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2023/12/20最終更新⽇時
2023/12/20原始取得/げんししゅとくとは
- 不動産専門用語

か行
権利の取得方法の中でも、他者から譲り受けて取得するのではなく新しく発生した権利を取得すること。 不動産において原始取得にあたるのは新築された建物である。
土地の場合は新規で開拓した土地でない限り、土地には必ず所有者が存在しており、前所有者から権利を引き継ぐ形で取得する方法である承継取得がほとんどであるため、現代では原始取得となる事例はあまり見られない。
登記制度が開始されたばかりの頃における原始取得の方法は、未登記の誰の土地でもない土地を占有することで取得することが可能であったが、現代で原始取得する方法としては、時効等によって土地の所有者がその所有権を失い誰の所有物でもない状態で土地を取得する場合がそれにあたり、この場合、時効であった状態は承継されない。