芦屋市で不動産売却を検討するなら!歴史と動向を解説

目次

  1. 芦屋市ってどんなところ?
  2. 芦屋市の産業
  3. 芦屋市が歩んできた歴史
  4. 芦屋市の不動産市場の動向
  5. まとめ

芦屋市ってどんなところ?

 芦屋市は、兵庫県の南東部に位置する都市で、神戸市や西宮市(一部に境界線未確定部分あり)と隣接しております。北は六甲の山並み、南は大阪湾に面し、年間平均気温は16.4℃と気候は温和で自然環境に恵まれ、国際文化観光都市にも指定されている、非常に住みやすい環境が備えられている都市です。2022年5月1日時点での推計人口は9万3954人、面積は18.47平方キロメートル(境界未定部分あり)で、兵庫県で2番目に面積が小さい自治体です。北部では、明治時代後期から昭和時代初期にかけて、「阪神間モダニズム」と呼ばれる独自の地域文化が発展し、近代的でハイカラな生活様式や建築・芸術などが育まれ、多くの文化人や芸術家が移住し、現在の都市のライフスタイルやイメージ、文化に大きな影響を与えました。南部には、埋め立てにより近年整備された南芦屋浜地区があり、この地区には、カヌーなどの競技会場となる芦屋キャナルパーク、親水中央公園、芦屋市総合公園などがあり、レジャースポットとして人気が高いです。

山間部は、瀬戸内海国立公園六甲地区が広がっており、奇岩群のある芦屋ロックガーデンは家族連れや登山家など、多くの人々に親しまれております。

 また、「芦屋市生活環境保全のための建築等の規制に関する条例」により、芦屋市にはパチンコ店や映画館、ゲームセンターなどの娯楽施設が1店舗もありません。さらに、兵庫県の市で唯一、1889年4月1日の町村制の施行以降、合併を一切行っていない都市でもあります。市の木にはクロマツ、市の花にはコバノミツバツツジがそれぞれ選定されております。

 芦屋市は、大阪と神戸の中間にあることから、双方に移動がしやすいということで古くから住宅都市として発展してきました。 鉄道は、JR西日本の山陽新幹線をはじめ、阪急鉄道、阪神鉄道、東海道本線が市内を東西に走っており、路線バスは、阪急バスや阪神バスが運行し、交通の利便性も比較的高いです。主要道路は、大阪市から福岡県までつながる国道2号線や、神戸市から大阪市へ至る国道43号線などがあります。

 芦屋市は、交通の利便性とともに、山・海が近接した風光明媚な土地柄から、日本有数の高級住宅地として発展し、それに伴い産業も発展を遂げてきました。次の項目ではそんな芦屋市の産業について説明します。

芦屋市の産業

 近年の芦屋市は、高級住宅地としての知名度が非常に高く、第3次産業が主要産業となっております。明治時代から大正時代にかけて、道路網や鉄道網が整備されるようになり、昭和時代に入ると宅地化が進展して、後期ごろにかけては、マンション建設も進んでいき、高級住宅地としての地位を確立しました。それに伴い商業施設も増加し、商業面でも栄えるようになりました。大阪湾に面する沖合の人工島には、高級会員制リゾート施設やヨットハーバーがあり、観光スポットとして人気を博しております。JR芦屋駅を核として中心市街地が広がり、ショッピングモールや百貨店などの大型商業施設が多数並ぶようになりました。

 現在、第2次産業の従事者割合はおよそ17%です。主に、電気機械器具製造業や食料品製造業が盛んで、特にお菓子をはじめとする加工品が多く作られております。経済が発達したのは江戸時代からで、当時は、灘で作られる酒造米の精米や芦屋川の水を利用した水車産業、菜種絞りなどが盛んに行われておりました。明治時代以降は、国道2号・国道43号などの幹線道路の開通により交通網が発達し、高度経済成長を通じて工業が発展していきました。現在、手焼きせんべいや洋菓子などの製造工程を見学できる施設が多数あり、芦屋観光協会は市内製造業のさらなる活性化にも積極的です。

 一方、第1次産業は衰退気味です。芦屋市は、年間を通じて比較的気温が高く、温和な気候が特徴で、北部にある六甲山地からは芦屋川が流入しております。その好立地を利用して、江戸時代から明治時代にかけては農村地帯が広がっておりましたが、鉄道が整備されて近代化が進むにつれて、徐々に農地は減っていきました。近年の、農業などの第1次産業の従事者割合はおよそ0.2%で、市内で農業を営む農家は10件以下となってしまいました。経営耕地面積のうちの大半を田んぼが占めており、米の収穫量は年間およそ4トンと、微量ながら生産されております。水産業に関しても、農業同様従事者は極めて少なくなってしまいましたが、市内にはわずかながら漁業者が存在しており、イワシやシラス、イカナゴなどが主に水揚げされております。
 このように、芦屋市では古くから産業が盛んでした。次の項目では芦屋市が歩んできた歴史について説明します。

芦屋市が歩んできた歴史

 温暖な気候と豊かな自然に恵まれた芦屋市では、旧石器時代から人々が生活をしていたと言われております。山芦屋遺跡からは、市内最古の集落跡が見つかっており、そこからは約8000年前の阪神間最古の土器などが発掘されており、当時は狩猟や植物採取を中心とした、原始的な生活が行われていたことが判明しております。

 弥生時代に入ると稲作農耕が中心になり、生活様式に変化が生じます。平地や高地には多くの集落が生まれ、中でも会下山の山頂尾根で発見された高地性集落と呼ばれる住居群には、竪穴住居のほか祭祀場や高床式の倉庫も残っております。

 弥生時代に入ると稲作農耕が中心になり、生活様式に変化が生じます。平地や高地には多くの集落が生まれ、中でも会下山の山頂尾根で発見された高地性集落と呼ばれる住居群には、竪穴住居のほか祭祀場や高床式の倉庫も残っております。

 その後、1871年の廃藩置県の布告により、4村は兵庫県管轄下に置かれ、1889年の市制・町村制施行により4村が合併して、精道村になりました。それから、1905年の阪神電車開通、1920年の阪急電車開通などを経て、神戸・大阪の近郊住宅地として目覚ましい成長を遂げていき、1940年11月10日、市政施行により芦屋市が誕生しました。その数十年後の、1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災による被害は甚大で、全壊・半壊を合わせると全ての建物の約50%が被害を受けてしまい、街としての機能維持も困難な状況でした。しかし、市民は街の復興に尽力し、今では高級住宅街として知られるほどに再生することができました。美しく住み心地の良いまちとして、現在もなお発展しております。

 このように歴史の深い、魅力溢れる芦屋市ですが、「引越しをしたいから不動産の売却を検討している」という方々も中にはいらっしゃると思います。その方々のために、現在の不動産市場の様子を次の項目で説明します。s

芦屋市の不動産市場の動向

 芦屋市の2022年時点での1平方メートルあたりの公示地価に関しては、およそ38万4478円、1坪あたりの坪単価は127万1002円で、全国順位は35位(1374市町村中)です。前年からの変動率は+1.95%となっており、全国順位は83位です。2021年時点での基準地価に関しては、1平方メートルあたりの平均が35万8227円、1坪あたりの坪単価はおよそ118万4222円で、全国順位は39位です。前年からの変動率は+2.13%となっており、全国順位は62位という結果になり、公示地価・基準地価において、どちらも上昇傾向が見られました。また、エリア別で見ると、2021年時点での住宅地における1平方メートルあたりの平均地価は33万2196円、1坪あたりの坪単価はおよそ109万8170円で、前年からの変動率は+5.50%です。一方、2021年時点での商業地における1平方メートルあたりの平均地価は54万4166円、1坪あたりの坪単価はおよそ179万8898円で、前年からの変動率は+3.32%となっており、住宅地・商業地のどちらも大きな上昇が見られました。特に駅近の物件は人気が高く、芦屋市内の基準点の地価は、阪急神戸線、阪神本線、JR東海道本線の線路網へ近いほど高い傾向にあります。反対に、緑町や浜風町などの湾岸部や、山側の朝日ケ丘町などの駅から遠いエリアの物件に関しては人気が落ちており、地価も減少傾向です。

 さらに、アベノミクス以降の直近9年間における、芦屋市の住宅地の地価の変動率はおよそ+15.9%と、大きく上昇しております。要因の一つとして挙げられているのが、株価の上昇に伴い富裕層エリアの不動産価値が大きく上昇した点です。芦屋市などの高級住宅地では富裕層が多く存在しており、その方々は株式などの金融資産を多く持っている傾向にあるため、株価が上昇することで多少高値でも不動産を購入することができます。それにより、30%以上上昇している地区も多々あります。

 しかし、芦屋市は今後、人口が減少していく見通しとなっております。さらに、近年では不動産の金利が上昇傾向にあるため、その影響で地価が下がると見られております。そのため、この地域で不動産売却を検討されている方々は、地価が上昇傾向で、かつ低金利である今のうちに行動に移すことをおすすめします。

まとめ

 芦屋市は、大阪や神戸へのアクセスが良く、日本唯一の国際文化住宅都市の称号も持つ、非常に住みやすい高級住宅地です。現在、南部エリアでは、比較的手ごろな価格で不動産を購入できるケースが多いため、一般的に住宅を探す人は、南部エリアで探す傾向にあります。2011年に策定された第4次総合計画では、『自然とみどりの中で絆を育み、“新しい暮らし文化”を創造・発信するまち』を将来像として掲げており、今後も実現に向けて尽力するでしょう。

 このように、芦屋市には魅力が満載です。ぜひ一度暮らしてみてはいかがでしょうか。


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