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2023/12/20最終更新⽇時
2023/12/20基礎調査、国勢調査/きそちょうさ、こくせいちょうさとは
- 不動産専門用語

か行
基礎調査は厚生労働省が行う調査で、保健・医療・福祉・年金・所得など国民生活の基礎的な部分の調査をし、厚生労働行政に必要な資料を得る目的がある。また、他の調査の調査客体を抽出するための標本を設定することも目的とされている。統計法に基づいており、基幹統計に指定されている。3年ごとに大規模な調査は行われており、厚生労働省から各都道府県や保健所、福祉事務所を通じて各世帯に調査票が配布・回収され調査される。郵送での回収は、回答が不正確や不完全な状態になってしまうのを防ぐため行われておらず、調査員が回収の際に回答内容を確認しながら回収している。調査結果は厚生労働省のホームページや政府の総合窓口に掲載される。
国勢調査は総務省が行う調査で、日本国内に住むすべての人が対象となる。男女の別や出生年月日、就業状態、従業地や通学地、世帯数、住居の種類や建て方などを聞くことで、日本の人口及び増減率、市区町村別の人口増減率、一般世帯の家族類型別割合の推移、産業(大分類)別15歳以上就業者の割合などが把握できるため、これらの回答により福祉施策や生活環境の整備、災害対策など様々な範囲の施策や計画策定に利用されている。基礎調査と同じく統計法に基づき調査され、日本で最も重要で基本的な調査と位置付けられている。国勢調査の基準日は大正時代から10月1日とされており、変わらない。これは日本だけでなく、アメリカや中国、タイなど世界各国で行われている。