尼崎市の不動産売却に関する情報まとめ

目次

  1. 尼崎市ってどんなところ?
  2. 尼崎市の産業
  3. 尼崎市が歩んできた歴史
  4. 尼崎市の不動産市場の動向
  5. まとめ

尼崎市ってどんなところ?

 尼崎市は、兵庫県の南東部に位置する、50.72平方メートルの面積を誇る中核市に指定されている都市です。1916年に市政が施行され誕生致しました。2022年5月1日時点での推計人口は45万5872人で、これは神戸市・姫路市・西宮市に次いで兵庫県内第4位の規模の人口です。男女比で見ると、男性人口がおよそ22万人、女性人口がおよそ23万人で、やや女性の人口が多いです。市の木はハナミズキです。これは、春は白や淡紅の花のような大型の総苞が美しく、秋には紅葉して赤い実をつけるなど、四季の変化に富んでいる点が人気を博し、市民投票で圧倒的多数を獲得し選定されました。市の草花はベゴニアです。これは、開花期間が長く、丈夫で品種が多く、春頃の緑化イベントが多い時期に開花苗が出回り、室内外で楽しむことができるなどの点から選定されました。市の花はキョウチクトウです。これは、昭和20年代の中ごろに起こった、ジェーン台風などの度重なる台風の時も花を咲かせ市民を元気づけた点から、戦災や天災からの復興のシンボルとして選ばれました。北は伊丹市、西は西宮市、北東は豊中市、東は大阪市淀川区および西淀川区に接しており、南は大阪湾に面しております。市域は大阪平野に属し、およそ30%に当たる地域が海水面以下です。2018年には、再開発や大阪市への近さが功を奏し、9年ぶりの人口増加が見られました。北部には住宅地、南部には工業地域、中央部には商業地域が広がる形で近年も発展を続けております。

 交通面も非常に優れており、東西にはJRや阪急電車、阪神電車が走っていて、神戸や大阪、奈良、京都へも乗り換えなしで行くことが可能な上、関西3空港へも1時間以内で移動することができます。また、山がなく、坂道も少ないので、自転車や徒歩での移動に適しております。

 さらに、明治時代、尼崎市は紡績工場の開業で工業都市としての第一歩を踏み出し、その後の高度経済成長をリードし、現在もさまざまな分野の産業が発展しております。次の項目ではそんな尼崎市の産業について説明致します。

尼崎市の産業

 まずは農業についてです。尼崎市は、市域のおよそ2%が農地になっており、200戸以上の農家が農業を営んでおります。この地域の強みは、農地の大半が住宅街に点在している典型的な都市農業で、消費者との距離が近いため新鮮な農作物を提供することが可能な点です。尼崎市の北東部では稲作が盛んで、西部では葉物野菜などの軟弱野菜の栽培が盛んです。この都市の伝統野菜も生産されており、代表的なものには、「尼藷(あまいも)」と呼ばれるサツマイモや、「武庫一寸」「富松一寸ソラマメ」と呼ばれるソラマメがあります。農業産出額の統計で見ると、米と野菜の産出額の比率は、およそ1:7となっており、圧倒的に野菜の生産量が多いです。毎年11月に開催される農業祭の野菜品評会には、毎回300点以上もの野菜が出品されております。

 水産業もかつては盛んだったのですが、高度成長期における工業化の流れを受けて徐々に衰退していき、1973年には漁業組合が解散してしまいました。近年では、最盛期には劣りますが、汚染された海を綺麗にする活動をした結果、80種類以上の魚介類が獲れるようになりました。

 次は、商業についてです。尼崎市は、小売業や卸売業を中心とした商業が盛んに行われており、2014年での小売業と卸売業の事業数は4300を超えており、その中の大半が小売業です。この数字は、商業の盛んな大阪市の北部をも上回っており、極めて特徴的な数字です。業種別で見ると、小売業で最も多かったのが「その他の小売業」でおよそ35%、次に多かったのが飲食料品小売業で、およそ31%です。卸売業で最も多かったのが機械器具卸売業でおよそ30%、次に多かったのが鉱物・金属材料・建築材料などでした。この都市は、高度成長期には阪神間の工業地帯の衣食を賄っており、阪神地区でもトップクラスの数を誇る商店があります。中でも、中央商店街は市内商業の中核を成しており、およそ200軒の店舗に連日多くの買い物客が訪れにぎわっております。2000年代には、尼崎駅を中心に大規模小売店舗が増加し、より幅広く買い物が楽しめるようになりました。

 さらに、尼崎市は工業も盛んで、特に製造業に関してはこの都市を支える産業と言っても過言ではないほど発展しており、製造業事業所数は年々増加傾向であり、従業者数においても就業者全体の20%以上を占めております。主に、内陸部では一般機械などの加工組立型産業、臨海部では化学、鉄鋼などの基礎素材型産業の立地が多く見られるのが特徴です。

 また、尼崎市は、古くから進んだ文化を持った人々が生活を営み、古代から中世にかけては政治・経済の中心地、瀬戸内・西国を結ぶ海陸の交通の要地として、そして近世においては、大坂の西の備えの城下町として、常に歴史において重要な位置を占めてきました。次の項目では尼崎市が歩んできた歴史について説明致します。

尼崎市が歩んできた歴史

 尼崎平野で人々が生活を始めたのは、弥生時代に入ってからだと言われております。大規模集落跡が発掘された、現在は史跡公園として整備されている田能遺跡、阪神・淡路大震災後に大型建物の柱跡が出土されたことが話題となった武庫庄遺跡、大阪湾岸における弥生遺跡として最も古い遺跡の一つである上ノ島遺跡などのさまざまな遺跡が確認されております。

 平安時代に入ると、地域ごとに開発が進んでいき、さまざまな荘園が造られ、当時の摂関家などの貴族や、鴨社・東大寺・春日大社といった寺院神社などが領有しておりました。末期には、尼崎は港町として発展していきます。瀬戸内海を通して、西国から都へ輸送されるさまざまな物資が往来し、中でも京や奈良の巨大社寺を造営するための材木を西国から運ぶ際の中継港としての重要な役割を担いました。

 南北朝期から戦国期にかけての争乱の時代には、鎌倉幕府滅亡のきっかけとなった元弘の乱や、戦国時代の幕開けとなった応仁・文明の乱などのさまざまな戦いの舞台となりました。室町幕府の時代には、赤松氏や細川氏といった幕府の有力な武家がこの地域を支配し、古代以来の寺院神社や貴族による荘園支配は衰退致しました。

 南北朝期から戦国期にかけての争乱の時代には、鎌倉幕府滅亡のきっかけとなった元弘の乱や、戦国時代の幕開けとなった応仁・文明の乱などのさまざまな戦いの舞台となりました。室町幕府の時代には、赤松氏や細川氏といった幕府の有力な武家がこの地域を支配し、古代以来の寺院神社や貴族による荘園支配は衰退致しました。

 その後、明治維新によって尼崎城は廃城となり、そのことで残された士族の多くは困窮、城下町は活気を失ってしまいます。そして、徐々に近代化・都市化が進んでいきました。1874年の大阪・神戸間における官設鉄道の開通、1920年の阪神急行電鉄神戸線・伊丹支線の開通、1926年の阪神国道の開通など、さまざまな交通網が整備されていきました。交通の発展に対応して行政機構も変化を遂げ、1889年の町村制施行時には、城下町を中心とする尼崎町と、大庄・小田・園田・立花・武庫の5か村が現尼崎市域に設置され、尼崎町が都市化の進展・人口の増加などに伴い、立花村の一部を合併。こうして1916年に尼崎市が誕生致しました。

 このように歴史の深い、魅力溢れる尼崎市ですが、「引越しをしたいから不動産の売却を検討している」という方々も中にはいらっしゃると思います。その方々のために、現在の不動産市場の様子を次の項目で説明致します。

尼崎市の不動産市場の動向

 2021年の尼崎市における土地の平均取引価格は、1坪あたりの坪単価がおよそ68.6万円、土地相場は前年からの変動率が+10.6%と、上昇傾向にあります。さらに、アベノミクス後の直近9年間においても+0.6%と上昇を見せており、住宅地においては、前年からの変動率が+0.2%、商業地においては前年からの変動率が+0.9%と、どちらも上昇傾向が見られました。大阪国際空港から近く、大阪府・京都府へのアクセスも優れている点が主な人気の理由だと思われます。また、近年では工業色の強い中南部で再開発事業が行われ、大型商業施設や高層マンション群が増加しつつあります。

 しかし、そんな尼崎市も近年では人口が減少しており、特に不動産の購入を検討することが多い30〜40歳代の人口に関しては、2013〜2020年の7年間においておよそ1万人も減少しており、今後もその現象は続いていくと推測されております。さらに、2022年問題の影響により、人気の低い郊外で住宅地が増え、今よりさらに地価が下落する可能性があるので、この地域で不動産売却を検討されている方々は、早めに行動に移すことをおすすめ致します。

まとめ

 尼崎市は、大阪府・京都府など、さまざまな発展都市へのアクセスがよく、大阪国際空港も近いため遠方への移動もしやすくて非常に便利です。そんな尼崎市は、 “あまがさきで、人々やまちが、花を咲かせ、実を結び、種を残し、また次の花を咲かせていく” という思いで、「ひと咲き まち咲き あまがさき」というキャッチフレーズを掲げており、このまちの人々が、学び合い、いきいきと活動できるようなまちづくりを進めております。そして今後も、その実現に向けてさらなる発展を遂げていくでしょう。

 このように、尼崎市には魅力が満載です。ぜひ一度暮らしてみてはいかがでしょうか。


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