛媛ふるさと暮らし応援センター」は東京の有楽町にありますが、東京都民だけでなくオンラインを活用して関西エリアなど、他エリアからの移住相談者も増加しているようです。
以上のように伊予市には「住んでみたい!」と思える魅力と、その思いをサポートしてくれる制度が多くあります。
都心エリアなどと比較すると手頃な住宅費で職場の近くに住むことができ、さらに県都までの交通網も充実しているなどの理由から、伊予市民はストレスフリーな日常を送ることができているようです。都会で疲弊しながら働くことを避け、伊予市に移り住む方は今後増加傾向にあるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、伊予市が不動産投資に向いている街であるのかを検証しました。
不動産投資を行うにあたって、市についての情報はもちろんのこと、再開発情報や子育て支援情報など多岐に渡る調査が必要です。伊予市での再開発情報を記載しましたが、今後も常に最新の情報をチェックすることが重要です。再開発情報は市の公式サイトに随時アップデートされているので、確認するようにしましょう。
そして伊予市では空き家や空き地が増えており、空洞化が進んでいる現状があります。市を再度盛り上げるためにも、古民家を購入しリノベーション後に不動産投資物件として貸し出すという方法もあるので、伊予市の空き家巡りをしてみても良いかもしれません。空き家は市や県、そして国にとっても解決したい地方課題の一つですので、不動産投資で利益を確保しながらも、同時に社会貢献に繋がるような投資活動ができると素敵ですね。
現在日本国内では、首都圏を中心に物価高騰が続いていたり、首都圏エリアでは大型地震なども予想されていたりと、これまで以上に首都圏一極集中型を分散させていく必要がある状況になっています。また何かと物騒な事件も増えており、人口が過密しているエリアを避けて子育てを行いたいと考える方も少なくないでしょう。このような社会的背景から、中国・四国地方で自然に囲まれながらゆったりと生活をしたいと考えている移住希望者は、今後も増加していくことが予想されます。
この記事を参考に、ぜひ伊予市での不動産投資を検討してみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考サイト

① 伊予市HP
https://www.city.iyo.lg.jp/index.html

② 伊予市再開発情報
https://www.city.iyo.lg.jp/toshijyutaku/kasseika.html

③ 人口
https://www.city.iyo.lg.jp/machisou/shise/toke/jinko.html
https://www.homemate.co.jp/research/population/pr-ehime/city/?city_sb=1

④ 移住情報
https://ano-kono.ehime.jp/st/shienkin/usr/