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投稿⽇時

2023/12/20

最終更新⽇時

2023/12/20

サブプライムローン/さぶぷらいむろーんとは

  • 不動産専門用語

さ行

アメリカ合衆国にて、信用度の低い低所得者層に向けた住宅ローンのこと。ローン会社は住宅や車を担保にして、金利は低めの固定金利が設定され、利息だけの支払いを可能にしたりと低所得者でも借りやすいようなローンである。しかし金利は徐々に高くなっていき約20%〜30%ほどになる仕組みである。信用力の低さを住宅の担保と高金利でカバーすることでハイリスクハイリターンな証券となった。また審査基準が通常のローンより緩いため、借りる人が多くなり市場が大きくなった。

アメリカでは2004年頃に不動産バブルにより価格が高騰し始め、金利が上がるころにその不動産を売却し、借入の返済や買い換えにあてるなど行われていた。返済が滞るような低所得者でも値上がりした不動産を売却し返済にあてたり、値上がり部分を担保として追加融資が受けれるようになっていた。しかし2007年頃から不動産価格の高騰も頭打ちとなり下落し始め、不動産バブルの崩壊とともに住宅ローンが不良債権化した。サブプライムローンの仕組みにより返済が苦しくなった低所得者が増えサブプライムローン問題が深刻化し、後のリーマンショックに繋がっていく。