伊丹市における不動産売却する際のポイントや地域性

目次

  1. 伊丹市とはどんなところ?
  2. 伊丹市の歴史
  3. 伊丹市の工業・産業・商業
  4. まとめ

伊丹市とはどんなところ?

伊丹市(いたみし)は、兵庫県の中でも比較的、面積は小さめの市になりますが、大阪国際空港をもつ、人口およそ20万人都市で、大阪・神戸の衛星都市の一つとされています。大阪へは10kmほどと近い距離にあります。1940年11月に川辺郡伊丹町と稲野村が合併し、伊丹市が誕生しました。その後、神津村と長尾村の一部を編入し、現在の市域となりました。兵庫県内で、尼崎市に次いで人口密度2位を誇る大阪、神戸のベッドタウンとして有名です。

気候は温暖で、川や池などの自然にも恵まれています。冬にはハクチョウやカモを始めとした渡り鳥が飛来してくるなど、野鳥がよく見られるまちです。

市域は全体的に平坦で起伏のなだらかな地形で「伊丹台地」と呼ばれており、全域でほぼ平坦となっています。完全に全てが平坦という訳ではないですが、近隣の川西市や西宮市、宝塚市に比べれば歩きやすいです。s

特にJR伊丹駅と阪急伊丹駅のほぼ真ん中あたりに位置する宮ノ前は文教地区にもなっており、街並みも江戸時代のものに近い、美しい街並みになっています。単に歩きやすいだけでなく、昔ながらの雰囲気も楽しむことができるしょう。平坦な地形から、徒歩でも自転車でも生活がしやすく、家族に高齢の方がいるご家庭におすすめです。

海はありませんが、東に猪名川、西に武庫川の2つの大きな川が流れています。市の中央部は天神川・天王寺川が北から南へ、武庫川に流れ出ています。北は川西市、北・西は宝塚市、西宮市、南・西は尼崎市、東は大阪府池田市、豊中市に面しています。

国道171号線以北エリアは、天王寺川や天神川が南北に流れ、緑豊かでのどかな住宅地です。市内西部エリアは、昔ながらの街並みが残る場所と、区画整理が行われた場所とがあり、駅まで距離はありますが、生活施設は充実しています。

阪急伊丹線・JR福知山線沿線エリアには、商業施設や美術館、ホールなどが整備され、交通の利便性にも優れているため、物件探しをしている方から人気があります。

また、JR伊丹駅から西に向かって「伊丹酒蔵通り」があります。こちらは江戸時代から発展した伝統的な酒造や社寺、町家が残る通りで、歴史ある街並みを感じることができます。JR福知山線東側エリアには工場が多くあり、また大阪国際空港のそばには飛行機の離着陸を間近で見られる「伊丹スカイパーク」(空港公園)もあることで有名です。

このように、伊丹市はベッドタウンとして発展した街でありながら、自然にも恵まれ、歴史を感じることができる街です。
土地柄からもとても住みやすいため、近年注目されている地域です。

伊丹市のアクセス

市内には阪急電鉄やJR電車の伊丹駅があり、どちらからも約20分で大阪駅に出ることができます。市バスは伊丹駅方面だけではなく、多くの路線があり、宝塚方面や川西方面にはバスでも行くことが可能です。

他にも、大阪国際空港(伊丹空港)があり、大阪ー東京(羽田)間は30分に1便と便数も豊富なため、ビジネスの方も多く利用されています。
また、空路だけではなく、陸路で行く際には、新幹線の発着駅である新大阪駅まではJR伊丹駅から約30分で行くことができ、空路・陸路ともに、どこへ行くにもアクセスが良好です。

バスは伊丹市営バスだけではなく、阪急バスと阪神バスも運行しています。高速道路については、市内には走っていないものの、中国自動車道、名神高速道路、阪神高速11号池田線など、多くのルートが揃っています。その他には、国道171号線や、尼崎と川西を結ぶ兵庫県道13号尼崎池田線、尼崎と宝塚を結ぶ兵庫県道42号尼崎宝塚線などが主要道路として利用されています。

新幹線では新大阪利用が便利で、JR伊丹駅から電車で約30分程度で到着することが出来ます。飛行機では市内に伊丹空港がありますが、電車の他に、直通バスなども出ていてアクセスが良いです。

伊丹駅周辺や施設状況

大型ショッピングモールでは、JR伊丹駅前のイオンモール伊丹があります。スーパーマーケットにファッション関連ショップ、大型書店など様々なお店が入っており、多くの人が利用しています。その利便性から、住宅地として人気を集め、周囲の閉鎖した工場跡地には、大規模マンションが建設されています。伊丹1〜8丁目には、20坪前後の一戸建てやアパート、マンションが混在しており、昔ながらの街並みの跡で、道路の幅がやや狭くなっているところも多いです。

江戸時代中期から酒造業が発展していたこともあり、酒蔵、町屋、社寺が集まる地区となっています。「伊丹酒蔵通り」と名付けられたJR福知山線「伊丹」駅から西へ伸びる通りには、かつての町家の街並や土塀などが再生、整備されているので、歴史ある賑わいを感じることができます。

自然とともに、伝統的な歴史をもつ伊丹市は、昔ながらの雰囲気が残る、落ち着いた地域です。少し歩けば商業施設なども揃っており、とても住みやすいため、不動産の売却を考えた時は、どの年齢層にも需要は大きいと考えられます。売却タイミングを逃さなければスムーズに買取手が見つかるでしょう。

伊丹市の歴史

伊丹市は昔、摂津国に属していました。南北朝時代には、この地で豪族であった伊丹氏が伊丹城を建て、摂津国の3分の1を支配することとなりました。その後、1574年に戦国大名の荒木村重が統治するようになってからは、伊丹城は有岡城として改名されました。

江戸時代には、当時は有岡城の城下町として栄えていました。酒造業の他にも、経済力を強みに伊丹風の俳諧文化が流行しました。その頃の拠点となった俳諧所には「他雲軒」があり、西山宗因や井原西鶴などの俳人や文人が、かつて出入りしていました。

伊丹市が誕生したのは1940年で、隣町の稲野市と合併され、県内で7番目の市となりました。その後、1947年に神津村と、1955年に長尾村の一部を編入し、伊丹市は現在の規模のまちとなりました。1939年には大阪国際空港が開設され、当時は「大阪第二飛行場」という名称でした。1959年に現在の名称となり、日本有数の基幹空港として、幅広く利用されるようになっています。

大阪国際空港と繋がりが強い伊丹市は、2007年に「大阪国際空港と共生する都市」と掲げ、現在も空港を地域資源とし、まちづくりを積極的に進めています。

伊丹市の工業・産業・商業

工業

戦国時代に有岡城が伊丹の地に築かれ、有力氏族である伊丹氏によって統治されていました。江戸時代に入ると産業振興が本格化し、特に酒造業が発展しました。伊丹のお酒は全国的にも有名となり、江戸でも人気を博していました。現代においても歴史ある名醸造元が存在し、地場産業として健在です。

近代になると、鉄道網が整備され、都市化が進みました。1919年には日本初の国産リノリウムを製造販売する会社が創業し、そこでは家庭用インテリア製品が多数製造されています。さらに1959年に入ると、市内の飛行場が大阪国際空港に改称され、国際線も本格的に稼働し始めました。これにより高付加価値産業が発展し、市内には新素材や光ファイバーなどの最先端産業を扱う企業も多く立地することになりました。

伊丹市はこのように、第一次産業のみならず、第二次産業も徐々に規模が拡大してきています。

商業・サービス業

近年は大阪や神戸市のベッドタウンとして栄え、人口密度も県内でトップを誇っています。
中心市街地は阪急伊丹線伊丹駅やJR福知山線伊丹駅を中心に広がり、駅周辺には大型商業施設や宿泊施設が多く集まっています。また、大型のショッピングセンターが増える一方で、古くから営業を続けている商店街も多く残っています。新しく都市として生まれ変わりながらも、歴史的な町並みも残っている地域です。阪急伊丹駅の東側にある「ViVa伊丹サンロード商店街」は、スーパーや生活雑貨店が集まる地元密着型の商店街です。

阪急伊丹駅とJR伊丹駅を中心に、数多くの商業施設が揃っており、特に阪急伊丹駅周辺は過去数年、伊丹の一大商業地だったことが分かるような賑わいもみられます。平成7年の阪神淡路大震災によって倒壊した伊丹駅も、約4年の歳月をかけて再興され、3階部分に伊丹駅が入る5階建ての駅前商業ビルには、専門店やスーパー、飲食店も多数入っており、人が多く繁盛しています。また、この駅ビルを囲むように、数多くの店舗やマンションが所狭しと建ち並んでおり、伊丹一の商業地と言えます。

唯一デメリットを挙げるとすれば、市内における電車での移動は、阪急伊丹駅の北側では路線が伸びておらず、東側にJR福知山線の「北伊丹」駅があるのみになりますので、基本はバス利用になるでしょう。但し、バス便については本数も結構あるので、実際に生活をしてみたらそれほど不便に感じることは無いかと思います。

まとめ

不動産売却を考える上で、土地の環境や利便性は非常に重要なポイントになります。 伊丹市は買い物などはもちろん、商業施設が多数揃っており、バスや電車のルートも充実しているため、とても住みやすいです。また、衛星都市という点からも、計画的に発展しており、大震災の影響から、さらに住みやすい住環境が整備されています。環境の良さだけではなく、自治体として子育て支援も行っているため、子供がいるご家庭にはたいへん需要があるのではないかと思われます。

住宅の売却価格は築年数が経過すると顕著に下がっていく傾向がありますが、家賃の場合、築年数は売却価格ほどの影響を受けません。家賃では、築年数よりも立地の方が強く影響します。

傾向としては、立地が良い物件ほど築年数の影響は受けにくく、立地が悪い物件ほど築年数の影響を受けやすいです。調べる際は、築年数よりも駅からの距離を重視して比較することがポイントとなります。

昔ながらの落ち着いた雰囲気を残しつつ、街としても住みやすいことから、年齢を問わずに、非常に注目されている街です。比較的売却のしやすい土地ではありますが、金額設定や時期を慎重に考慮しながら、計画を進めてみてください。


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