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2023/12/20最終更新⽇時
2023/12/20国税徴収法/こくぜいちょうしゅうほうとは
- 不動産専門用語

か行
国税の徴収に関する手続きを定めた法律。 国税の徴収だけでなく、地方税の徴収や社会保険料などにも準用されるもので租税と公課に関する基本法である。
「徴収法は、国税の滞納処分その他の徴収に関する手続の執行について必要な事項を定め、私法秩序との調整を図りつつ、国民の納税義務の適正な実現を通じて国税収入を確保することを目的としている。」 この法律の特色として、国税債権の確保・私法秩序の尊重・納税者の保護があげられる。
国税債権の確保としては、国の財源確保という目的だけでなく、公平性の面からも重要とされている。国税は国家活動の基礎となるもので、すべての公課やその他債権に先立って徴収されるものとされ、優先される。その一方で、私法秩序との調和を図るため、国税の優先権の制限や滞納処分に当たり第三者の権利保護の措置が取られる。そして納税者の生活を保護するために納税の緩和制度、超過差押や無益な差押の禁止が規定されている。