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投稿⽇時

2023/12/22

最終更新⽇時

2023/12/22

確定給付企業年金制度/かくていきゅうふきぎょうねんきんせいどとは

  • 年金用語集

か行

この制度を取り入れている企業の従業員の年金給付額があらかじめ約束されている企業年金制度のこと。企業が拠出から運用、管理、給付までを行い、運用結果が悪く約束した給付額より少ない場合は、企業が不足分を補う。確定した金額が給付されるため加入者にとっては良い制度だが、企業側にはリスクが大きいこの制度は現在日本で最も利用されている企業年金制度である。確定給付企業年金制度には2種類あり、規約型と基金型に分かれている。

規約型は、企業が生命保険会社や信託会社と契約し、その規約をもとに掛金を拠出して、生命保険会社や信託会社が年金資産を運用管理していく仕組みである。基金型は、企業が独立した企業年金基金を設立しその基金が管理運用給付を行う仕組みとなっている。規約型と異なり、その企業とは別法人が管理していくことになることから第三者の立場で運営していくことが可能になる。

この制度では、年金の支給を約束しているため受給権が保護されており、将来継続的に給付しなければならないため年金資金の積立義務も課されている。また、企業は加入者に対して年金の状況開示と厚生労働大臣への報告が必要である。年金支給期間は5年以上とされており、一時金として受け取ることも可能である。