【朝ドラ舞台のまち】宮城県登米市の不動産投資情報まとめ

NHKの朝ドラ「おかえりモネ」の舞台として注目されている登米市をご存知でしょうか。登米市は農業が盛んで、かつ気候の条件が良く暮らしやすい自治体です。市政に関しても魅力的で、各種支援策が充実しています。中でも移住支援や子育て支援が手厚く、移住を検討している人や、不動産投資を検討している人にはうってつけの自治体ではないでしょうか。今回は、そのような登米市の情報についてまとめています。都市部と自然が調和する登米市に少しでも関心を抱いていただけると幸いです。それでは、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
宮城県登米市
基本情報
宮城県登米市は、宮城県の北東部に位置し、自然豊かな風景が特徴的な自治体です。岩手県との県境にあり、2005年に周辺自治体と合併して誕生した比較的新しい自治体です。北部には岩手県が、西部には宮城県栗原市が、南部には宮城県石巻市などが、西部には宮城県気仙沼市などが接しています。面積は536.12km²で、宮城県全体の約7%を占めています。登米市の中心部である迫町と周辺主要都市である仙台市までは70km程度、大崎市までは25km、石巻市までは30kmというように、各主要都市へのアクセスが容易な位置にあります。
古くからお米の名産地として知られ、近年は仙台牛の産地としても有名です。市内はほとんど平坦で、広大な平野に田園地帯が広がります。一方、登米市は水郷地帯でもあることで有名です。冬季には日本随一の越冬地として、市内中心部を流れる迫川に多くの渡り鳥が飛来します。登米市東部は北上山地に接しており、県内の林業の大部分を占めています。この産地は、NHKの連続テレビ小説でも紹介されたことがあります。
気候
登米市の気候は「内陸性気候」です。2005年から2014年までの10年間の平均気温は11.5℃、年間降水量は1,073mmで、比較的降水量が少ない地域です。冬季の降雪期間も短く、東北地方の中では比較的温暖な環境にあります。一日の寒暖の差が大きく、日較差が大きい気候になります。
地勢
登米市は、西部は丘陵地帯、東北部が山間地帯となっています。その間は広大な平坦な土地で、登米耕土を形成しています。県内でトップクラスの穀倉地帯で、宮城米の「ササニシキ」「ひとめぼれ」の主要産地として知られています。河川は、迫川や夏川が市内の中部を貫流しています。こうした恵まれた河川環境は、農業用水や上水道の水源となっています。市内北西部には白鳥やガンなどの渡り鳥が飛来するラムサール条約の湿地があります。南部には平筒沼があり、水の里として知られています。
交通
自動車での登米市の市役所への交通アクセスは下記の通りです。
- 東北自動車道 築館ICから:30分
- 東北自動車道 若柳金成IC:から30分
- 東北自動車道 長者原スマートICから:40分
- 東北自動車道 古川ICから:40分
- 三陸自動車道 桃生豊里ICから:30分
- 三陸自動車道 桃生津山ICから:30分
- 三陸自動車道 登米ICから:20分
- 三陸自動車道 登米東和ICから:30分
JRを利用して仙台市から登米市各地へアクセスする場合のアクセス環境は下記の通りです。
- 仙台駅→石越駅:80分
- 仙台駅→新田駅:75分
- 仙台駅→梅ヶ沢駅:70分
- 仙台駅→瀬峰駅:65分
- 仙台駅→小牛田駅:45分
新幹線を利用して登米市へアクセスする場合は、下記の通りです。
- 東京駅→くりこま高原駅:2時間30分
- 仙台駅→くりこま高原駅:26分
- 盛岡駅→くりこま高原駅:54分
このように、自動車やJRにおいて、登米市は非常に利便性に長けた位置にある自治体だと言えます。
登米市の花鳥木
花
市の花は「さくら」です。桜は登米市の学校、寺社、公園などいたるところで見られます。桜の名所も多く、世代を超えて親しまれています。
鳥
市の鳥は「はくちょう」です。白鳥は、登米市内各地を飛来しています。家族や仲間を大切にする鳥として知られており、登米市にピッタリだと言えます。
木
登米市の木は「すぎ」です。杉の木は、登米市内の里山や寺社などで多く見られ、地域産材として広く知られています。真っすぐ伸びる姿から、登米市を彷彿とさせます。
宮城県登米市の魅力まとめ
宮城県登米市には、さまざまな魅力が溢れています。その中でも今回は、農業、自然、暮らしの3つの観点から紹介します。
農業
登米市では、豊かな自然環境を活かし、安心安全な職を未来へ継承するために、「環境保全型農業」を推進しています。具体的には、農薬や化学肥料を可能な限り減らしたり、産地や栽培方法などを証明する栽培履歴簿の作成をしたりしています。もちろん、こうした農法は農家の負担が大きく苦労することが多いそうです。そんな中でも、首都圏でのイベント活動や仙台市内の小学校でPR講座など、各地へのPR活動に積極的に取り組んでいます。そのような努力が実り、登米産の「ひとめぼれ」は、米の食味ランキングで最高レベルの「特A」を受賞しました。
また、登米市は米以外にもキュウリやナス、いちごなどの農産品が多く出荷されています。キュウリに関しては年間約3,000トン以上もの量を出荷し、約8億円もの売り上げを挙げています。言うまでもなく県内1位の生産量で、国の指定産地にも指定されています。キュウリは一般的に夏野菜に分類されますが、登米市では年に3回の収穫時期があることが特徴的です。
加えて、ナスに関しても県内1位の出荷額を誇っています。登米市のナスは「びーなす」というブランドで統一されており、主に仙台経済圏の市場に出荷されています。光沢がよく、日持ちするという特徴を持ちます。登米市のナスは、5月から10月にかけて収穫されるものが食べごろです。
自然
登米市は森林資源が豊かな町で、総面積の約40%が森林で形成されています。そのため、農業だけではなく林業も盛んで、杉の木の産地として有名です。こうした森林資源を利用し、キャンプ場や森林浴場、木工品の体験教室などが近年頻繁に作られています。登米市は、国際的な森林認証を取得しており、認証木材を利用した木工製品の製造を推進しています。これにより、地域林業の活性化、地域活性化に取り組んでいます。
森林浴上で有名なのは「登米ふれあいの森の森林セラピー」です。宮城県で唯一の森林セラピー基地として認定されており、園内には8つのコースが用意されています。木々の匂いや柔らかな土地の感触、虫の鳴き声など、普段の日常生活では味わえない新鮮な体験ができます。都会の喧騒から離れて心を休めたい人にはピッタリの場所です。体験教室で人気な場所は「もくもくクラフト教室」です。「クラフトショップもくもくハウス」には、地元の木材で作られた木工品が多く展示、販売されています。クラフト教室では、コースターなど素人でも手軽に作れるものが用意されています。木のぬくもりを感じながら、自身の人生の体験価値としてぜひクラフト教室に参加してみてください。
暮らし
登米市は、子育て、教育、福祉のどれをとっても暮らしやすい環境だと言えます。
子育て
登米市では子育て支援に力を入れており、地域全体で子育てに取り組むような施策を講じています。妊娠から出産、その後の子育てまで各フェーズで切れ目ない支援を講じ、母親が一人で子育てするようなことがないように取り組んでいます。具体的には、妊娠時には安心して出産できるよう「プレママサロン」の実施、出産時には子育て用品支給券の支給など、補助制度も含めて多種多様な支援策を講じています。
教育
登米市では、学校と地域が協働し子どもたちを支える取り組みを進めています。2012年から実施している「キャリアセミナー」では、子ども自身の将来をじっくりと考える時間が設けられます。登米市内で従事している社会人や職人を学校に招き、仕事内容や生きがいについて話す講話は子どもたちにも人気で、子どもたちが夢や希望を持つきっかけとなっています。2015年にはこの取り組みが認められ、文部科学大臣賞を受賞しました。
福祉
登米市には、高齢者が多く住んでいるエリアがあり、高齢者の人数も多いことから、高齢者への支援も欠かさず行っています。高齢者の生きがいづくりや心身機能の維持に努めたり、認知症予防のための認知症サポート養成講座を実施したりしています。加えて、介護だけではなく福祉面で言うと、自立支援策にも注力しています。「ひと、くらし相談センターともまち登米」を設置し、仕事がなく生活に困っている人や自立することが難しい人のサポートをしています。一人ひとりに合わせた支援プランを作成し、寄り添いながら支援する点が特徴的です。就業に関する基礎能力を養うための就労準備支援にも取り組んでいます。
宮城県登米市のオススメスポットまとめ
伊豆沼
伊豆沼は、越冬する渡り鳥の姿が見られます。白鳥やガンをはじめとする渡り鳥が朝と夕方に見られ、夕日とともに飛び立つ渡り鳥の姿は幻想的です。ほかにも魚類や昆虫類など多種多様な生物が生息する湿地です。
歴史博物館
館内では、登米市の歴史的背景を踏まえ、「武家文化と民衆の暮らし」についてわかりやすく解説されています。当時の文化、生活に関しても学べます。
長沼フートピア公園
この公園の敷地内には、チューリップ炎などの花園や大きな遊具、キャンプ場などがあります。大きな風車がシンボルとなっているこの公園は、地元民から愛される人気のスポットです。
まとめ
この記事では、宮城県登米市の情報についてまとめました。
登米市は各主要都市へのアクセスが良く、各種支援策も充実しているため、とくに子育て世帯にとって暮らしやすい自治体だと言えます。実際に、登米市に住んでいる人々からは、「他市と比較して社会保障と公共サービスが充実しており、非常に住みやすい。」「自然に囲まれていて空気や夜空がきれい。」「閑静な住宅街なので、静かかつのんびりとした生活を送ることができる。徒歩圏内にショッピングセンターやホームセンター、ドラッグストアなどがあるので生活の便でも困らない。」などと声があがっており、誰もが住みやすい街です。
加えて、近年の多様な働き方の普及により、在宅勤務が可能になりUターンで登米市に戻ってくる人も多いかもしれません。そんな人たちへ向けて不動産投資することをオススメします。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
参考
https://www.city.tome.miyagi.jp/
https://www.city.tome.miyagi.jp/machi/shisejoho/ijuteju/eventinfo.html