総報酬制／そうほうしゅうせいとは

さ行

厚生年金における保険料の徴収については、毎月の賃金からのみならず、支給されるボーナスからも徴収される。ボーナスより徴収される保険料の割合は月々の賃金における保険料の割合と同一である。

当然、ボーナスより徴収された保険料についても支給される年金額に反映されることとなる。

これまでの標準報酬月額による徴収体系と比較して、支給されるボーナスの金額に応じて保険料が決定することから、より公平な体系となっていると考えられている。

また、厚生年金における保険料の割合については、２００４年より順次改定が行われてきており、当初の13.58%から年が経過するごとに0.354%増加していたが、２０１７年の改定をもって保険料の割合の増加は終了し現在は18.3%となっている。