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投稿⽇時

2024/06/07

最終更新⽇時

2024/06/07

マンションを購入するなら新築か中古どっちがいい?メリット・デメリットや支払いはどうするのか紹介!

  • 不動産の知識

マンションを購入するにあたって新築か中古で悩んでいる方がいるのではないでしょうか。近年では、マンションの価格は高騰しており、価格が上がってきています。そのため、新築に手が届かなく中古にする方も多くいると思います。しかし、人生で最も高い買い物であろう新築マンションを諦めて中古マンションを購入するのは後悔が残るかもしれません。とても悩むであろう選択です。

今回はマンションを購入するなら新築か中古どちらがよいのか。メリット・デメリットや支払いはどうするのか紹介していきます。マンションを購入するにあたり、新築か中古かは住宅ローンを基準に検討することが必要になります。決して、無理はしないように毎月返済可能である価格で取引しましょう。

マンションを購入するなら新築か中古どっち?

マンションを購入する際、新築か中古どちらがよいのでしょうか。全国における新築マンションの相場は、「不動産経済研究所」の調査で2023年時点の平均価格は、約8,800万円とされています。近年では、マンションにおける価値が高騰傾向にあり、2013年である10年前と比較すると、約3,000万円もの価格が上昇しているのです。また、首都圏の新築マンションの高騰に伴い、中古マンション価格の相場も上昇しています。「東日本不動産流通機構」の調査によると、2023年時点の平均価格は、約4,600万円です。中古マンションも同様で、価格が上昇しています。このように、マンション価格が高騰していく中で、新築マンションを購入する方は限られた方になってしまい、多くの方が新築マンションを諦め、中古マンション購入に移ったことが中古マンションの価格を引き上げる要因になったのではないでしょうか。

マンションを購入するにあたって、一括で購入できるのであれば問題ありませんが、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。住宅ローンを借りられる方は、安定した職に就き収入が安定している場合や同じ会社で勤続年数が長いことで、住宅ローンの審査に通過しやすい傾向にあるのです。そのため、収入に安定している方はmマンション購入を検討してもよいかと思います。また、マンションに家賃として住み続けるのは、もったいないと感じているかもしれません。そのような方は、マンションを住宅ローンで購入し、完済した後は自分の資産として残せるのです。そのため、マンションを所有しておくメリットは十分にあるのではないでしょうか。

メリット・デメリット

ここでは新築・中古マンションのメリット・デメリットについて紹介していきます。まず、新築マンションにおけるメリット・デメリットをみていきましょう。メリットは以下のとおりです。

  • セキュリティ等の施設が最先端
  • 仲介手数料が不要
  • 初めての所有者である

それぞれ詳しくみていきましょう。

新築マンションにおけるメリット

セキュリティ等の施設が最先端

一つ目のメリットは、セキュリティ等の施設が最先端なことです。新築マンションでは、身の回りすべての物が最先端のシステムとなっています。防犯対策や室内の設備等も最先端の物が使用でき、セキュリティ管理に一切問題ないため、安心して暮らせるのです。

仲介手数料が不要

二つ目のデメリットは、仲介手数料が不要なことです。不動産会社を通じて購入する中古マンションの場合、仲介手数料が発生してしまいます。仲介手数料とは、売主と買主の間に不動産会社が入り、意見の調整や契約事務等をして、その際に生じる費用を仲介手数料というのです。一方、新築マンションは、不動産開発業者からの販売となるため、仲介手数料は発生しません。そのため、仲介手数料を支払わず購入できるのです。

初めての所有者である

三つ目のデメリットは、初めての所有者であることです。新築マンションを購入することは、誰しも高揚感を得られるのではないでしょうか。眺めや住み心地は特に素晴らしいものになります。初めて自分が所有することになるため、中古マンションと比べ新築マンションは愛着が湧きやすいのではないでしょうか。

デメリットについてです。デメリットは以下のとおりです。

  • 価格が高い
  • 立地がよくない

それぞれ詳しくみていきましょう。

新築マンションにおけるデメリット

価格が高い

一つ目のデメリットは、価格が高いことです。みなさまが思っているとおり、新築マンションの価格はとんでもなく高い傾向にあります。「新築・中古マンションのどちらにしようか」と考えている方がいるかもしれません。しかし、そのような方にいえることは、どちらも検討できるのかということです。一般的に、新築・中古マンションを同じく検討することは非常に難しくなります。要因として、それぞれの価格が違うからです。

「2023年日本経済新聞」の調査によると東京23区での新築マンションの平均価格は1億3,000万円となっています。近年では、新築マンションの価格が高騰していますが、なぜそのような影響になっているのでしょうか。理由として、建設資材の上昇や人件費の上昇が主な原因です。ウクライナ戦争により資材の価格が上がっているのと同時に、輸入コストが上がっているからです。また、少子高齢化に伴い、建築士が減少しています。これらの他にも原因はありますが、新築マンションにおける価格の高騰は続くのではないでしょうか。新築マンションを購入する際は購入できる価格であるか把握してうえで検討しましょう。

引用元:日本経済新聞2023年11月20日

立地がよくない

二つ目のデメリットは、立地がよくないことです。新築マンションは都市部といった好立地に建設されていると思いがちですが、実はそうではありません。好立地に建設されていないということは、立地がよくない場合も当然あるのです。好立地な場所に建設されない要因として、建設する立地がないからになります。現在の社会では、田舎を除き駅から徒歩15分圏内に空き地はほとんど存在していないのです。土地がないため、新築マンションが建設されたとしても駅から遠き利便性に欠けることが多いのです。そのため、新築マンションの供給戸数が年々少なくなっていることがあげられます。新築マンションを購入する際は、駅から近い距離にあるのかといった利便性を踏まえ判断しましょう。

次に、中古マンションにおけるメリット・デメリットです。メリットは以下のとおりです。

  • 資産価値が一定である
  • 立地がよい

それぞれ詳しくみていきましょう。

中古マンションにおけるメリット

資産価値が一定である

一つ目のメリットは、資産価値が一定であることです。中古マンションは、築年数が経過しているほど、資産価格の下がり幅が少なく、資産価値が一定しているといえます。そのため、売却した際でも、相場に見合った価格で売却できるのです。また、購入時は新築マンションよりもあきらかに低い価格で購入できるため、キッチンの機能性をよくしたり、リノベーション費用に充てます。

立地がよい

二つ目のメリットは、立地がよいことです。近年では、土地が少なくなり新築マンションを建設する際、駅から遠いことや近所にスーパーがない新築マンションが多くあり、立地が悪い新築マンションが多く存在します。しかし、中古マンションでは、再開発地域等を除いてみると、好条件でよい立地に建設されている中古マンションがあるのです。

中古マンションにおけるデメリットを紹介していきます。デメリットは以下のとおりです。

  • 仲介手数料がかかる
  • リフォーム費用がかかる

それぞれ詳しくみていきましょう。

中古マンションにおけるデメリット

仲介手数料がかかる

一つ目のデメリットは、仲介手数料がかかることです。中古マンションを購入する際は、仲介手数料が住宅価格とは別に発生します。仲介手数料は、住宅価格の3%と法律で決められています。仲介手数料の計算式として以下を用います。

販売価格×3%+6万+消費税=仲介手数料

上記を用いて計算します。たとえば、7,000万円のマンションを購入する際にかかる仲介手数料は、237万円です。仲介手数料は住宅価格で金額が異なるため、計算式を用いて自分で計算してみましょう。

リフォーム費用がかかる

二つ目のデメリットは、リフォーム費用がかかることです。中古マンションのおけるリフォーム費用は築年数によってそれぞれ異なりますが、相場として約300〜1,000万円かかります。そのため、リフォーム費用を捻出しておく必要があるのです。リフォームに関して自治体が補助金を設けているケースが多いため、有効に活用しましょう。

支払いはどうする?

新築や中古マンションに限らず、マンションを購入するにあたって住宅ローンで返済していくことが一般的になります。たとえば、9,000万円の新築マンションを購入して、35年で完済する場合、毎月の返済額は約20〜25万円が必要です。また、住宅ローンを借りる際は、収入も大事になってきます。住宅ローンの審査として、金融機関は「毎月返済できる能力を持っているか」を判断します。収入に見合った金額しか借入できないのです。そのため、9,000万円の新築マンションを購入

する場合、年収約1,000〜1,500万ではないと住宅ローンを借入することはできません。これは、新築や中古マンションに限らず、同様です。

「新築や中古マンションはお金持ちにしか購入できないのでは?」と思った方がいるのではないでしょうか。実はそのような方に向けて住宅ローンを借入できる方法があります。それは、ペアローンと呼ばれています。

ペアローンとは、夫婦共に住宅ローンを借入して、返済していくことです。ペアローンの特徴として、夫婦共に住宅ローンを借りることになるため、借入金額が増えます。借入金額が増えることにより、手の届かない価格の物件を住宅ローンで購入できるのです。また、夫婦共に住宅ローン控除を受けられるため、特徴のある制度です。一方で、デメリットも存在します。デメリットは、夫婦共に利用することで諸経費が倍になることです。諸経費の相場として、中古マンションは購入額の6〜10%、新築マンションは購入額の3〜7%が相場といわれています。たとえば、6,000万円のマンションを購入する場合、中古マンションは60〜600万円、新築マンションは180〜420万円です。夫婦共に支払うことになるため、2倍の金額になってしまいます。ペアローンは特徴とデメリットがあるため、利用する際はこれらのことを理解しておき、判断しましょう。

まとめ

今回はマンションを購入するなら新築か中古どちらがよいのか。メリット・デメリットや支払いはどうするのか紹介してきました。新築・中古マンションに限らず近年では、価格が高騰しているため購入するのが厳しい状況にあるのではないでしょうか。「マンションに住みたい」という気持ちはわかりますが、無理な負担を強いてしまうことで、住宅ローンを支払いできず滞納してしまい、任意売却や競売で売却させられてしまった方も多くいるのです。ですから、購入できる収入で返済できるのであれば、検討してもよいと思います。決して、見栄え等でマンションを購入することが周囲との比較にならないよう、気をつける必要があります。