神戸市西区の紹介と不動産売却を考えるポイント

目次

  1. 神戸市西区の街の紹介
  2. 神戸市西区の最近の活動
  3. 神戸市西区の土地価格傾向
  4. まとめ

神戸市西区の街の紹介

神戸市を構成する9区のひとつである「西区」は、かつて、垂水区とともに「明石群」に属する地域でした。

当時は、田園地帯の広がる、公共交通の乏しいエリアではありましたが、1970年頃になると、神戸市中心部のベッドタウンとしての都市開発がはじまります。1982年になると、岩岡町・神出町・押部谷町・平野町・玉津町・櫨谷町・伊川谷町といった7つの町を携えて、垂水区からの分区が行われました。それに伴い、西神ニュータウンや西神南ニュータウン、学園都市などが建設され、玉津地域・押部谷地域を中心とした区画整理事業の展開から、大きな発展を遂げるに至りました。さらに、神戸テクノ・ロジスティックパーク(神戸複合産業団地)や、西神インダストリアルパーク(西神工業団地)といった団地開発も行われた結果、先端産業の集結にともない、西区の産業の中でも工業が占める割合が大きく成長することになったのです。

1986年以降になると、学園都市内に高等専門学校や大学の設置が開始されました。続く1987年には、バスの路線整備や、神戸市営地下鉄西神山手線の全線開通により、区内外への交通アクセスが大きく改善され、さらなる進化を遂げています。

そして忘れてはならないのが、1998年に行われた明石海峡大橋、ならびに、神戸淡路鳴門自動車道・山陽自動車道・第二神明道路北線の開通です。これらのニュースは、交通面でのメリットだけに留まらず、地域経済の活性化をはじめとした、市民生活の質の向上に、大きく寄与することになりました。

こうした変化の経緯もあり、分区時点では9区内最小の約9万4000人であった人口が、現在においては市内最多を達成するまでに成長を見せています。神戸市内で最も新しい行政区として、新たな文化・教育の拠点としての役割を担い、ますますの期待が寄せられているのです。

区の面積もなかなか広大で、神戸市域のうち約4分の1にあたる敷地を占めており、北区に続く2番目に広い区としての顔を持ちます。神戸市の西側に位置することから「西神」とも呼ばれており、加古郡稲美町と明石・三木の2市に隣接した立地となります。

工業的な発展はもちろんのこと、分区以前からの特色である緑豊かな自然に囲まれた西区では、稲作をはじめ、畜産・園芸などの農業も活発に行われており、観光農園や直売所が散在しています。明石川をはじめとし、河川沿いの長めや農村風景といった、美しい景観が人々の心を和ませているのです。そして、神社仏閣や史跡なども多く見られ、太山寺・如意寺・神出神社や、吉田遺跡・王塚古墳・木津磨崖石仏など歴史的な建造物も数多く残されています。さらに、伝統芸能も有名で、鬼やらい・獅子舞・布団太鼓といった、西区に残る由緒ある文化が伝えられています。

「住み」「働き」「学び」「憩う」をキーワードに掲げた西区の取り組みは、区民のくらしを支えるためのまちづくりを大きく前進させてきました。こうした神戸市西区の背景をふまえながら、引き続き、区の詳細についてまとめていきます。

神戸市西区の最近の活動

神戸市西区では、2025年の将来像として「美しいまち西区 新しい田園都市をめざして」をモットーに、「西区の特色である自然に恵まれた緑豊かなまちなみを保ち、農村地域、ニュータウン、産業団地がそれぞれの魅力を活かし、相互の交流と連携を通じて、区民が安心して、健康に、共に暮らせるまち」を目指しています。

その指針として、「西区計画」を掲げており、まちづくりにまつわる目標を行政と区民の共有のもとに取り組んでいく活動を行っています。取り組みの視点としては、「『伝える』から『届ける』へ」という考え方に重きを置いて、「一方的に伝えるのではなく、思いやりを持ち相手の関心・共感・声を引き出し、双方向のコミュニケーションを図ること」を大切にされています。こうした考え方にも、行政だけでなく区民とともに進めていく取り組みに、らしさが表れていると言えるでしょう。

具体的な内容は、区民の生活に密着した分野を中心に構成されており、さまざまな地域の特性や魅力をのばす活動がまとめられています。なお、この西区計画は、神戸市全体での考えに沿って策定されている「神戸2020ビジョン」や「部門別計画」とも連携されています。

西区計画の骨子を担うのは、以下3つのキーワードです。s

【1.安全・安心】

「みんながつくる安全で安心して暮らせるまち」を目指し、地域住民のコミュニケーション、地域団体の連携を大切にするとともに、自己決定力の向上をはかることで、子どもから高齢者、障がい者など誰もが「安全・安心を実感できる」まちづくりを目標像に定めています。特に、昨今ますますの警戒が強められている「災害」に対する対策も練られており、子育て世帯やご高齢の方、障がいを持たれた方向けの不動産売却をお考えの方には、ぜひお目通しいただきたい項目です。

【2.健康・福祉】

「あらゆる人に支援が行きわたるまち」「くらしや地域活動を楽しむまち」を目指して、地域とともに自ら考え、行動し、子どもから大人まで誰もが「活き活きと元気に楽しく過ごせる」まちづくりに関するビジョンが描かれています。ここでは、新生児期からの子どもに対するサポートや、ひとり暮らしの高齢者世帯への支援、ボランティア活動についても明記されています。これから子どもを育てるご家庭の方や、ご高齢の方に対しては、ぜひ不動産売却時にもご案内したいポイントのひとつです。

【3.交流・共生】

「あらゆる人がともにいきいきと過ごせるまち」「自然とともにこころ豊かに暮らせるまち」をあるべき姿とし、自然や伝統など多彩な魅力を活かし、地域や世代を超えた交流を育むことで、「美しく活力のある」まちづくりに取り組む決意が書かれています。具体的には、重要な教育期にあたる小学生向けの取り組みや、区の強味である自然や農業に親しむ取り組み、クリーンステーションの活動充実などが述べられています。

こうした「西区計画」の詳細については、区のホームページから誰でも簡単に閲覧することができますので、ぜひ神戸市西区での不動産売却をお考えの方はチェックしてみてください。

 *神戸市「西区計画」(西区計画)

神戸市西区の土地価格傾向

国土交通省が提供する直近のオープンデータなどをもとに、神戸市西区の土地価格情報について解説していきます。

【公示地価情報】

2022年時点での、神戸市西区の最新公示地価は1平方メートルあたり平均6万1338円、坪単価では1坪あたり平均20万2772円と、前年から0.08%の上昇を見せています。
1983年から蓄積された39年分のデータによると、公示地価の最高値は、1991年の1平方メートルあたり14万3923円になります。一方で、最安価格は、2012年に記録された1平方メートルあたり6万0020円になり、両者の差異は2.40倍に及びます。

【基準地価情報】

2021年時点における、神戸市西区の最新基準地価は1平方メートルあたり平均9万8164円がマークされており、坪単価換算では1坪あたり平均32万4511円に値します。前年と比較した変動状況は0.15%の増加となります。
こちらも1983年からの39年分の情報をもとにすると、基準地価の最高値は、1990年の1平方メートルあたり418万2921円となり、最も安い価格は1983年の1平方メートルあたり7万3935円が該当します。双方を比べた落差は、2.47倍となります。

【用途別地価情報】

2021年時点の情報によると、「宅地」の平均地価は、1平方メートルあたり11万9207円となり、坪単位に換算すると、1坪あたり23万8106円に相当します。「商業地」の平均地価は、1平方メートルあたり13万7920円が値し、坪単価としては1坪あたり45万5933円です。

【地点別地価情報】

2021年〜2022年時点の情報に則ると、西区内における最高価格地点は、「神戸市西区糀台5丁目2番9」の1平方メートルあたり26万円が該当します。一方で、最安価格地点となったのは、「神戸市西区平野町印路字上四ツ塚835番9」の1平方メートルあたり830円です。

【鉄道沿線における土地相場】

神戸市西区と、同じ鉄道路線に該当する地域との土地価格の相場について比較します。本記事の執筆時点での調査では、西区は、神戸市営地下鉄西神・山手線沿線の平均地価である、1平方メートルあたり28万5270円を下回る結果となりましたが、神戸電鉄粟生線沿線の平均地価である、1平方メートルあたり5万9033円に比べると上回る状況です。

神戸市西区内の基準点においては、地下鉄西神・山手線、神戸電鉄粟生線の鉄道網への距離が短いほどに、地価が高まる傾向が見て取れます。

直近の価格や、近隣エリアとの相場の違いなども参考にしながら、神戸市西区での不動産売却について調査してみてください。
 *土地代データ(土地代データ)

まとめ

神戸市内最大の人口を誇り、北区に次ぐ市内2番目の広さを誇る「西区」は、豊かな自然を活かした「農業」と、西神工業団地・神戸複合産業団地の開発にともなう「工業」の発達が目覚ましい地域です。

学園都市を中心に、6大学1高専が設置され、教育分野にも多大な力が注がれています。
さらに、神社仏閣や伝統芸能といった文化的な側面も持ち合わせていることから、教育・文化の要としても注目されています。
教育・文化・産業の充実により、教育や雇用の面でも期待の持てる街であることが西区の特徴です。

「住み」「働き」「学び」「憩う」まちづくりが進められている神戸市西区での不動産売却をお考えの際には、こうした地域の強味や、直近の土地相場の動向をかんがみながら、お話を進めてみてください。


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