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投稿⽇時

2024/01/11

最終更新⽇時

2024/01/11

限界過疎地域の実態!家の売却方法は複数ある。家族にとって一番いい家の売り方とはなにか。

  • 不動産買取

「限界過疎地域」と呼ばれている地域があることを知っていますか?そこに住んでいる人たちは65歳以上の高齢者ばかりです。医療も不十分な地域なので、子供たちが暮らす都市部で老後を暮らすことを検討している人も多くいます。

運転ができなくなるまでは住み慣れた家で暮らしたいという思いもあるため、なかなか家の売却に踏み出せないという人のために、今回はリースバックというサービスを紹介します。

通常の家の売却とリースバックはなにが違うのでしょうか?

家の売り方とは

家の売却方法は1つだけではなく数種類あります。ここでは、家を売る方法はどんなものがあるのか、そしてどのように家を売却するのかを紹介します。

仲介で家を売る場合

家を売る際に多くの人が選ぶ方法が「仲介」です。仲介は、不動産会社に依頼をして次に住む人を探してもらい、購入者を見つけてもらうというサービスです。

不動産会社が売れるまでの間サポートをしてくれ、複数の買い手がいれば高い金額を提示した人と契約できます。お金を少しでも高い金額で売りたいという人にオススメです。しかし、買い手が見つかるまでに時間がかかるというデメリットがあります。家の価格やタイミングが悪いと家の売却までに半年以上かかる場合もあります。

買取

買取は不動産会社が家を買い取ってくれる売却方法です。不動産会社が直接買取を行なってくれるので、売却までの期間は最短1週間ほどで終わります。

買取であれば家を早く売ることは可能ですが、売却価格は相場の70%程度に設定されます。売却価格は気にしないから早く家を売りたいという人にオススメの売却方法です。

c.リースバック

リースバックは家をリースバック業者に買い取ってもらい、家賃を支払って現在の家に住み続けるというサービスです。リースバックで家を売却すると2週間程で買取をしてくれる業者が見つかり、家を売却できます。リースバックをした家はそのまま住み続けられるので、「次の引っ越し先が決まっていない」という人にオススメの方法です。

このように、家を売る方法は複数あります。自分にあった方法を見つけて売ることがポイントです。

家を売るまでの手順

家を売るには手順があり、しっかり下準備を行うことで高く売れる可能性が出てきます。ここでは家を売る手順を紹介します。

1.家の売却相場を調べる

まず自分で売却相場を調べます。調べ方は簡単で、パソコンやスマホを使って売りたい家の住所や家の種類、築年数などを入力して家の売却相場を調べます。

2.売却に必要な書類を揃える

家の売却時に必要な書類は、本人が確認できる書類、住民票、実印、印鑑証明書、登記済権利書、固定資産税納税納税通知書、建築確認済証、地裁測量図、住宅ローン残高証明書、ローン返済予定表、間取り図、銀行口座の通帳、物件のパンフレットが必要です。

用意する書類がたくさんあるので、チェックリストなどを用意してしっかり準備しましょう。

3.家の査定を依頼する

不動産会社が行なっている家の査定を受けます。はじめに、家を見ずに査定をする簡易査定を受けます。そして、その後現地に行き直接家を見てもらって訪問査定を受けます。

ここで複数の不動産会社に査定してもらうことによって、価格の違い、担当者の良し悪しがわかります。

4.不動産会社を選んで媒介契約を結ぶ

複数ある不動産会社の中から1つ選び、媒介契約を結びます。媒介契約とは、家の売却ができるまで不動産会社に依頼するという契約です。

5.家の売却活動をする

家を売るための売却活動をします。ネットやチラシで家の情報を提示し、購入者が現れるように提示します。不動産会社がすべて行なってくれるので、自分で何かするということはありません。

6.買主と売買契約を結ぶ

「この家を買いたいです」と言ってくれた人と売買契約をします。その前に、どれくらいの価格で買ってくれるのかなど条件をいくつかだし、納得した場合に売買契約を結びます。

7.家の引き渡しをして決済を行う

家の引き渡し日までに家を片付けます。必要なものは残し、いらないものは処分をします。無事家の引き渡しが完了したら決済を行います。

8.確定申告を行う

家を売却した場合は確定申告をします。売却をして利益がでた場合、買い換え特例などの控除を利用したい場合など必ず確定申告を行います。

家を売るまでには何個かのステップ、そして数多くの準備物が必要です。しっかりと準備したうえで家の売却を行いましょう。また、不動産会社を決める際は複数の会社に査定を依頼し、信頼できる会社と契約を結びましょう。

リースバックで家を売るまでの手順

ここではリースバックで家を売る際の手順を紹介します。

リースバック業者を探す

通常の売却方法と違うため、リースバック業者は限られます。ですが、近年はリースバックを利用する人が増加しており、そのため取り扱う業者も増え探しやすくなってきているでしょう。ネットなどで自分が住んでる地域からリースバックを取り扱う業者を探しましょう。

リースバック業者を決めて物件情報などを伝える

リースバック業者を探し、借り査定を行いましょう。ここで「今後も家に住み続けたい」「いずれは買い戻したい」など希望がある場合はしっかりと伝えましょう。

簡易査定を受ける

ここでは、築年数や建物の設備、土地の大きさなど大まかに査定をします。平均土地価格や条件などを考慮し、ある程度の価格がここで決まります。

訪問査定を受ける

訪問査定は、調査員が実際に家にきて家の中や周辺環境を調査します。細かく見たうえで買取価格を決定します。

買取額決定

簡易査定、訪問査定を受けたら買取額が提示されます。ここで納得できた場合は、保証会社の査定を受け、その後審査に通れば買取が決まります。

不動産売買契約を結ぶ

実際の書類に目を通し、買取価格、条件などに納得したら契約書にサインをして契約が成立します。買取価格やその後に住む際の家賃、期間などを相談し、よく確認をしてから契約をしましょう。

賃貸契約を結ぶ

リースバックでは家の売却後も住み続けられます。その際は通常の賃貸物件同様に、借家契約を結びます。

お金が振り込まれ、賃貸料を払って生活する

契約が決まったら、遅くても2週間程度で買取代金が振り込まれます。その後はリースバック業者に賃貸料を支払い、引っ越しをせずに住み続けられます。

リースバックは、家を売却する際の契約、家を借りる際の契約の2つがあります。通常の売却と違って手続きが多いですが、買取業者が決まっているためすぐに契約が決まり2週間程度で契約が終了します。

過疎地域の老後話

「限界過疎地域」と呼ばれる地域を知っていますか?限界過疎地域の定義は、①人口の半分以上が65歳以上である②一人暮らしの老人世帯が増加している③集落の共同活動の機能が低下している④社会的共同生活の維持が困難な状態に置かれている

以上の条件が揃うと「限界過疎地域」と呼ばれます。

山沿いの地域、豪雪地域、市役所から10キロ離れた場所が過疎地域になりやすいとされています。限界過疎地域に住んでいる人達は、子供たちのいる都市部に引越しをしたり、老人ホームなどの介護施設に入居したりして、住んでいた場所を離れることになります。

とある山間に暮している家族の例を紹介します。

自分(53)妻(54)母(84)娘(29)娘(27)息子(25)で暮しています。数年前に父親が他界し、子供たちもそれぞれ独立、そして子供たちの家と離れた地域で現在は妻と母親の3人で暮しています。仕事では車で50分の距離にある会社に通っており、奥さんも車で40分かかる職場に通っています。母親は車の免許が無く、基本的な買い物は週末に済ませています。母親の病院の際は、妻と交互に仕事を休んで病院の送り迎えをしています。自分も病気を患い、毎日片道50分の通勤は体的にも、精神的にも大変になってきました。老後を考えたとき、大きな病院までは1時間、スーパーまでは40分、コンビニですら30分かかる場所に年老いてからも暮していけるのか、車の運転はいつまで続けられるのかという悩みを抱えていました。

自分で建てたマイホームのローンは残りわずかです。ローンが払い終わり、定年退職を迎えて住む場所の制限が無くなったとき、そして母が亡くなったときには、都市部にいる息子と一緒に住むことを決めました。しかし貯金もないため、新しく家を購入する資金がありません。そのため、自分が現在住んでいる自宅の売却を考えています。しかし、母の希望で元気なうちは現在の家に住み続けたいということで、まだ家の売却ができません。

ですが、リースバックで家の売却をしたことによってまとまったお金を手に入れられ、かつ母の希望である元気なうちは現在の家で暮らしたいという希望を叶えられました。

現在は、家賃を支払いながら暮らしています。まとまったお金を手に入れられたので、息子と一緒に暮らす新しい家の資金を残すこともできています。

リースバックを活用することによって、母の希望である「現在の家で暮らしたい」という希望を叶え、かつ自分達の新しい家を購入する資金を手に入れられました。

20数年住んだ家は子供の物や大きい家具、思い出の品などたくさんのもので溢れています。現在は、少しずつ住んでいる家の片付けをしています。自分たちが暮らすなかで必要なものを見極めて必要なものだけを残し、次の家に移る予定です。

まとめ

今回は、家の売却方法について紹介しました。通常、家を売却すると完全に家から出なければなりません。しかし、リースバックを活用することによって自分の家に住み続けながら、まとまったお金を手に入れられます。まとまったお金をもとに、次の新しい住まいを決められるのでリースバックの活用はオススメです。

ここ近年、人口が減少していることによって空き家が増え続けている社会問題をよく耳にすると思います。田舎では医師不足が深刻化し、老後に十分な医療を受けるのが難しい状況です。いつまでも運転ができるわけではないので、困難になる前に都市部に移住するという家庭も増えてきました。

そこで、リースバックで家を売却するとまとまったお金を手に入れられ、自分の好きなタイミングで家を出ていけるのでライフステージにあった生活を送れます。

ライフステージにあった生活をするためには、家の住み替えが必要になってきます。一定期間住み慣れた家で暮らしてから次に移りたいという方は、リースバックも検討してはいかがでしょうか?