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2023/12/21最終更新⽇時
2023/12/21地盤改良/じばんかいりょうとは
- 不動産専門用語

た行
地盤調査を行った結果、建築しようと予定している建物に耐えられないような弱い地盤であった場合に、強い地盤に改良する工事を行うことを地盤改良と言う。例えば、過去に陥没があった土地や液状化などの可能性がある土地、田んぼや沼、川など水場のある土地などが弱い地盤として改良が求められることが多い。もしこれらの地盤を改良せずに建物を建ててしまった場合は、建物が傾いたり、基礎部分や壁に亀裂入ったりと物的被害だけでなく建物の傾きによりめまいや自律神経の不調など体調にも影響を及ばす可能性が考えられる。このように、地盤改良せずに建てると資産価値は下がり、自然災害にも耐えられないような建物になってしまうため地盤改良工事は必要である。
工事の方法は3種類あり、深さ2mほど土地を掘り固化材を入れて土と強固材を混ぜ地盤を強くする表層改良工法、深さ2m〜8mの強固な支持層までコンクリートの柱を打ち込む柱状改良工法、柱状改良工法のコンクリートの柱を鋼管に変え、深さ30mの深さまで打ち込む小口径鋼管杭工法に分けられる。表層改良工法は勾配が小さく地下水位が低い土地に向いていて狭い土地や変形地でも対応できる。柱状改良工法は軟弱地盤で不同沈下の可能性のある土地に向いている。小口径鋼管杭工法は重機が入りにくい狭い土地や変形地に向いている。それぞれの土地に合った工法で地盤改良が行われる。