最終更新⽇時
2026/03/12傾斜地に駐車場を作る方法とは?造成費用の相場と成功のポイント
- 査定
- その他
\リースバックのご相談はこちら!/
-
-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
-
-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
Contents
傾斜地とは
傾斜のある土地を所有している方にとって、駐車場は造れるのか、造るにはどのような準備が必要なのかと不安になっている方も多いのではないでしょうか。基本的に傾斜地であっても駐車場を造るのは可能ですが、傾斜や範囲、場合によっては法律の規制を考慮しなければならないといったケースも存在します。
本記事では、費用相場や押さえておきたいポイントについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ここでは、傾斜地の定義や造成工事の必要性についてご紹介します。
傾斜地の定義
傾斜地とは、上り坂や下り坂といった角度のある土地のことを言います。ここでは、30度未満の傾斜角度、もしくは3メートル未満の高低差のある土地が該当します。
また、同様に傾斜がある土地として挙げられるのが「崖」です。しかし、崖の場合は傾斜角度が30度以上、もしくは3メートル以上の高低差がある土地を指すことから、ほとんどの傾斜地では当てはまりません。
造成工事が必要
傾斜地を平らな土地に整えるには造成工事が必要です。たとえば、急斜面の土地を切り取る切土、高さが足りない部分に土を盛る盛土、斜面が崩れないように擁壁工事などをおこないます。
そのほか、残土処分や木の伐採・伐根なども造成工事に含まれます。造成工事をおこなうことによって、台風や大雨の被害を受けても地盤沈下を防ぐことが可能です。このようなリスクを最小限に抑えるためにも、重要な工事となります。
造成工事には「粗仕上げ」「伐採・防草」「地質変更・地盤改良」「舗装仕上げ」の4つの種類があります。
粗仕上げ(粗地ならし)は、重機を使用して斜面を平坦に整える作業です。木くずや石、コンクリート、ガラスの破片などを除去し、草木が生い茂っている場合には伐採や伐根も行います。
長年使用されていない土地では地質が悪化し、地盤が弱くなる可能性が高いため、地質変更や地盤改良が必要です。
舗装仕上げは、土地を平坦に整えた後にアスファルトやコンクリートで舗装する作業です。砂利を敷き詰めて砂利仕上げにする場合もあります。
\リースバックのご相談はこちら!/
傾斜地に駐車場を造る方法
ここでは、傾斜地に駐車場を造る際の3つの方法について解説します。
盛土工事を施工
1つ目は、盛土工事を施工する方法です。
盛土工事は、道路よりも低い場所に駐車場を設置するために土を盛り、その上に駐車場を造る方法です。
土を盛って道路と高さを揃えることで、通常の土地と同様に駐車場の設置が可能になります。工事の流れは、まず測量や地盤調査を行い、その後、既存建物やコンクリートの撤去などの整地作業を行います。次に土を運び、敷き詰めてから盛土を締め固めて安定させます。
工期は土地の状態や天候によって変わり、数週間から数ヶ月かかることがあります。また、宅地造成等規制法により、指定区域では都道府県知事等の許可が必要です。盛土工事には土地の使いやすさを向上させるメリットがありますが、整備費用が高額になるデメリットもあります。
ビルトインガレージを設置
2つ目は、ビルトインガレージを設置する方法です。
ビルトインガレージとは、住宅内部に設置されている駐車場のことを言います。道路に面した階にビルトインガレージを設置することで、道路より低い場所でも駐車場が造れます。
ビルトインガレージは、住宅内部に設置される駐車場で、鉄筋コンクリート造で構築した後にシャッターを取り付けるのが一般的です。シャッターには電動式、手動式、巻き上げ式などのタイプがあり、素材の種類も豊富です。
ビルトインガレージの設置により、車が雨風から守られ、狭い土地でも駐車スペースを確保できるメリットがあります。しかし、生活空間が狭くなることや、整備・メンテナンス費用が高額になるデメリットもあります。
架台車庫の施工
3つ目は、架台車庫を施工する方法です。
架台車庫は、道路と同じ高さになるように土台を造ったうえで車庫を築造します。架台車庫は、車の重量にも耐えられるよう骨組みは鉄骨で造り、その上にコンクリートで駐車スペースを造るのが一般的です。
たとえば、玄関を2階や3階に設計し、駐車場とスムーズにつなげる方法もあります。このように、傾斜地であっても架台車庫を設けることによって、眺望の良さを活かせるでしょう。
架台車庫を設置するメリットとしては、道路と敷地間に段差があっても設置でき、車庫下を物置として利用できる点が挙げられます。一方、住宅に日が当たりにくくなったり、美観を損なう可能性もある点がデメリットです。
\リースバックのご相談はこちら!/
傾斜地に駐車場を造る際の費用相場
ここでは、傾斜地に駐車場を造る際の費用相場についてご紹介します。
地域・傾斜別
まずは、地域・傾斜別の費用についてご紹介します。
造成工事に関する費用は、地域ごとによって異なるのが一般的です。また、地域だけでなく、傾斜角度が大きくなるほど必要な工事も増えることから、費用が高くなる傾向にあります。
ここでは、「北海道」「東京都」「大阪府」「福岡県」の4つを例に費用を比較してみましょう。
土地の傾斜度が3から5度の場合、一坪あたりの単価は北海道では3万6,500円、東京都では3万7,700円となります。大阪府では3万5,400円、福岡県では3万3,700円が相場です。
そして、傾斜度が15から20度の場合、一坪あたりの単価は北海道では13万1,000円、東京都では13万8,200円となります。大阪府では13万5,200円、福岡県では12万8,300円が相場です。
このように地域によっても、傾斜角度によっても費用が異なります。
擁壁工事
続いて、擁壁工事の費用についてご紹介します。
擁壁工事とは、大雨や台風によって低い土地に土砂が流入するリスクを防ぐための工事のことを言います。そのため、道路よりも平面にした傾斜地のほうが低い場合に必要となる工事です。
一般的な相場は、1平方メートルあたり5万から10万円程度となります。しかし、立地の状態によって大きな差が生じるため、この限りではありません。
また、擁壁工事をおこなう際は、各自治体から受けられる助成金についても確認しておきましょう。たとえば、東京都では擁壁工事にかかった費用の2分の1が、上限500万まで助成されます。
助成金制度に関しても、各自治体によって内容が異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
費用を抑える工夫
最後に、費用を抑える工夫についてご紹介します。
造成工事は工程が多く、大規模なため費用が高額になりがちですが、工夫することで費用を抑えることが可能です。まず、複数の業者に見積もりを依頼し、費用相場を把握した上で比較検討することが重要です。また、担当者の対応や反応を確認することで、信頼できる業者を選ぶ手助けになります。業者ごとに内容が異なるため、しっかりと比較して最適な選択をすることが大切です。
\リースバックのご相談はこちら!/
傾斜地に駐車場を造る際に押さえておきたいポイント
ここでは、傾斜地に駐車場を造る際に押さえておきたい3つのポイントについてご紹介します。
地盤調査おこなう
1つ目は、地盤調査をおこなうことです。
傾斜地では、土地全体を平らにするため盛土工事をおこなうのが一般的です。しかし、人工的に土砂を埋め立てる工事であるため、強度面で不安が残ることもあるでしょう。
そこで、あらかじめ地盤調査をおこなっておくことが重要なポイントとなります。費用は発生しますが、安全性を確認するためにもしっかりおこなうようにしましょう。
地盤調査を怠ったことによって、がけ崩れが起こったり子どもが転落したりといった、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。
制度を確認しておく
2つ目は、制度を確認しておくことです。
造成工事には、自治体への許可申請が必要です。申請には専門的知識が必要な場合があるため、専門家に依頼するのが適切です。また、工事施工前に宅地造成法の改正内容を確認することが重要です。改正前の基準であった場合、傾斜が緩くても地滑りのリスクがあるため、注意が必要です。改正後は各自治体で傾斜角度などが明確に定められ、定義も明確化されました。改正前の土地に該当する場合、追加工事が必要となり、その分の費用も考慮する必要があります。
信頼できる業者に依頼する
3つ目は、信頼できる業者に依頼することです。
上記でもご紹介しましたが、多くの業者のなかから信頼できる1社を選ぶには、複数の業者に見積りを依頼するしかありません。複数社に見積もりを依頼することによって、内容が比較しやすく、自分に合った業者が見つけやすくなるでしょう。
また、比較検討する際は金銭面でのチェックはもちろん、担当者の返答の仕方や質問のしやすさについても考慮することをオススメします。
\リースバックのご相談はこちら!/
まとめ
今回は、傾斜地に駐車場を造る方法や費用相場、押さえておきたいポイントについてご紹介しました。
傾斜地に駐車場を造るには、盛土工事や架台車庫を施工したり、ビルトインガレージを設置したりといった方法があります。
費用相場に関しては、地域や傾斜角度によって大きく変動します。また、擁壁工事も立地状態によって費用が異なるため注意しておきましょう。
傾斜地に駐車場を造る際は、事前に地盤調査をおこない、制度を確認しておくことが重要なポイントとなります。
さらに、自分に合った信頼できる業者に依頼することもポイントのひとつです。
-
-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
-
-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
