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最終更新⽇時

2025/11/28

マンションのクロスを張り替える際の費用について

  • 不動産の知識
  • その他

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記事まとめ
  • クロス張り替え費用は、本体代金に加え養生代や廃材処理費などの諸経費が発生する
  • クロスは安価なスタンダードクロスと、機能性が高いハイグレードクロスの2タイプが主流である
  • 費用比較時はクロスの単位を確認し、張り替え期間も考慮する必要がある
記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

マンションでのクロス張り替えは可能か?

中古で築年数の長いマンションを購入したり、長期間同じマンションに住み続けたりしていると、クロスの張り替えを検討することがあるでしょう。
クロスの張り替えは、室内の印象を大きく変化させ、新築同様の空間を楽しむことも可能になります。

実は、分譲マンションでも一戸建てと同様にクロスを張り替えることが可能です。
また、賃貸マンションを経営しているオーナーの場合、張り替え費用の相場が気になるでしょう。

一口にクロスといっても、その種類や部屋の広さで負担は大きく異なります。
マンションのクロスの張り替えには、どれくらいの費用がかかるものなのでしょうか。
よく使われるクロスの種類の紹介と、張り替えの範囲別の費用相場、見積もりを比較する時の注意点などをまとめてご紹介していきます。

中古のマンションでも快適に過ごしたい方、住み慣れた家をグレードアップしたい方、賃貸としての価値を底上げしたい方など、マンションに関わる方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

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クロスの種類と費用の相場

クロスを張り替える際には、まずクロスそのものの費用がかかります。
マンションのクロス張り替えでは、量産型である「スタンダードクロスと、1000番台とも呼ばれる「ハイグレードクロスの2タイプが使われることが一般的です。

スタンダード(量産型)クロスは、最も一般的なタイプのクロスです。
厚みのある製品が多いため、下地やジョイントが目立ちにくく、価格も低く抑えられるというメリットがあります。
スタンダードクロスであれば、6畳で40,000円程度の費用になるといわれています。

ハイグレード(1000番台)クロスは、量産型と比べると色や柄のバリエーションが豊富に用意されています。
また汚れ防止・消臭・アレルギー対策・湿度調整などの機能を持った製品も多くあり、ある程度高級なマンションなどでははじめからこのクロスが使用されていることも多いです。
全面でなくとも、寝室や客間・トイレなど一部にだけ使用している場合もあります。
費用はスタンダードよりも2〜5割程度高く、6畳で50,000〜60,000円程度が一般的です。

クロスの費用だけで見ればあまり高く思われないかもしれませんが、マンションのクロスの張り替えには当然ほかの費用もかかってきます。
既存クロスの処分費や下地(壁)の補修費など発生することがほとんどですし、張り替え時に家具の異動が必要になる場合は、大きさや量によって異なりますが、業者を呼んで2,000円〜1万5,000円ほどの料金がかかります。
そのほかにも、マンションのクロス張り替えには思わぬ作業工程がかかります。
まずはどんな作業が必要になるのか下調べをしておき、自分で事前にやっておけそうなこと、業者を呼ばずに自分で一緒に作業できそうなことなどを見つけておくと、張り替え費用を節約することにもつながります。

  • 不動産ビギナーさん

    クロスに消臭や湿度調整などの機能があるのは、快適性が上がりそうで魅力的ですね。

  • 山口智暉

    ハイグレードクロスは賃貸や売却時の付加価値となります。機能性と耐久性を考慮して費用対効果を判断しましょう

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クロス張り替えにかかる費用詳細

次に、クロスそのものの代金に加えて、さまざまな必要経費を含むクロス張り替えの費用相場を確認しましょう。
マンションのクロス張り替えには、概ね以下の4種類の経費が発生します。

  1. 養生代
  2. 下処理費
  3. 廃材処理費
  4. 荷物移動費
  5. まとめ

養生代

養生代は、クロスを張り替える部分の周囲をビニールなどで覆い、傷や汚れを防ぐための作業にかかる費用です。
引っ越しの際に壁をマットで覆っているのを見たことがある方も多いでしょう。
張り替えの際も用途は同じですが、大きな家具などをぶつける心配がないときには、厚みのあるマットを使用する必要はないため簡易なものになる場合もあります。
養生代はクロスを張替える広さと隣接する部屋数などにもよりますが、一般的には5,000円程度です。
見積もりを取る際には、内訳に養生代がきちんと書かれているか確認しておきましょう。

下処理費

下処理費は、クロスを張り替える壁の修正にかかる費用です。
そこまで築年数が経っていないマンションであれば、クロスを剥がした際などに付く軽微な壁の傷みを修正するのみになり、無料で行ってくれる場合もあります。
ただし築年数が長く、防火素材や壁の芯材などを取り換える必要が出てくる場合や、支柱が弱くなっている場合などは、別途費用をかけて修繕を行う場合もあります。
面積によって異なりますが、こちらも10,000円程度が相場とされています。

廃材処理費

廃材処理費用は、剥がした古いクロスを処分するための費用です。
壁紙は燃えるゴミだと思われるかもしれませんが、マンションなどのクロスは適切な方法で処分しなくてはいけません。
廃材の処理費用は1mあたり50〜150円が一般的ですが、自治体によって異なるため、見積もり時に確認しましょう。

荷物移動費

荷物移動費は、家具などの荷物を移動する際にかかる費用です。
クロス張替えの際は対象となる部屋にある家具はもちろん、動線の妨げとなる家具を撤去しなければ作業ができません。
テーブルやソファなど比較的移動がしやすい家具は無料の場合が多いですが、ピアノやタンスなど重量があり、移動しにくい家具は1点2,000円程度の費用が掛かると思っていいでしょう。
荷物移動費は事前に自分たちで家具を移動させておくことで節約が可能ですが、あまりに大きなものは移動の際に事故が起こることも考えられるため、プロに頼んでしまうのもひとつの手段ではあります。
その場合は、タンスや食器棚の中身を出したり、ガラス面を事前に保護したりすると作業がスムーズに進みます。
場合によってはガラス面の養生などにも少しずつ費用(緩衝材の代金など)がかかってくる場合もあるため、自分たちでできる部分は自分たちでやっておき、大きな作業をプロにお願いするのがオススメです。

上記のような諸経費に、クロス本体の価格を足したものがマンションのクロス張り替え全体にかかる費用になります。
いくつか代表的な部屋のタイプをあげ、費用の相場を確認していきましょう。
また、ここでは極端に大きな家具の荷物移動費など、振れ幅の大きいものは除外して平均的な費用を算出しています。

2LDK

  • スタンダード(量産品)クロス…35〜42万円
  • ハイグレード(1000番台)クロス…49〜56万円

3LDK

  • スタンダード(量産品)クロス…40〜48万円
  • ハイグレード(1000番台)クロス…56〜64万円

6畳間1室のみ

  • スタンダード(量産品)クロス…4〜4.8万円
  • ハイグレード(1000番台)クロス…5.6〜6.4万円

8畳間1室のみ

  • スタンダード(量産品)クロス…5.4〜6.4万円
  • ハイグレード(1000番台)クロス…5.6〜6.4万円

このように、マンションの部屋全てを張り替えるとなると、かなりまとまった費用が必要になることが分かります。
もちろんクロスを購入し、自分で張り替えるとなれば細かな費用は抑えることはできますが、代金のほとんどはクロス代です。
どうせなら、きちんとプロに頼んで張り替えてもらった方が結果的にお得になる場合もあります。

  • 不動産ビギナーさん

    クロス代以外に、こんなにたくさんの諸経費がかかるのですね。

  • 山口智暉

    廃材処理費や荷物移動費は節約可能な項目です。見積もりの内訳を詳細に確認し、費用を抑える工夫をしましょう。

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マンションのクロス張り替えの注意ポイント

続いて、マンションのクロス張り替えを行う際に特に注意しておきたいポイントを2つ紹介します。
これを知らないままだと、見積もりの際に見落としがあったせいで損をしてしまったり、前後の予定が崩れてしまったりといったトラブルにつながることも考えられます。
調べられることは事前に調べて、スムーズに見積もりや作業を進められるように手配しておきましょう。

1つ目は、見積もり時に「単位」を確認することです。
クロスの張り替えを行う際には、費用を抑えるために複数の会社から見積もりを取ることをお勧めします。
そういったときに気を付けたいのは、クロスや部屋ごとの単価の「単位」です。
施工会社によって、クロスの単価を「平米」で計算しているものと、「メートル」で計算しているものがあります。
というのも、一般的なクロスは貼る前はロール状になっており、ロールの幅は90センチメートルなので、長さの単位でも大まかなサイズが取れるのです。
この場合、「1メートル」のクロスは1メートル×0.9メートルで0.9平米となります。
一方、「1平米」は縦1メートル×横1メートルの面積です。
「1」の単位であっても、「1平米当たり1000円」のクロスと「1メートル当たり1000円」のクロスでは同じ平米に対して、100円の差が生まれてしまいます。
たった100円と思われるかもしれませんが、マンションの部屋全てを張り替える場合ともなれば、かなり大きな差額が生まれます。
見積もり時には、単位を正確に確認し、適正な比較を心がけましょう。

2つ目は、張り替えにはある程度の時間がかかることを把握しておくことです。
マンションのクロス張り替えには、当然のことながら長い時間がかかります。
古いクロスをはがした後の下地の状態や作業人数・家具を移動する必要があるかどうかなどによって変わりますが、どんなに短くても丸1日はかかるものと思っておきましょう。
少なくとも作業開始と終了時には現場に立ち会う必要があるため、きちんと予定を開けておかなくてはなりません。
目安として、洋室・和室など1室のみのクロス張り替えには1〜2日、トイレのクロス張り替えには1日、全室(2LDK・3LDK)のクロス張り替えには1週間程度を見積もっておくと良いでしょう。
特に全室の張り替えを行う場合は部屋が使えなくなる・もしくは普段と違う過ごし方をしなくてはいけなくなるため、その間の予定については慎重に検討しておきましょう。

  • 不動産ビギナーさん

    「平米単価」と「メートル単価」の違いを意識しないと、損をしてしまいそうです。

  • 山口智暉

    この単位の違いは比較を困難にします。必ず「平米単価」に換算して比較しないと、適正価格を見極めることができません。

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まとめ

この記事では、マンションのクロスを張り替える際の費用と、クロス代金以外の諸経費についても解説しました。
費用以外の注意点もあるため、クロスの張り替えを考える際にはぜひチェックしておきたい内容となっています。
マンションのクロスを張り替える際は、クロスの種類によっても違いがありますし、張り替える面積・作業内容によっても、大幅に代金を節約できる可能性があります。
すべてをDIYで挑戦するのも良いですが、適切な部分で節約し、自分たちに合った方法で住まいをグレードアップしていくと良いでしょう。

記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

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    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
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