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最終更新⽇時

2023/12/22

財政中立化/ざいせいちゅうりつかとは

  • 年金用語集
記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

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さ行

2004年に行われた厚生年金法の改正に伴って実施された措置のことで、厚生年金基金と厚生年金保険全体とを中立化させるための内容となっている。具体的には、厚生年金基金の代行部分から起こる過不足金のうち、厚生年金基金の個別の事情によるものではなく、運用の利回りや平均寿命の伸びなどによる過不足に関しては厚生年金基金は負担しないというもの。これによって、厚生年金保険を導入している企業としていない企業との間で負担のズレが生じないように中立化しようとする仕組みである。

厚生年金基金の個別事情以外である運用利回りについては、厚生年金基金による運用実績が厚生年金保険全体の運用実績を下回った場合のみ、下回った分を負担すると定められた。また、死亡率が低下し平均寿命が伸びたことについては、厚生年金基金による代行給付が増加した分は、最低責任準備金が減る要因となったため、厚生年金基金の負担にはならず、国が負担するということに決められた。ただし、それ以降運用環境の悪化が続く中、AIJ投資顧問による年金資産消失事件をきっかけに厚生年金基金の保有資産が最低準備金に満たないことが起き、平成25年の改正により基金の新設が認められなくなり、存続している基金は解散またはほかの企業年金制度への移行が進められるようになった。

記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

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