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投稿⽇時

2023/12/22

最終更新⽇時

2023/12/22

厚生保険特別会計/こうさいほけんとくべつかいけいとは

  • 年金用語集

か行

健康保険法や厚生年金保険法に基づいて、被保険者の療養給付や年金給付を行う事業の経営や児童手当に関する経理を明確にするために厚生年金特別会計法を基に設置された特別会計のこと。健康勘定、年金勘定、児童手当勘定、業務勘定の4つの勘定に分けられている。健康勘定や年金勘定はそれぞれ健康保険業や厚生年金事業の保険収支を経理するもので、事業主や被保険者からの保険料によって保険給付を行っている。

児童手当勘定は児童手当法に関する収支の経理を行なっており、児童手当の給付などをしている。業務勘定は、上記の事業の取り扱いのほかに保健事業や福祉事業の収支を経理している。また、平成元年に老人保健制度の安定のために1兆5000億円の特別保健福祉事業資金が投入され、平成2年以降はその運用した利益金によって老人保険関係業務に対する補助も行っている。この厚生保険特別会計の財源となっているのは、事業主や被保険者からの保険料だけでなく、厚生年金の積立金での運用収入であったり、一般会計の国庫負担分や国庫補助となっている。それらをもとに市町村や被保険者に資金を給付する流れとなっている。