不動産買取は、不動産会社が直接不動産を買い取る方法のことです。
一般的に、不動産会社が仲介となって、売主の代わりに買主を探しますが、買取では直接買主に不動産会社がなります。
取引期間が最短で1週間という非常に短いところが特徴です。その大きな理由は、不動産会社が買主だということです。
最短で買取を行いたいと考える人は、事前に必要書類などを準備しておく事がオススメです。
実際に書類などの確認や提出などはとても多く、事前に準備していないと、不動産会社とのやりとりが遅くなります。
そのようなことがならないように、よりスムーズに買取が行える、ポイントを絞って説明していきます。
目次
まず、不動産買取するときの全体の流れから見ていきましょう。
以上、5つのポイントが流れです。ポイントごとに詳しく説明していきます。
買取で行うときに必須となるのが、情報収集です。すぐに不動産会社とやりとりするのは注意しましょう。何も理解せずに、不動産を買取すると、高値で買取価格を提示してくれる不動産会社を見逃すことになります。物件について、知ることが重要です。不動産業者の説明を受ける前に、ある程度の知識をつけておきましょう。物件がどのくらいの相場で取引しているかを把握して基準をつくるまで、準備しておくことがコツです。
情報収集するときのコツ
どのくらいの相場で取引しているかを把握して基準をつくっておく。
次のポイントは査定依頼です。査定依頼とは、不動産会社に、自分の物件の査定額を具体的に調査してもらうことです。 査定を依頼することで、その不動産会社が、どのくらいの価格で自分の不動産を買取してくれるかがわかります。 注意することは、1つの業者のみに査定依頼することは絶対にしないことです。査定依頼を1つにしてしまう場合、不動産会社の査定額の損得を判断することが可能になります。また買取額を交渉する際に、自分で調べた相場を引き合いに買取額を上げることができるかもしれません。
情報収集するときのコツ
査定依頼は、複数の業者に対して行う。
査定依頼の方法は「訪問査定」「簡易査定」の2つあります。詳しく説明します。
訪問査定とは、不動産会社が物件を確認したうえで、査定額を提示してくれる査定です。正確に、そして具体的な査定金額を提示してくれます。また査定時に不動産会社の対応を見極めることができます。
しかし、訪問査定は簡易査定と比べて、時間がかかります。査定を行ってから約一週間ほどかかるので、時間に余裕がある人は訪問査定で正確に査定しましょう。
机上査定は、不動産業者に会う必要がなく手間や時間が要らずに査定ができます。物件の築年数、構造などの査定基準をネット上のフォーマットに記載して、おおよその査定額を提示する査定です。物件が遠方で立ち会いの日程が調節しづらい方や、訪問査定ほど、時間が取れない方はおすすめです。
情報収集するときのコツ②
時間に余裕があって、より正確に査定する場合は、訪問査定。
時間が取りづらく、短時間で査定する場合は、机上査定。
不動産会社の情報収集、不動産会社による査定依頼を行ったら、ある程度の買取額の目安を決めましょう。
目安を具体的に決めるときは、査定してきた不動産会社を参考にしましょう。もし、自分で決めた買取額の目安が、不動産会社の査定額に上回ったとしても目安にしている買取額の根拠を強く示すことです。自分が納得のいく買取を行うことが、目安を決めることによって進めやすくなります。
自分が決めた買取額をもとに、査定を依頼した不動産会社の中から、実際に取引をする会社を決めましょう。
最も重要なのは提示された買取額にご自身が納得がいくかどうかです。まずは、査定金額を軸にして買取業者の選択肢を絞りましょう。
買取業者を選ぶときは、買取実績があるかどうかは非常に重要な選択基準になります。いろいろな不動産会社がありますが、買取に特化した業者も存在しています。まずは、企業の特徴や買取に対する実績を調べるようにしましょう。
実績の見方は様々ですが、実際のユーザーからの評価を判断材料にすることをお勧めします。買取をしたユーザーの意見は貴重ですし、良し悪しをしっかりと評価してくれています。
またホームページ自体がない会社なども稀にあります。基盤ができていないという判断をしても良いと思います。
買取業者を選ぶときのコツ
自分で決めた買取額をもとに会社を絞る。
実績など、信頼がおける不動産会社に決める。
不動産会社と買収金額を決定したら、次に物件の引き渡しの条件について話し合いましょう。
ここで必要になるのは、書類の確認です。不動産売買には法律上の手続きは必ずあります。契約前に慌てないように、十分に前もって必要なものは準備しましょう。
話し合う内容は、引き渡し日、その後の日程調整、細かな条件が記載されている書類があります。後々、請求される場合もありますので注意しましょう。
必要書類の確認などを全て終えたら、両者の合意のもと契約成立となります。
契約の締結のときは、書類、契約内容の最終確認をします。それがすんだら、契約書へのサイン、をおこない契約書を完成させます。
このタイミングで手付金が支払われる事も覚えておきましょう!
注意することは、契約書を完成させてしまった後に契約内容の変更などを行う場合、こちらが余分にお金を払う可能性もあるので、必ず、契約書を完成させる前に今一度、契約内容をチェックしておきましょう。
契約を締結するときのコツ
契約書を完成させる前にもう1度、契約内容を確認する
不動産の契約を締結して終わりではありません。不動産を売却した人は必ず確定申告を行いましょう。
確定申告とは、1年間に得た所得とそれに対する税金などを計算し、申告書に記載して税務署に提出する手続きのことです。毎年2月17日〜3月16日と決まっています。
利益をあげた人はすべてこの対象となるので注意しましょう。ただし、
取引を行っても、マイナスであった人に関してはこの確定申告を行う必要はありません。
確定申告を行わないと、別の税金が課せられます。そうなると、本来支払わなければならない額より更に多くの金額を納めなければなりません。
最後のコツ
確定申告を忘れないように!
いかがでしたか。ここまでのポイントを見て感じる方も多いと思いますが、書類のやりとりが非常に多いです。取引期間が短いので準備することに苦労します。事前の準備を徹底して行うことでスムーズに買取ができます。業者選びは徹底して判断しましょう!