© REAL ESTATE Co.,Ltd. All RIGHTS RESERVED.

投稿⽇時

2023/12/22

最終更新⽇時

2023/12/22

基礎年金番号/きそねんきんばんごうとは

  • 年金用語集

か行

国民年金、厚生年金、共済組合などのすべての公的年金制度で共通して使用される番号のことである。4桁と6桁の組み合わせで、合計10桁の番号で表示される。平成9年1月から基礎年金番号制度は導入されたが、それ以前は加入している年金制度毎に番号が採番されており、管理が困難であったのと年金請求時は制度毎に照会して調査が必要で、時間を要したため正確な年金支給のために基礎年金番号制度が始まった。

平成8年12月以前からの国民年金、厚生年金受給者は最後に加入していた年金制度の年金手帳の番号が基礎年金番号となり、共済組合による年金のみの受給者は新たに採番された。平成8年12月以前に年金は受け取らず加入のみしていた人は、国民年金、厚生年金ともにそのままの番号が基礎年金番号となり、共済組合加入者は新たに採番された。平成9年1月以降は加入した時点で基礎年金番号が採番されている。年金手帳あるいは基礎年金番号通知書によって番号が通知される。

基礎年金番号が利用されるメリットとして、転職等で国民年金の第1号被保険者から第3号被保険者に変わる際などに届出が必要な場合は届出忘れ防止のために通知がいくようになっている。実際に忘れてしまった場合でも確認の通知がいくようになっている。また、年金の加入記録を共通で管理できるため年金の払い過ぎや返納金の手続きなどが防止できたり、年金についての行政サービスがスムーズに受けられるようになるとされている。