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投稿⽇時

2023/12/20

最終更新⽇時

2023/12/20

逆梁工法/ぎゃくばりこうほうとは

  • 不動産専門用語

か行

建築物がラーメン構造にて建てられる際に、住戸の梁を天井側ではなく床側に突出させるように建築する工法。 逆スラブ工法ともいう。

通常、ラーメン構造とは梁が室内側に飛び出した工法であり、そのため、飛び出した部分が影響しデッドスペースが生じる、部屋にぴったりと合う家具を選ばなくてはいけない、部屋を狭く感じるなどの短所がある。 逆梁工法では、梁が床側に移動させているため、通常のラーメン構造が持つデメリットを解消できる。

また、逆梁工法に関連する工法として、アウトフレーム工法と呼ばれるものがあり、柱と梁を室外に出す形の建築工法である。 アウトフレーム工法においても、ラーメン構造の短所である室内の圧迫感やデッドスペースが解消されるために、マンション建築において近年よく用いられている工法となっている。

通常、柱と梁はバルコニー側に出される場合が一般的であるため、梁が窓にかかり日光がその分遮られてしまう点がデメリットとなる。 上記のデメリットを解消するために、アウトフレーム逆梁工法がここ数年で好まれ始めているが、通常よりもコストがかかる点と、逆梁のためバルコニーの床部に段差が生まれ、子どもが手すりを乗り越えバルコニーから落下してしまう危険性がある。