タワーマンションの基準と人気の秘密!選ぶポイントも紹介

タワマンの特徴と人気の理由
いかにもセレブっぽさを感じさせるのがタワーマンションではないでしょうか。タワマンは多くの方が憧れる、ステータス感が溢れる建物です。
上階部は街全体を見下ろす眺望や、共用施設の充実ぶりなど、一般的なマンションよりも住まいに関する景観の高さや快適さが人気の理由といえます。成功を夢見る方のステータスシンボルといった役割も担っており、憧れを持たれる点も人気の理由です。
タワマンとは?定義と基準
タワマンには明確な定義が存在しませんが、一般的には高さ60m以上の建物が「超高層建築物」として建築基準法で定義されています。これに基づき、タワマンは通常、高さ60m以上、つまりおおよそ20階以上の建物と考えられます。
高さ60m以上の建物を階数に表すと、およそ20階以上の建物ということになり、これをひとつの基準としてタワマンと判断するといいかもしれません。
駅前タワマンが選ばれる理由
とくに、駅前などにあるタワマンは人気が高いといえます。駅前のタワマンは快適性と利便性を兼ね備えているといっても過言ではありません。
駅から500m以内にあるようなタワマンは、購入金額も高額です。交通の便がいいタワマンは、売却金額も崩れにくく、街の発展によってさらに高額になる可能性があります。
快速電車が停まる駅や山手線のように主要沿線に近いタワマンは、非常に人気が高く憧れの物件といえるでしょう。
タワマン周辺の便利な施設
タワマンの建設により周辺地域が再開発されることが多く、その結果、周辺施設が充実する傾向があります。多くの住人が集まることで、地域の需要が高まり、商業施設やサービスが増えるのです。
タワマンは、自然と周辺に施設ができやすい環境を生み出しているともいえるでしょう。買い物施設が充実していたり、飲食店が増えたりと、商業的な需要と供給を生み出す点もタワマンの魅力の一つです。
タワマン内の共用施設の充実度
タワマンは周辺施設が充実しているだけではなく、タワマン内にある共用施設が充実している点も、人気である理由のひとつです。
たとえば軽く汗を流せるトレーニングジムや、来客用のゲストルーム、シアタールームや展望台といった施設が建物内にあるタワマンもあります。
周辺施設と共用施設の充実度が相乗効果を生み、タワマンの快適さを高めているともいえるでしょう。
タワマンに住むメリットとは
タワマンは、多くの人から人気であり憧れの象徴となる建物です。この項目ではタワマンに住むとどのようなメリットを感じるのかを説明します。
タワマンでのステータス感
先に述べたように、タワマンが建築される場合、周辺開発も同時に行われているケースが多くあります。街が劇的に変わろうとしているタイミングでタワマンが完成するため、エリアの象徴のように扱われることもあるでしょう。
タワマンは話題にあがることも多く、何より建物の大きさに圧倒され、豪華さに溢れたデザインなどから、実際に暮らしてみるとステータス感を得られるかもしれません。居室内でも、上層階になればなるほど眺望も良くなり、街全体を見下ろす感覚も魅力的です。
ステータス感の高い点はタワマンの人気が続く要因となり、売却時に値崩れしにくいでしょう。
高度なセキュリティの特徴
タワマンは多くの人が出入りするため、セキュリティ面が充実している点も特徴のひとつです。エントランスのオートロックはほぼ当たり前のように設置されており、防犯カメラもあらゆる場所に設置されています。
IT技術が進歩したことで、24時間のオンラインセキュリティやスマートキー、顔認証システムといった設備も増えています。タワマン内のセキュリティ面が年々進化している点も特徴的です。
多くの人が居住しているタワマンだからこそ、セキュリティ面の高さが重要視されているのでしょう。
高層階からの眺望と日光
タワマンの特徴の一つに、敷地スペースが非常に広い点が挙げられます。高い建物を建築するには広い敷地を確保することが必要です。タワマンは広々とした敷地に建っているため、隣の建物との距離が離れているのです。
またタワマンでは高層階でなくても日当たりの良さや採光を感じられるでしょう。それに加えてタワマンの魅力は何といっても眺望の良さです。遠くまで見渡せ、街全体を見下ろせる環境はタワマンならではでしょう。
豊かな共用サービス
共用部分の充実もタワマンならではです。豪華でデザイン性に優れたエントランスにはコンシェルジュが常駐し、来客対応や宅配便、クリーニング取り次ぎといったサービスを提供してくれます。
ホームシアタールーム、来客用のゲストルーム、高層階のラウンジなどさまざまな施設とサービスが充実している点も特徴的です。
共用施設サービスの充実は、物件の付加価値として売却時のセールスポイントにもなるでしょう。
タワマンに住むデメリットとは
これまでタワマンに居住するメリットについて説明してきましたが、実際に居住すると意外に不便と感じることも多いものです。この項目では、タワマンに住んでデメリットと感じる点について説明します。
エレベーターの混雑状況
タワマンでは多くの住人がいるため、エレベーターが混雑することがあります。特に朝の通勤時間帯には、エレベーターの利用が集中しがちです。
近年のタワマンは、住戸数からエレベーターの数を計算し、混雑しない数を設置したり、高層階専用と中層階専用などでエレベーターを分けて設置するなど工夫がなされています。しかし朝の混雑が想定以上の人数になった場合、エレベーターが混雑してしまう点はデメリットです。
駅近のタワマンを購入したのに、エレベーターが混雑したせいで余計に時間がかかるといった時間のロスを感じてしまうかもしれません。
高層階での洗濯物干し制限
タワマンでは高層階からの落下を防ぐ意味合いで、洗濯物を干すことが禁止されている場合があります。いくら眺望や日当たりが良くても、陽の光で洗濯物を乾かせません。
その場合、洗濯乾燥機や浴室の乾燥機で布団や洗濯物を乾かさなければならないでしょう。乾燥機などを持っていないのであれば、近くのコインランドリーで乾かす必要があるでしょう。
スマホ通信の問題
高層階では、スマホの通信が不安定になることがあります。これは、電波が基地局から下向きに発信されるためです。
携帯電話の電波は、基地局から下に向かって出てくる性質を持っています。それゆえ高層階などには、電波が届きにくくなってしまうのです。
また基地局との間に障害物があったり、基地局から遠かったりすると繋がりにくい場合があります。既に改良が始まり、基地局の電波を上向きにするなど対策が講じられていますが、まだまだ繋がりにくいこともあり、デメリットといえるでしょう。
子どもの落下リスクと対策
高層階で非常に心配なのが、子どもの落下事故です。タワマンの場合、しっかりと落下防止対策は取られていますが、子どもがふいにベランダに入り、ヒヤッとすることがあるかもしれません。
ちょっとした隙に、ベランダに踏み台などを持ち込んで上っていることも考えられます。子どもが高層階から落下してしまう不幸な事故も度々発生しており、注意が必要です。
タワマン購入時の注意点
タワマンの購入は非常に高額な買い物となり、購入後に後悔はしたくありません。この項目ではタワマンを選ぶ際のポイントについて説明します。
内覧を必ず行う
タワマンの購入を検討する際は、イメージだけで決定せず、必ず内覧を行いましょう。実際の部屋や周辺環境を確認することで、イメージとのギャップを避けることができます。
部屋や建物全体、周辺環境などを一通り内覧することで、イメージとのギャップを埋められるでしょう。
共用施設の確認
内覧の際に共用施設の確認も怠ってはいけません。共用施設の運営にかかる費用は、共益費などから使われています。タワマンは共用施設が充実している分、共益費などが高く設定されているのです。
使わない共用施設が多いと、高い共益費を払うだけになってしまいます。自分が利用する共用施設と、利用しない共用施設をしっかりと理解して、実際に住む前にコストとのバランスをしっかりと考えておきましょう。
最初から一つに絞らない
タワマンで生活したことがない場合は、複数の物件を比較しながらタワマンの購入を検討することがオススメです。ひとつの物件に最初から絞って検討してしまうと比較となるものがありませんので、妥当性がわかりません。
コストパフォーマンスのいい物件を選ぶためにも、複数のタワマンを比較したうえで、購入する物件を選びましょう。
インターネットの評判をチェック
タワマンを選ぶときに参考となるのが、実際に住んでいる人の感想です。タワマンを選ぶ際は、実際に住んでいる人の感想をSNSなどでチェックするのが有効です。住民の口コミは、物件選びの参考になりますが、情報の信頼性を確認することも重要です。
匿名での投稿のため、そのまま鵜呑みにせず参考までに理解しておくといいでしょう。何人もの人が同じような内容で困っている点など挙げているのを見ると、真実味が増すかもしれません。
住民の口コミや評判は、自分が住むときに大きな助けになりますので、チェックしておくといいでしょう。
タワマンの要点と選び方のまとめ
タワマンは非常に人気が高く、多くの人が憧れる建物といえます。豪華なエントランスやさまざまな共用施設のほか、眺望や日当たりの良さなどさまざまなメリットを持った建物です。
洗濯物が干せない、子どもの落下が心配などの注意点もありますのでメリットとデメリットを踏まえたうえで、必ず内覧を行いましょう。
複数物件を比較し、住人の口コミ情報を参考にタワマンを選べば快適でステータス感を得らえる暮らしが楽しめるでしょう。