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投稿⽇時

2024/01/10

最終更新⽇時

2024/01/10

老後の資金不足を解消する最適な方法!リバースモーゲージの選び方と商品についてご紹介

  • その他

老後の生活資金に悩んでいる方は、リバースモーゲージがオススメです。リバースモーゲージと自宅を担保に、老後資金を借り入れできる制度のこと、です。本記事では、リバースモーゲージの選ぶポイントなどを紹介していきます。老後の生活資金に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

リバースモーゲージを選ぶポイントを知ろう!

リバースモーゲージ商品を選ぶときは、金融機関の住宅プランを慎重に検討する必要があります。リバースモーゲージを利用する際は、次の3つのことに注意して比較してください。

 金利

金利を比較する際には、以下の2つのポイントを押さえましょう。

金利の変動性

金利は、金融機関ごとに、また金利変動型と固定金利型によって異なります。金利変動型は、世の中の金利に連動して変動するため、金利が上昇すると返済額も上昇します。一方、固定金利型は、一定の金利で借り入れることするため、金利変動によるリスクを回避できます。

リコース型かノンリコース型か

リコース型とは、担保にしていた自宅を売却した後、返済額が達成できなかった場合に、相続人が残りの借金を負担しなければならないというものです。ノンリコースの場合、残った借金を負担する必要はありません。一般的にノンリコース型の方が金利は高くなります。

 借り入れ方法

借り入れ方法は、金融機関によって異なります。一般的には、以下の4つの方法があります。

毎月の返済額を一定にする方法

この方法は、毎月決まった金額を借り入れ、その金額を毎月返済していく方法です。返済額は一定なので、返済計画を立てやすいのがメリットです。

一括で借り入れる方法

この方法は、希望する金額を一度に借り入れ、その金額を分割して返済していく方法です。借り入れの手続きが一度で済むのがメリットです。

店頭で借り入れする方法

この方法は、金融機関の店頭で借り入れする方法です。手持ちの現金が足りなくなったときに、すぐに借り入れできるのがメリットです。

ATMで借り入れする方法

この方法は、金融機関のATMで借り入れする方法です。24時間365日、いつでも借り入れできるのがメリットです。

金融機関によっては、これらの方法を組み合わせて提供しているところもあります。自分が最も利用しやすい方法を選びましょう。

 査定額

自宅の査定額は、金融機関によって異なるため、複数の金融機関に査定を依頼して、比較することが大切です。

金融機関によって、査定の方法や基準が異なるため、査定額にも差が出ます。査定額が高くなるほど、融資限度額も高くなるため、少しでも自宅を高く査定してくれる金融機関を選びたいものです。

したがって、少し複雑ではありますが、いくつかの金融機関に行って詳細を相談し、融資限度額を調べてください。

老後の資金用を集めたい方にオススメなリバースモーゲージ

常陽銀行「リ・バース60」

常陽銀行は茨城県水戸市に本店を置く地方銀行です。常陽銀行の「住活スタイル」は、自宅をJTI*1に貸して、その賃料収入を担保に、常陽銀行から融資を受けられるローンです。

対象者は、20歳以上の方であり、茨城県にお住まいの方です。融資金額は最高5,000万円で、資金使途は原則自由です。

JTI

一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI)は、移住や住み替えをサポートする団体です。茨城県では、空き家活用による定住促進事業の一環として、「マイホーム借上げ制度」と「家賃定額保証制度」を実施しています。

武蔵野銀行「むさしのリバースモーゲージ」

武蔵野銀行は埼玉県さいたま市に本店を置く地方銀行です。武蔵野銀行の「むさしのリバースモーゲージ」は、「埼玉県にお住まいで、安定した収入があり、前年度の収入が120万円以上ある55歳以上80歳未満の方」を対象とした自宅を担保に融資を受けられるローンです。

融資金額は100万円以上3,000万円で、資金使途は生活費、増改築資金、医療費、介護費、住宅ローンの一括繰上返済資金などです。

また多くの金融機関は1年ごとに契約を更新しますが、武蔵野銀行のリバースモーゲージは5年ごとに契約を更新します。契約更新は5年ごとに行われるため、長期的に利用したい方にオススメです。

西武信用金庫「生きいきライフ」

西武信用金庫は東京都中野区に本店を置く信用金庫です。西武信用金庫の「生きいきライフ」は、「東京都と埼玉県にお住まいで、一戸建て、または賃貸併用住宅を所有している55歳以上80歳未満の方を対象とした」自宅を担保に融資を受けられるローンです。融資金額は500万円以上1億円で、資金使途は原則自由です。

この銀行のリバースモーゲージでは利息払い型(毎月利息を支払いするタイプ)と利息元加型(利息が元金に加わっていくタイプ)の2つがあります。融資額が700万円を超える場合は、まず西武信用金庫で出資を購入し、会員になる必要があります。

また契約更新は5年ごとに行われるため、長期的に利用したい方にオススメです。

スルガ銀行「ドリームライフホームローン」

スルガ銀行は静岡県沼津市に本店を置く地方銀行です。スルガ銀行の「ドリームライフホームローン」は、静岡県にお住まいで、50歳以上82歳未満の方を対象とした、自宅を担保に融資を受けられるローンです。

融資金額は10万円以上1億円で、資金使途は住宅の購入や増改築、修繕などに利用できます。

返済方式は毎月元本・金利を返済していく元利均等返済方式を採用しています。利用者が死亡時には不動産を売却して返済するのではなく、相続人が返済を引き継ぐ必要があります。

マンションを担保にして利用したい人にオススメなリバースモーゲージ

東京スター銀行「充実人生」

東京スター銀行の「充実人生」は、55歳以上の方(配偶者がいる場合は配偶者が50歳以上)を対象とした、自宅を担保に融資を受けられるローンです。融資金額は500万円以上1億円で、資金使途は生活費、医療費、介護費、住宅の建替え費用、住宅の改築費用などに利用できます。

このタイプのリバースモーゲージの返済方式は預金連動型になっています。そのため実際に、口座から引き出される金額には利息は発生しません。口座と連動しているので、ATMからお金を借りて、カードローンと同じタイプのカードが発行されます。

また死亡時の返済は物件売却だけでなく預貯金や保険で返済することもできます。

みずほ銀行「みずほリ・バース60」

みずほ銀行の「みずほリ・バース60」は、55歳以上であれば年齢上限なしで利用できる、自宅を担保に融資を受けられるローンです。融資金額は1,000万円以上2億円で、資金使途は原則自由です。

返済方式は毎月元利均等方式です。利用者の死亡時は物件売却だけでなく、相続人からの返済も可能です。

三井住友銀行「不動産活用ローン」

三井住友信託銀行の「不動産活用ローン」は、55歳以上であれば年齢上限なしで利用できる、自宅を担保に融資を受けられるローンです。

融資金額は担保評価額の50%以内から120%以内までで、資金使途は原則自由です。

返済方法としてはいくつかあり、利払い型は毎月利息返済となっています年1回一定額引出型と枠内自由引出型は利用状況に応じた返済となります。

利用者が死亡時には物件売却だけでなく、相続人からの返済も可能です。

京都銀行 「京銀リバースモーゲージ型住宅関連ローン」

京都銀行の「京銀リバースモーゲージ型住宅関連ローン」は、60歳以上80歳未満の方を対象とした、京都府と大阪市のマンションを担保に融資を受けられるローンです。

融資金額は100万円以上1,500万円で、資金使途は住宅の建築・購入、リフォーム、転居に伴う前の住宅のリフォーム、高齢者向け住宅の入居一時金、他行住宅ローンの借り換えなどに利用できます。

返済方式としては利息のみ毎月払いとなります。

死亡時の契約引き継ぎに関しては保険契約者が死亡した場合、配偶者が最長3年間保険を引き継ぐことができます。

群馬銀行「夢のつづき」

群馬銀行の「夢のつづき」は、自宅を担保に融資を受けられるリバースモーゲージです。

対象者は、群馬県や近隣県に住む60歳以上の方です。融資金額は100万円以上1億円で、マンションも対象となります。資金使途は原則自由で、老後の生活費や医療費、介護費、住宅の改修などに利用できます。

最大の特徴は、担保となる不動産を売却して借り入れ金を返済できなかった場合に、差額分を返済する必要がないことです。そのため、相続人に負担をかけずに利用することができます。また、契約者死亡後も配偶者が契約を引き継ぐことができます。

リバースモーゲージの注意点を最後に確認しよう

注意点を理解することは、リバース モーゲージを利用するかどうかを決定し、リスクを管理するのにも役立ちます。この章では注意点をいくつか紹介していきます。

利用条件が厳しい

リバースモーゲージは、不動産を担保に融資を行うため、貸し倒れのリスクがあります。そのため、利用条件を厳しくすることで、貸し倒れのリスクを抑えているのです。

リバースモーゲージは、借り入れを終えるまで返済する必要はありませんが、死亡時に相続人に返済義務が残ります。そのため、相続人の負担にならないように、利用を検討する際には、相続人の同意を得ておくことも大切です。

相続人との同意が必要

リバースモーゲージの利用には、推定相続人全員の同意が必要となります。

推定相続人とは、自分の子どもや配偶者など、将来的に相続人となる可能性のある人のことを指します。

推定相続人の同意が得られない場合、リバースモーゲージを利用することができず、利用を希望していたとしても利用を断られる可能性があります。そのため、リバースモーゲージの利用を検討している方は、事前に推定相続人と相続やリバースモーゲージについて十分に話し合い、同意を得ておくことが大切です。

金利が上昇するリスク

リバースモーゲージは、ほぼすべての金融機関が変動金利を使っています。変動金利は、短期プライムレートを基準として、半年ごとに金利が見直されるため、利用当初は低金利でも、将来的に金利が上昇する可能性があります。

現在は超低金利時代であるため、将来の金利上昇リスクに注意が必要です。金利が上昇すると、毎月の支払い利息が多くなり、融資限度額に達するタイミングが早くなる恐れがあります。

これらの点に十分注意して利用を検討しましょう。

まとめ

いかがでしょうか、今回はリバースモーゲージの選ぶ際のポイント、オススメ商品について紹介いたしました。

リバースモーゲージは、自宅を担保に融資を受けられる制度です。老後の生活費や医療費、介護費などに利用できます。

利用の際には、以下の点に注意が必要です。

・利用条件が厳しい

・相続人との同意が必要

・金利が上昇するリスク

しかし、利用条件が厳しく、相続人への影響もあるため、慎重に検討しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。