姫路市で不動産売却をするときの参考情報

目次

  1. 姫路市ってどんなところ?
  2. 姫路市の産業
  3. 姫路市が歩んできた歴史
  4. 姫路市の不動産市場の動向
  5. まとめ

姫路市ってどんなところ?

 姫路市は、兵庫県の南西部の播磨地方に位置する、総面積が534.48平方キロメートルの都市です。都市の南部は瀬戸内海に面し、東部は加古川市や加西市、高砂市と、西部はたつの市と隣接しております。また、この都市は中核市および国際会議観光都市に認定されております。名称は、姫路城の位置する姫山の古名とされる「日女道(ひめじ)丘」に由来すると言われております。古くは、蚕のことをヒメコと呼んでいたことから、かつてこの地域が蚕産業が盛んであったことにちなんで名付けられたという説もあります。兵庫県内で第2位の商工業と人口を擁しており、2022年5月1日時点での推計人口は52万5552人です。市花にはサギソウ、市木にはカシ、市鳥にはシラサギ、市蝶にはジャコウアゲハがそれぞれ選定されております。

 交通面においては、近隣地域も含めて自家用車の保有率が非常に高く、モータリゼーションが特に進んだ地域であるため、市内の道路では交通事故・交通渋滞が頻繁に起こっております。この交通事情の改善のために、ライトレールの導入が考案されております。かつては姫路駅〜手柄山間で姫路市交通局が市営モノレールの運営を行っておりましたが、乗客数の減少などの理由により実質営業期間8年で廃止されました。その後、旧香寺町との境に跨がって播磨空港の建設が計画されたのですが、現在凍結状態です。

 世界遺産に認定されている、かの有名な姫路城は都市の中部にあり、古くから交通の要衝として発展し、播磨地方のシンボルとして栄えました。現在でも地場産業の盛んな都市として知られており、マッチや鎖、皮革の生産では高いシェアを誇り、明珍火箸や姫革細工などの伝統工芸品も多数作られております。

 姫路市では、祭事も盛んに行われております。代表的なものとして、白浜町松原八幡神社で山車、神輿、太鼓台などを使ってぶつかり合うように行う、けんか祭りの中でも最大級の規模と言われる「灘のけんか祭り」や、例年5月に大手前公園などで行われている、大空襲を耐え抜いた姫路城を復興のシンボルに心のよりどころとして始まった「姫路お城祭り」、姫路城の当時の城主が、式服のない町人にも浴衣での参加を認めたことが始まりとされる「姫路ゆかた祭り」などがあります。

 また、この都市は産業がとても活発に行われており、鎖・レンコン・そうめん・皮革をはじめ数多くの特産品があります。次の項目では、姫路市の産業について説明します。

姫路市の産業

 姫路市は、瀬戸内型気候に属しており、降水量も少なく比較的温暖な地域のため、北部を中心に野菜や果物の露地栽培が盛んで、水田が多いのも特徴です。レンコンの収穫量が豊富で、タケノコの産地としても広く知られております。また、この都市は夢前川から流れ込む播磨灘に面しており、播磨灘は潮の流れが比較的穏やかで、河川からくる栄養も豊富なことから、アジ・カタクチイワシ・シラス・ヒラメ・カレイ・サバ・アナゴなど魚種が非常に多種多様で、漁業も盛んに行われております。年によっては総漁獲量は8000トン超えとなります。さらに、市内の海産物のブランド化にも積極的で、播磨灘で漁獲して船上で活け締めにされた大型のサワラを、「華姫さわら」と命名して地元の水産物ブランドとする、などの事例があります。海面養殖も積極的に行われており、ワカメと岩ガキの育成に力を入れております。

 また、姫路市は商工業も盛んに行われており、姫路駅や姫路城周辺が中心地となっております。駅の北口を中心にさまざまな商業施設が集まっており、市民や観光客を迎える場となっております。一方郊外の方では、国道2号線、250号線沿いなどに、家族連れの近隣住民がターゲット層である大型ショッピングセンターが立ち並んでおります。さらに、姫路城へつながる「姫路駅前商店街」が有名な買い物スポットです。第二次世界大戦の被害は甚大で、この場所は一度は焼け野原となってしまいましたが、その後、バラックが建てられ、徐々に復興していき、今では県内を代表する商店街へと発展しました。

 さらに、姫路市は工業も発達しております。江戸時代には姫路藩の城下町として栄え、近代になると製造業が臨海部を中心に発展していきました。1933年創業の山陽特殊製鋼株式会社をはじめ、1937年創業の合同製鐵株式会社、1950年設立の日本製鉄株式会社などの老舗鉄鋼メーカーが工場を置いてきました。特に日本製鉄株式会社は、600万平方メートルに及ぶ敷地面積を誇り、この都市の工業をけん引してきました。また、鉄鋼の他にも、エレクトロニクスや化学製品関連の大規模工場が多く、市内においてさまざまな分野の製造業があります。この都市の伝統的な地場産業の一つである牛革製品は、江戸時代の中期にその技法が編み出され大きな発展を遂げていき、古くからこの都市はモノづくりの街として知られてきました。
 次の項目では、そんな姫路市が歩んできた歴史について説明します。

姫路市が歩んできた歴史

 この地域では、およそ1万年前の縄文時代から人々が生活を営んでいたと言われており、1957年、手柄山から当時使用されていたと思われる石器が出土されました。7世紀に播磨の国府が置かれ、さらに8世紀の中ごろには聖武天皇の勅令で国分寺が建てられました。その頃から、この地域が播磨の中心になったと言われております。
 室町時代には、播磨の豪族である赤松氏によって姫山にとりでが築かれ、その後、豊臣秀吉が天守閣を持つ姫路城を築城し、次いで姫路に入った池田輝政の手によって現在の名城・姫路城が築き上げられました。

 1871年には姫路県が置かれ、その後飾磨県となるのですが、5年後の1876年に飾磨県は廃止され、兵庫県に合併されます。1889年に姫路市政が施行されたことにより、姫路市が誕生しました。当初の人口は、およそ2万5000人です。1931年には、姫路城が国宝に指定され、より一層有名になりました。同年に、市公会堂も完成しました。姫路市が中核市になったのは1996年の出来事です。

 そして現在では、さまざまな企業が本社や支店を置く商業都市としての地位を確立。近年は商店街の空き店舗対策や企業の誘致活動などといった、産業振興に関する支援に注力しております。

 このように歴史の深い、魅力溢れる姫路市ですが、「引越しをしたいから不動産の売却を検討している」という方々も中にはいらっしゃると思います。その方々のために、現在の不動産市場の様子を次の項目で説明します。

姫路市の不動産市場の動向

 2021年における、姫路市の土地の平均取引価格は坪単価では1坪あたりおよそ20.8万円で、土地相場は前年からの変動率は+11.2%と、上昇傾向にあります。価格が上昇した要因としては、駅から徒歩6分未満の場所にある比較的高額な物件の取引数が増加したことが考えられます。一方、2022年時点での公示地価に関しては、1坪あたりの平均価格がおよそ31万円、前年からの変動率は−0.31%と、下降傾向が見られました。市内において、最も地価公示価格が高い駅は姫路駅で、1坪あたりの坪単価は49.5万円、最も低い駅は溝口駅で、1坪あたりの坪単価は4.5万円です。また、上昇率が最も高い駅は西播磨駅で、前年からの変動率は+0.45%、上昇率が最も低い駅は太市駅で、前年からの変動率は−4.17%です。

 姫路市では、2016年3月にJR姫路駅の一駅大阪寄りに位置する、JR東姫路駅が開業しました。当時はその話題でエリアがかなり注目され、不動産市場も大きな盛り上がりを見せました。特にJR東姫路駅周辺は、新駅が開業するまでは駅から遠い場所にある不便なエリアでしたが、2016年3月に発表された公示地価では、同駅の北側が前年からの変動率が+3.3%と上昇し、姫路市内の住宅地の変動率で第1位になり、非常に活気づいておりました。

 しかし、その勢いは完全に落ちてしまったのか、アベノミクス以降の直近9年間において、9.1%下落してしまいました。2021〜2022年における公示地価の変動率に関しては、商業地はほぼ横ばい、住宅地が前年比−0.5%という結果になりました。エリア別で見てみると、姫路駅前の再開発が進んでいるエリア以外が下落しており、7年間で10%下がっているエリアも存在します。下落の主な要因としては、都市内における人口減少が考えられます。2013〜2020年でおよそ7900人も減少しており、不動産を購入する割合が高い30〜40代の人口に至ってはおよそ1万人減少しております。買い手が減ってしまえば、それに伴い需要も減ってしまうため、人口減少エリアは地価が下落していると考えられます。

 しかし、その勢いは完全に落ちてしまったのか、アベノミクス以降の直近9年間において、9.1%下落してしまいました。2021〜2022年における公示地価の変動率に関しては、商業地はほぼ横ばい、住宅地が前年比−0.5%という結果になりました。エリア別で見てみると、姫路駅前の再開発が進んでいるエリア以外が下落しており、7年間で10%下がっているエリアも存在します。下落の主な要因としては、都市内における人口減少が考えられます。2013〜2020年でおよそ7900人も減少しており、不動産を購入する割合が高い30〜40代の人口に至ってはおよそ1万人減少しております。買い手が減ってしまえば、それに伴い需要も減ってしまうため、人口減少エリアは地価が下落していると考えられます。

まとめ

 姫路市は、世界遺産の姫路城をシンボルとする、多くの歴史的建造物や観光名所がある都市です。産業も盛んに行われており、古くからモノづくりのまちとして知られてきました。しかし、その姫路市では現在人口の減少が続いております。その抑制に向けた独自対策として、(1)高齢者支援策の立案・実行、(2)医療制度の見直し、(3)子育て支援策の立案・実行などの取り組みを行っております。今後も、より暮らしやすいまちづくりに注力することでしょう。このように、姫路市には魅力が満載です。ぜひ一度暮らしてみてはいかがでしょうか。


【関連記事】

吹田市の不動産売却/大阪大学、関西大学など学生が多い街

神戸市東灘区の不動産売却/三宮にも大阪にも近く住みやすい街

狭山市の不動産売却/狭山稲荷山公園や一級河川入間川が流れる街

大阪市中央区の不動産売却/経済の中心地、食い倒れの街

和泉市の不動産売却/池上曽根遺跡のある、長い歴史の街

大阪市東成区の不動産売却/モノづくり企業が栄える街

大東市の不動産売却/野崎まいり公園、野崎観音などの観光地

大阪市西淀川区の不動産売却/工業地域として発展した街

大阪市生野区の不動産売却/コリアンタウンがある観光地

東大阪市の不動産売却/ものづくりやラグビーが有名な街