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投稿⽇時

2023/12/22

最終更新⽇時

2023/12/22

算定基礎届/さんていきそとどけとは

  • 年金用語集

さ行

健康保険・介護保険・厚生年金保険などの社会保険料は標準報酬月額を基に決定されている。その標準報酬月額が実際の月々の給与と大きく差が出ないように、年に1度、標準報酬月額を見直して届出を行うものである。この見直しのことを算定または定時決定と呼ぶ。

まず、標準報酬月額は毎年4月から6月までの3ヶ月間の実際支給された額の平均額を計算し、標準報酬月額が決められる。その後は9月から翌年の8月まで決定した月額で保険料が適用される。大きな変動があった場合は、臨時で改定を行うこともある。算定基礎の対象者は、7月1日時点で健康保険・介護保険・厚生年金保険の被保険者である企業の従業員全員である。対象者は全員、算定基礎届を提出しなければならない。休職中や育休中の従業員も対象である。

算定基礎届には、計算した4月から6月の平均額から標準報酬月額や保険料の等級を確認し記入する。そして、毎年7月1日から10日の提出期限までに管轄の年金事務所や年金相談センターへ提出する必要がある。事業主は健康保険の分や厚生年金の分はそれぞれの組合や年金事務所へ提出しなければならない。電子申請も可能である。