阪南市の不動産売却における有益情報

目次

  1. 阪南市の歴史
  2. 阪南市の近年の傾向
  3. 阪南市の市政
  4. 阪南市の特徴や見どころ
  5. 阪南市の不動産売却に関する総括

阪南市の歴史

大阪府の最南端にある市で大阪湾に面し、和泉山脈に接している自然環境に恵まれた市です。地名は1972年に南海町と東鳥取町が合併する時に、住民公募で阪南市と決まりました。和泉山脈から流れる上質な水源により土壌が肥沃で、作物の質が高いと有名です。特に玉ねぎと水なすが名物となっています。泉州玉ねぎは水分が多く甘みがあり、肉厚で柔らかいのが特徴で高級レストランに卸されています。水なすは非常に傷がつきやすく、足が早いことから幻の茄子と呼ばれるほど高価な野菜です。

約1万年前の旧石器時代の史跡や、縄文時代の墓跡群が確認されています。例えば古墳時代では、玉田山1号古墳から耳環や須恵器、ガラス玉などが出土しています。
五畿七道の南海道として成立した道は、熊野街道と呼ばれていました。なぜなら平安時代末期から貴族や庶民による熊野参詣が始まったためです。かなりの往来があり、栄えたと言われています。

また2020年には、『「葛城(かつらぎ)修験(しゅげん)」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』が日本遺産に認定されました。葛城は、修験道の開祖と言われる役(えんの)小角(おづぬ)がはじめて修行を積んだ地と言われています。葛城修験は、法華経8巻28品を1品ずつ埋納したと伝わる経塚と滝、巨石、寺、祠などの修行の場から構成されます。

阪南市は、自然に囲まれた古き良き原風景がある町と言えるでしょう。ぜひ不動産売却時にはそういった背景もアピールポイントに加えてみてください。

阪南市の近年の傾向

また近年の市の動向を人口と世帯数で見てみると、減少傾向となっています。阪南市も人口減少による地域社会の崩壊を問題と考えており、(以下、『阪南市 地域再生計画』より抜粋)「人口は、昭和40年代からの丘陵部の住宅開発と平成8年の阪南スカイタウンのまちびらきもあり、右肩上がりで推移してきましたが、平成14年(60,015人、住民基本台帳ベース)をピークとして以降人口減少の傾向にあります。」、「若年層の流出が目立っています。 また、関西国際空港近隣の泉佐野市、泉南市などでの大規模商業施設開発などが進んでいることにより、かつて大阪中心部のベッドタウンとして『ファミリー層に選ばれていた阪南市』という強みが失われつつあり、若年層の流出が目立ってきていることもあいまって、自然増減については、出生数の減少傾向が顕著となっています。

出生数については、直近20年で見ると平成13年の『594人』をピークに平成30年時点では『295人』と約5割程度まで減少している状況にあり、2019年には249人となっています。また、合計特殊出生率をみても、平成29年には1.16と低下傾向にあります。その一方で、死亡数は増加傾向にあり、令和元年では595人となり、同年では346人の自然減となっています。自然減の状態は平成17年以降続いており、将来的な人口減少の加速化が懸念される状況にあります。本市の令和42(2060)年の人口は、国立社会保障・人口問題研究所推計で31,484人(最新の推計では23,537人)、これをベースに本市の地域別の推計を積み上げた独自試算で35,509人と推計されます。このような人口減少は、市勢維持にも大きな影響を与えるばかりでなく、地域経済の縮小などを招くこととなり、地域社会の基盤維持が困難になることに加え、地域そのものが崩壊する恐れもあります。」としています。加えてその問題の根本となる若者層の流出に伴って出生数の低下が懸念されています。不動産は人が利用するものですので、地域の人口減少は影響が少なくありません。

※阪南市 地域再生計画 https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/dai59nintei/plan/b160.pdf

しかし人口減少は阪南市に限った話ではなく、日本全体の問題です。内閣府の報告で「少子・高齢化が進むなか、我が国の人口は、2006年に1億2,774万人でピークに達した後、死亡数が出生数を上回り、人口が減少していくと見込まれている。これは少子化を理由に、単に相対的に高齢者の比率が増えるという段階を過ぎて、少子化によって人口が減る段階に入るということを示している。『将来推計人口』の中位推計によると、将来の人口は2025年には1億2,114万人、2050年にはおよそ1億60万人になると予測されている」と発表しています。

また、地域再生計画では「このような状況下において、『まち・ひと・しごと創生』の趣旨のもと、本市では国及び大阪府との連動性を確保しながら、市全体が自信とつながりを取り戻し、一丸となり創生に取り組むことで、令和42(2060)年時点で人口『約 44,000人』を確保することを目標とします。そして、従来からの本市の強みであったファミリー層を回帰させるとともに、市民全員が『阪南市民であることに自信を持ち、 つながりを取り戻す』ことで、弱みである若年層の転出超過に歯止めを掛けます。」と人口減少に対して前向きな施策を提案しています。

阪南市での不動産売却をご検討されている方は、昨今の情勢も鑑みつつ売却のタイミングを見定めされることをおすすめ致します。
※内閣府ホームページ 「平成15年度年次経済財政報告 第3章 第1節 高齢化・人口減少の意味」
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je03/03-00301.html#sb3_1

人口減少に関しては、扱う指標によってもその見え方は変わってきます。詳しいデータについては、阪南市のホームページでご覧いただけますので、ぜひご参照ください。

※阪南市の人口(住民基本台帳)
https://www.city.hannan.lg.jp/shisei/toukei/1286965791675.html

ただし人口減少は進んでいますが、新型コロナウイルスの影響で地方移住者が徐々に増えています。阪南市は大阪市内には電車でなんばまで40分、天王寺まで50分、関西空港まで20分の位置にあり、交通が便利です。また大阪府内でも空き巣やひったくりなどの犯罪総数が少なく、治安が良い地域です。リモートワークに対応できる施策も講じています。また人口減少を防ぐために市政でも取り組みを実施しています。人口増加に関する施策は、下記の「阪南市の市政」でご紹介致しますのでご覧ください。

阪南市の市政

不動産売却にはその不動産が住み良い土地であるかどうかも影響を与えるでしょう。その指標の一つとして、市の打ち出す「市政」に触れると理解が深まります。
阪南市では、行政経営計画の中で6点の基本目標を立てています。人口増加や移住者の定住のための施策が多いことが特徴です。

第1の目標として、「人と地域がつながり、多様な価値観とにぎわいによる共創のまち」を挙げています。転入者やファミリー層が地域活動へ参加しやすい仕組みづくりを行い、住み良いまちづくりを進めています。不動産売却時には、市町村における定住のための取り組みも購入時のポイントになります。阪南市では管理職に占める女性の割合が、2018年の7.8%から2020年には15.9%に上昇しています。働く女性には気になる点も満たされています。

第2の目標として、「誰もが、健やかにいきいきと暮らせるまち」を挙げています。
子育て支援センターの運営により、妊娠期から子育て支援をオンラインでも行っています。また、新型コロナウイルス感染症対策と少子高齢化の対応が重なる最前線で働く放課後児童支援員、補助員の処遇改善を行う施策をしています。共働きや待機児童が多い現代での子育て世代に案内したいポイントです。

第3の目標として、「安全に、安心して暮らせる住み続けたいと思えるまち」を挙げています。内水による浸水被害を防ぐためのハザードマップの作成をしています。また自主防災組織の結成や、防犯パトロールで地域の安全と安心を守る策を講じています。

第4の目標として、「人生100年時代を迎え、誰もが学んだ成果を地域で活かして輝けるまち」を挙げています。外国語指導助手の配置や英語劇の実施などの教育に関して投資されています。また小学校のトイレや給食センターの改修など、子育て世代には注目の施策が実施されています。加えて人権意識を培い、一人ひとりの生きる力を育成し、子ども参加のまちづくりを進めるため、子どもの権利に関する条例の策定に着手しています。

第5の目標として、「にぎわいと交流を促し、自然環境と調和した未来のまち」を挙げています。観光でにぎわいを増しながらも、水辺空間の形成や自然環境の保全施策を講じています。さらに、都市公園の老朽化した遊具などの修繕時に、子どもから年配の方まで幅広い世代の方々が公園を利用できるよう新たに遊具などを設置する施策を掲げています。

第6の目標として、「持続可能な発展を支える行政経営のまち」を挙げています。全国にふるさと納税の周知をするキャンペーンや、ICTを活用したスマートシティ戦略を実施しています。さらに今後の人口減少を見据え、効率的な公共施設の整備や統廃合などを進めるために「公共施設等総合管理計画」の見直し、本庁舎の適正な維持管理などを行うため「本庁舎個別施設計画」の施策を講じています。

※阪南市行政経営計画 https://www.city.hannan.lg.jp/kakuka/mirai/seisaku/gyouseikeieikeikaku/1383103529538.html

ぜひ不動産売却時には、このような人口増加や、定住者・子育て支援に関する市政情報を用いて阪南市の強みをアピールしてください。

阪南市の特徴や見どころ

阪南市は関西国際空港に近く、和歌山県に隣接しているためアクセスが良い都市です。また、瀬戸内式気候の温暖な土地で住みやすい地域となっています。
見どころとしては豊かな自然環境があり、四季折々の風景を楽しむことができます。春には山中渓の桜まつりや、日本の夕日百選に選ばれたせんなん里海公園の人工磯浜およびぴちぴちビーチ、秋にはやぐらパレードなどのイベントを楽しむことができます。
観光地としても売り出しており、尾崎港、西鳥取漁港、下荘漁港の三つの漁港ではカキの養殖に成功しました。冬にはカキ小屋がオープンし、人気を博しています。

阪南市での不動産売却に関する総括

阪南市は海や山に囲まれており犯罪総数が少なく、待機児童が0で子育て、教育支援も行っており、住みやすい地域であると言えます。また大阪市内へは、電車でなんばまで40分、天王寺まで50分、関西空港まで20分の位置にあり、アクセスがいいこともポイントです。人口は減少していますが、移住者の定住のためのPRや制度の制定などの施策に取り組んでいます。市政にも織り込まれているので、不動産売却を考える際の良い資料になるでしょう。
ぜひ、あらゆる面から阪南市の課題と調書を調査いただき、不動産売却時に活かしていただければと思います。


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