気づかぬところに落とし穴…マンションの最上階で後悔することとは?!

マンションを購入する際、眺めのよさや防犯の面といったことから、マンションの最上階に憧れを抱く人は多いのではないでしょうか。しかし、実はマンションの最上階の選択には、気をつけなければならない点があるのです。
今回は、マンションの最上階であることで後悔してしまうことについてまとめました。住まい選びや物件購入の際に、お役立てしてみてはいかがでしょうか?

マンションの最上階を選んでしまう理由は?

最上階に住むメリットとして皆さんは何を思い浮かべますか? 多くの場合、最上階のイメージとして

  • 見晴らしが良い
  • 日当たりがいい
  • 資産価値が高い
  • 優越感を感じられる

といったことが挙げられるでしょう。そして、マンションの最上階に住むことに憧れを抱いている人が多いのも事実です。

マンション最上階の落とし穴

上記であげたメリットがありますが、結論からお伝えすると、「最上階」だからといって期待をし、賃貸契約や購入をしてしまうことはオススメしません。最上階を契約する前に、下記の注意点を知っておきましょう。

①景色はすぐに飽きる
②面倒や心配事が多い
③最上階でも虫がでる
③販売価格が高い
④固定資産税が高い

それぞれ、詳しく説明していきます。

①景色はすぐに飽きる

マンション最上階を選びたくなる理由として、見晴らしの良さが大きな決め手となると思いますが、これは要検討すべき点です。
「スカイツリーや東京タワーが見える最上階」「見晴らしがよく、海や川が望める最上階」などに、憧れを持つ方も多いと思います。しかし、最初はワクワクするかもしれませんが、それが日常となると特別なものではなくなっていき飽きが生じます。
とくにマンションの最上階は、間取りや設備が他の部屋と同じでも、高い値段に設定されています。飽きるかもしれない眺望に、いくら支払うことができますか?1つ、2つ下の階でも景色はほとんど変わらない可能性も高いです。景色を求めてマンション探しをしている方も、最上階にこだわる必要はないでしょう。

②面倒や心配事が多い

マンションの最上階には、頭を悩ませるデメリットが多くあります。とくに、高層マンションになればなるほど、下記のデメリットが浮き彫りになります。

エレベーターの待ち時間が長い

マンションの上階に住むと、小さなイライラに繋がることが多いのがエレベーター問題です。エレベーターの多くは1階で待機している場合が多く、外出する際のエレベーターに待ち時間が生じます。最下階までの距離が長いので、急ぎの際に他の人が乗り降りして時間のロスが生じたり、忙しい朝の通勤・通学時間帯に混雑してなかなかエレベーターが到着しなかったりと、不便なことも多いです。

宅配までの受け取りが面倒

マンションの中でも、タワーマンションのような階数の多い物件の最上階は、宅配の受け取りが面倒です。このようなマンションの場合オートロックが複数あり、インターホンに2〜3回対応しなければなりません。また、宅配業者が他の階の部屋を回りながらやって来ることもあり、到着までに長い時間を要します。

夏場の暑さ

最上階は日当たりが良いという理由で選ぶ人も多い様ですが、実はそのことがデメリットにもなります。とくに夏場は、日が入り込んで暑苦しくなる上に、屋上から熱が伝わりやすいため、空調が効きにくいです。そのため、光熱費が多くかかってしまい、家計への打撃にもなります。

騒音問題

上階からの足音がないため、静かに暮らせるということがマンション最上階が人気である大きなポイントですが、最上階だからと言って騒音が全くないわけではないのです。隣の部屋からはもちろん、下の階からの足音や生活音が聞こえてくることはよくあるそうです。また、最上階ならではのリスクとして、「屋上にまとめて設置されているエアコンの室外機の駆動音」「強風が吹くと、風の音や窓がガタガタ音をたてる」といった騒音もあります。

強風問題

最上階は、他の階に比べて風が強くなります。そのため、高さのあるマンションによっては、「強風により外で洗濯物を干すことができない」「花壇や物を置くことができない」といった難点があります。家族の多いご家庭からすると、外に洗濯物を干せないのはマイナスポイントになりますね。

災害時や防犯の危険性

マンション最上階は、高ければ高いほど、地震による揺れが大きくなります。耐震工事がされている物件がほとんどではありますが、マンションによってはあえて構造に弾力性を持たせているため、揺れを他の階より強く感じるだけでなく、家具の転倒などによる被害が大きくなりやすいでしょう。加えて、地震や火災などの災害時に、エレベーターが停止したり最上階に来るまでに時間がかかったりと、外へすぐに逃げられない可能性もあります。
また、「最上階には高所得者が住んでいる」というケースが多いため、空き巣に狙われる危険性も高いです。最上階だからといって、ベランダの窓や玄関の戸締りを怠ることで、泥棒に狙われたというケースもある様です。
このように、マンションの最上階に住むことでストレスを多く抱えることになりうるでしょう。簡単に引っ越しはできないため、耐えるしかないということになります。

③最上階でも虫がでる

高層階なら虫が出ないという誤解をしている人が多いですが、実は最上階でも虫問題に悩まされます。夏場のセミや、ベランダ周辺にコバエがいることもあり、新築の場合は少ないですが、築年数が古ければ最上階でもゴキブリがでます。最上階だからと言って、確実に虫がこないという保証はないのです。

④販売価格が高い

一般的に、マンションは上層階にいくほど価格が高く設定されています。希少性と需要の兼ね合いにより、どうしても高価になってしまうのです。低階層と高階層で、数百万円の価格差が生じることも珍しいことではありません。最上階となればさらに価格は高くなり、またペントハウスのような、他の階の部屋より豪華な造りになっている部屋であればなおさら高価格になります。
しかし、最上階でも、他の階と間取りは同じのことが多く、最上階である必要が自身にあるかどうか、よく検討しなければなりません。

⑤固定資産税が高い

マンションの中でも、とくにタワーマンションを購入する際の気付かぬ落とし穴として、固定資産税があります。従来は、階数は関係なく、部屋の広さにより決まった固定資産税がかかりました。しかし、平成29年に法律が改定・補正され、階層による補正調整が行われたことにより、1階が高くなるごとに税負担も上がるようになりました。この階層別の補正率は、1階上がるごとに約0.25%税額が増える計算となっており、上層階に住むことで痛手になることがわかりますね。

マンションの最上階はやめておくべき?

メリット・デメリットを踏まえると、マンションの最上階の選択はやめるべきなのでしょうか?最上階の落とし穴をよく理解した上で、かつ自身の予算に見合っているのであれば検討の余地はあるでしょう。ただし、賃貸・購入後に後悔しないために、他のフロアも視野に入れてしっかり検討する必要があります。

①ペントハウス仕様になっていない

「最上階だから」と価格が他の階よりも高いにもかかわらず、内装が他のフロアと変わらないのはもったいないことです。また、この様なマンションの場合、最上階の価値として、「上階からの騒音がない」や「最上階である優越感」といった、コスパがイマイチなことがほとんどです。最上階でなくとも、部屋でも住み心地は変わらないことから、せっかくの最上階に住むのであれば、ワンフロアに数戸しかない、高額で特別な仕様の住戸となっているペントハウス仕様の部屋をオススメします。

②同じ予算でよりグレードの高い部屋に住める

上記で述べているように、マンションの最上階は高価格です。最上階であることに特別な理由がないのであれば、その分の予算を使ってもうワンランク上のマンションや、立地のいい場所の低・中階層を検討すべきです。

まとめ

いかがだったでしょうか。マンションの最上階において、住むことに憧れやメリットを感じる人は多くいるかもしれません。しかし、思わぬところに多くの後悔しがちなポイントがあることが分かりましたね。
長期的に暮らしや投資先として考えた場合に、本当に自身にとって最上階は価値のある場所なのか、よく検討してから選択することをオススメします。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。