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2023/12/20最終更新⽇時
2023/12/20建築主事/けんちくしゅじとは
- 不動産専門用語

か行
建物を建てる前に建築基準法や各種規定に適合しているかどうかを確認する建築確認や、建築が完了した後の完了検査や中間検査などを行う公務員のこと。具体的な職務内容としては、建物の敷地や構造、建築設備の安全性や防火上、衛生上の審査や検査の業務や、設計図の審査、建築物の現場での実地検査などが挙げられる。この業務の中は、高さ制限に関する計算や構造の複雑な計算なども含まれるため、高度で専門的な内容となる。都道府県には必ず設置されており、人口25万人以上の市町村の特定行政庁に設置されている。それ以外の市町村でも任意で設置することも可能である。
建築主事になるためにはまず、一級建築士の資格保有が必要である。さらに、国土交通大臣が実施する建築基準適合判定資格者検定に合格し、国土交通大臣の登録を受けた上で、建築審査会の委員の業務や大学などで建築についての研究・教育を行うなど2年以上実務経験を経て、都道府県知事や市町村長が任命した職員が建築主事を務めることができる。 平成11年に建築基準法が改正されたときに、建築主事は行政だけでなく、認可を受けた民間の指定確認検査機関でも同じような業務を行うことができるようになった。