市民の幸福度が高い街!愛媛県松山市は不動産投資に向いている?

松山市をご紹介します。松山市は不動産投資に向いているエリアでしょうか。松山市の魅力や最近の動きをご紹介したうえで、今不動産投資を行う理由をご説明します。
松山市の概要
松山市は、愛媛県のほぼ中央にある松山平野に位置します。市役所は、東経132度46分、北緯33度50分の場所にあります。東京と比較すると経度で7度の差があるため、夜明けと日没がどちらも28分ほど遅くなります。
気候は温暖な瀬戸内海気候です。年平均気温16.5度で、年間降水量は約1,300mmと6月に多く、12月に少ない夏雨型となっています。全体的に降水量と積雪量はごく少量で、台風の通過も太平洋側の高知県や徳島県と比較すると少なく、穏やかで恵まれた気候条件になっています。
松山市は、明治6年に愛媛県庁が設置され県都となりました。明治22年12月15日市制を施行してからは、政治・経済の中心都市として成長を続け、俳人正岡子規をはじめ、多くの文人を輩出した街でもあります。昭和20年、市街地の大部を戦災により焼失したのですが、今日では総合的な都市機能を備える中核市へと移行し、平成17年1月には北条市・中島町と合併する形で、四国初の50万都市までにも発展しました。
市内中心部には松山城があり、周辺には繁華街や官公庁が集まっています。また、名高い「道後温泉」も松山市内に位置しており、観光地としても知られています。道後温泉や松山城は、観光客だけでなく市民の生活に溶け込んでいるランドマークです。市内中心部から道後温泉までは路面電車で約10分の近さで、気軽に行くことができます。松山市は交通の便も良く、松山空港や松山港からは全国各地へのアクセスが可能です。市内中心部から松山空港までは、車でなんと約15分の近さです。また、市内はJR予讃線や伊予鉄の路面電車などが走っており、公共交通網も充実しています。市内の公共交通の一大拠点となっているのが伊予鉄松山市駅で、ここからは郊外線が3方向に発着しています。
松山市は、子育て支援にも力を入れています。子育て情報の発信に積極的で、子育て世帯にエールを送る情報サイト「カンガ(エ)ルーカフェ」を開設しています。また、愛媛県が運営する結婚から妊娠、子育てまでを応援するPCサイト及びスマホアプリ「きらきらナビ」も利用可能です。
以上のように、松山市は気候としても過ごしやすく、アクセス面や子育て支援など、生活するうえで大事なポイントとなってくるものが整っている街であると言えます。
松山市の人口
松山市における、具体的な数値情報を見ていきたいと思います。
人口 ※令和5年6月1日時点
総世帯数:232,407世帯
総人口: 476,243人
うち男性は223,878人、女性は252,365人と女性の人口が多い街になっています。
もちろん愛媛県内では人口が最も多い市になっています。
松山市の将来計画
不動産投資を行うにあたって街の将来性は非常に重要です。松山市では再開発の情報はあるのでしょうか。
松山市は、現在都市計画決定を行っています。中心市街地の活性化やコンパクトシティを進めることを目的として、湊町三丁目C街区地区と、一番町一丁目・歩行町一丁目地区の準備組合からの要望に基づいて計画が進められています。
湊町三丁目C街区地区は、準備組合が早期の事業認可に向けて取り組んでいるようです。一番町一丁目・歩行町一丁目地区に関しては、準備組合が令和3年3月以降、昨今の経済状況と考え合わせて事業変更のため休止されていたのですが、現在は新たなコンサルタントと契約し、事業化に向けた検討が再開されています。水面下で再開発が進められていることがわかります。
また、松山市には多くの人気カフェが続々とオープンしています。若者を中心に非常に人気を呼んでいます。
以下にオススメのカフェをご紹介します。
10FACTORY 道後店(愛媛県松山市道後湯之町12-34)
道後温泉駅から道後温泉本館へと続く「道後ハイカラ通り」にある専門店です。愛媛県産の柑橘を使用したジュース・ジェラート・みかんビールなどが並びます。イートインスペースもあるので、小休憩にも最適です。
ミカンカフェ(愛媛県松山市越智町2-6-4)
愛媛の果物を堪能できるかき氷が魅力の、人気急上昇中のカフェです。地元のフルーツを使用したかき氷などが堪能できるカフェ。洋菓子店も併設されているため、自宅で楽しむ用にケーキを購入するのもオススメとなっています。店内は広々としたおしゃれな空間で、ゆったりと過ごせるところも魅力です。
スポットコーヒースタンド(愛媛県松山市二番町3-10-6 村上ビルB号)
非常に美味しいコーヒーが飲めると噂のコーヒースタンドです。
以上のように、愛媛県産の特産品などを活用したカフェが多いのが特徴です。松山市での移住を検討する若者や子育て中のママやパパにとっても、休憩できるカフェが多いのは嬉しいポイントではないでしょうか。
なぜ松山市がオススメ?
さて、松山市は再開発もちょうど進められており、不動産投資にもオススメのエリアであると言えます。他にも、不動産投資をオススメできる理由を以下でご紹介します。
① リーズナブルな家賃相場
松山市は、全国的に見ても非常に家賃相場が低く設定されており、アパートやマンションに限らず戸建ての不動産投資もオススメできます。
家賃相場は以下のようになっています。
アパート
- 2LDK 3K 3DK:5.66万円
マンション
- 2LDK 3K 3DK:6.24万円
一戸建て
- 3LDK 4K:7.53万円
松山市の賃貸住宅の家賃は県庁所在市の中で2番目に安くなっており、東京の半額以下です。東京都と比較すると土地付き住宅・分譲マンションともに、約2,000万円以上の差があります。月々の返済額が3万円以上東京より少ないデータがあり、生活費をかなり抑えることが可能です。余談ですが松山市は物価も安く、物価地域差指数では、とくに東京比較で物価が低く、支出が抑えられます。年間で70万円プラスとなるお財布にやさしい街です。
② 移住者の受け入れ
松山市では、愛媛県の県庁所在地に相応しく、さまざまな移住支援制度が展開されています。
神浦定住促進住宅
忽那諸島最大の島である中島・神浦地区の旧教員住宅を活用して、移住希望者向けにお試し移住施設が整備されています。
ハイムインゼル興居島
松山市の島しょ部への移住や定住を考えている方を対象として、家庭菜園や地元の方との交流を楽しみつつ、興居島での移住生活を体験するための施設が用意されています。
松山市里島通勤者支援補助金
島しょ部に在住の方で、定期船を利用して島外へ通勤している人の船舶運賃が補助されます。
松山市創業資金利子補助制度
市内で新たに事業を開始する事業者を対象として、指定の金融機関からの融資にかかる利子の一部が補助されます。
認定新規就農者制度
農業経営開始後5年間の就農計画を立て、計画の内容に対して市長の認定を受けます。その後、認定新規就農者の資格を得ることが可能です。認定新規就農者になると、さまざまな政策支援を受けることができます。
③ 子育て支援制度
松山市では子育て支援制度も整っています。
奨学資金貸付制度
大学や短大(専門学校除く)へ入学する方を対象に、奨学資金貸付制度が用意されています(ただし、保護者または本人が1年以上在住する方に限る)。
保育料軽減
令和元年10月から、3歳(年少クラス)以上児の保育料が無償となっています(ただし、給食費、通園送迎費、行事費などは保護者負担)。
以上のように、松山市はリーズナブルな家賃相場で、移住支援や子育て支援制度も整備されています。とくにファミリー層の移住を後押ししてくれる制度が揃っており、不動産投資としてもオススメのエリアであると言えます。
まとめ
今回は、松山市が不動産投資に向いている街であるのかを検証しました。
愛媛県松山市は、水面下で再開発や新たなカフェのオープンが続いており、ますます魅力的な街へと進化しています。全国の20〜40代の主婦4,793人を対象として、「家族」「暮らし」「お金」「食事・健康」「モノ・趣味」の5つの指標が点数化された調査では、藤沢市(神奈川県)、稲城市(東京都)、西宮市(兵庫県)、そして三鷹市(東京都)に次いで、松山市は第5位にランクインしました。5つの指標の中でも、松山はとくに「家族」の幸せ度が高い結果が出ており、日常での幸福度の高さが伺えます。さらに、暮らしている地域の住民や環境についての声の中でも、「親切で優しい人が多い」と感じている傾向が高いようです。「家族仲」に加え、「ママ友」との関係性も良好で、松山のママたちの幸福度の高さに繋がっているようです。
コンパクトシティであることを理由に、通勤・通学にかかる時間も、なんと全国2位の短さです。街の起伏も少ないため、運動を兼ねて自転車で通う人も多いようです。さらに仕事の平均時間も全国3位と、短く仕事を切り上げるようで、それに比例して仕事からの帰宅時間の早さは全国1位です。余暇時間の長さは全国2位となっており、松山市民はワークライフバランスがうまく整った生活をしていることが読み取れます。
松山市は移住も積極的に受け入れている街で、実際に移住希望者にお試し住所を提供するなど、具体的な移住への一歩を踏み出すためのサポートが充実していました。
不動産投資の観点からは、松山市の成長に大いに期待ができ、また家賃相場が非常に安価であることなどから、人の流入が増加すると考えられます。また松山市は愛媛県の県庁所在地として最も栄えている場所でもあるため、都会的な一面を日常に求める方にとっても良い移住地となるでしょう。
総じて人が集まる場所は地価が高騰しますが、移住者を中心として今後さらに人が集結すると思われ、不動産投資としても大いに期待できます。
松山市は不動産投資を行うにあたって、有利な条件が揃った街です。この記事を参考に、ぜひ松山市での不動産投資を検討してみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考サイト
① 松山市HP
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/matsuyama/iti.html
② 松山市の人口
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisei/tokei/toukei.html
③ 松山市の家賃相場
https://www.chintaistyle.jp/pref/38/soba_409_list.html
④ 移住サイト
https://e-iju.net/support/
⑤ 松山市の再開発情報
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/wagamachi/detail/3118.html
⑥ 松山市のカフェ情報
https://gourmet.aumo.jp/gourmets/325178