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2023/12/22最終更新⽇時
2023/12/22分筆登記/ぶんぴつとうきとは
- 不動産専門用語

は行
一つの土地を複数に分割して登記し直すこと。分筆登記されると、分割されたそれぞれの土地が独立し、新たな地番が割り振られる。土地の一部を売買するケースや、相続した土地を相続人ごとに分けるケースなどに用いられる。実際の作業としては、測量し境界標を設定して、所有者による現地確認を行い、正しい境界をもとに境界確定図を作成し、全員の捺印をもらうといった流れとなる。
分筆業務に代理人として指定できるのは土地家屋調査士のみと定められており、分筆の前後で土地の所有権の変更がない場合は土地家屋調査士への依頼のみで済むが、所有権の変更がある場合は、分筆の手続きを土地家屋調査士へ依頼し、権利登記の手続きは司法書士に依頼することとなる。そして、分筆登記は通常、境界確定が終わっていることが前提として進められる。 土地の境界線が確定していれば10日ほどで手続きは完了するが、境界線が確定していない場合は着手から数ヶ月かかると予測される。
分筆登記をすることで、土地の大きさや形状が変わり新築が建てられなくなったり、税金が上がったり下がったり、リフォームしづらくなるなどことが考えられ、土地の価値を下げるような分筆登記をしてしまうと売却時に損をしてしまうこともあるので注意しなければならない。