数々の文豪が愛した街!広島県尾道市

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広島県尾道市の基本情報
この章では、尾道市を知るためにまず必要な、人口や地勢、気候、施設数などの、基本的な情報をまとめてみました。
人口や地勢、気候など
広島県尾道市は、県の東南部に位置し、瀬戸内のほぼ中央にある港町です。
面積は285.11㎢、人口は2022年10月31日時点で134,040人です。
尾道市は、海と山に囲まれた自然あふれる土地で、その大半が山地です。傾斜が急で、険しい、大小さまざまな島があり、平地は尾道水道・御調川沿い・島しょ部の海岸沿いに形成されています。
気候は温暖で、降雨量が比較的少ない瀬戸内型で、内陸部は、温度較差がやや大きい山間部の特性を示しています。
また尾道市は、とても坂が多いため「坂の街」とも言われており、たくさんの猫がいることでも知られた観光地です。
病院数、学校数などのデータ
尾道市には、一般診療所が105ヶ所、病院は11ヶ所、歯科は68ヶ所あります。
人口10万人あたりの施設数を、全国平均と比較すると、歯科は平均よりもやや少ないですが、一般診療所と病院は、平均値を上回っています。
尾道市で暮らすうえで、必ず必要となってくる病院施設については、とくに不便を感じることはなさそうですね。
*参考https://jmap.jp/cities/detail/city/34205
続いて教育環境についてのデータです。
尾道市には幼稚園は公立幼稚園が6園、私立幼稚園が8園、小学校が24校、中学校が17校、高校が8校あります。
預かり保育の実施率は、公立園・私立園ともに100%で、長期的休業中も利用できるので、子育てをしながら働く親にとってもありがたい環境だと言えます。
光ファイバー回線によるインターネット設置率が小・中学校ともに100%、公立小学校の普通教室のエアコン設置率も100%と、学校に通う子ども達も快適です。
また、中学校のデジタル教科書の整備率も100%と、全国1位(815市区)です。
自然豊かな場所であっても、ハイテクノロジーな教育が受けられ、そういった近代的な取り組みを、市が積極的に進めているのが特長ですね。
*参考https://www.seikatsu-guide.com/info/34/34205/5/
歴史や観光情報
尾道市は、平安時代に、備後大田荘(後、高野山領)公認の船津倉敷地、荘園米の積み出し港となりました。それ以来、港町・商都として繁栄していきます。
その発展によって、各時代に大商人が生まれ、多くの神社仏閣が作られています。
また「暗夜行路」を書いた志賀直哉、尾道の女学校に通った「放浪記」作者の林芙美子、小林和作など、文人墨客が訪れています。
さらに近年では、数々の映像作品の舞台として親しまれ、映画の街としても有名です。
明治31年(1898年)、県内では広島市に次いで2番目の市となります。
平成17年(2005年)3月28日に御調郡御調町・向島町と合併、平成18年(2006年)1月10日には因島市・豊田郡瀬戸田町と合併をしたことで市域は拡大しました。
多彩な資源に恵まれた街で、はっさくやイチジクの名産地です。尾道ラーメンや尾道焼きなどのグルメも魅力的です。
愛媛県今治市とつながった、全長約70kmの海道をサイクリングできる「しまなみ海道」や、絶景を楽しめる「千光寺」などの観光地が有名です。
新たな魅力と歴史・伝統に育まれた資源を活かし、他にはない魅力的な価値を持つまちづくりを推進しています。
山陽自動車道、瀬戸内しまなみ海道に加えて、平成27年(2015年)3月には中国やまなみ街道(中国横断自動車道尾道松江線)が全線開通しました。「瀬戸内の十字路」と言われ発展が期待されています。
*参考https://www.ononavi.jp/index.html
市民から見た広島県尾道市
続いてこの章では、令和3年度に実施された「尾道市市民満足度調査」の結果について触れてみます。
「尾道市への愛着」・・・「感じている」が56.8%で最多となっており、「やや感じている」の25.0%と合わせると、愛着を感じている人は8割を超えています。
「尾道市民であることの誇り」・・・「感じている」が41.1%で最多、「やや感じている」
の25.8%と合わせると、誇りを感じている人は7割近いです。
「尾道市の住みよさ」・・・「住みやすい」が42.6%で最多、「やや住みやすい」の28.3% と合わせると、住みやすいと感じている人は70%を超えています。
「尾道市に住み続けたいか」・・・「住み続けたい」が65.8%で最多、「当分の間は住み 続けたい」の17.7%と合わせると、住み続けたいと考えている人は80%を超えています。
その主な理由としては、「住み慣れていて、愛着がある」が 68.2%、次に「自然環境が良い」との回答も52.0%と半数を超えています。また、「生活環境・住環境が良い」と36.3%が回答しています。
以上のことから、尾道市は市民から愛されている様子がうかがえます。今後も、尾道らしさを活かし、市民にとって住みやすいまちづくりに期待したいですね。
広島県尾道市のまちづくり
尾道市は、目指す都市像として「元気あふれ、人がつながり、安心して暮らせる〜誇れるまち『尾道』〜」と掲げています。
また、市民が豊かな生活を送ることができるよう、人口減少に適応し、「活力ある地域社会」の実現を目指しています。
IoT等の活用で「Society5.0 の推進」や、「持続可能な開発目標(SDGs)」、「地域循環共生圏」といった、近代の地方創生のテーマともいえる取組を積極化しており、持続可能なまちづくりを進めています。
市内の人口の流出を防ぐことで、令和22年(2040年)の人口規模11万人維持を目標としており、そのためにも、住む人が快適な街になるよう、施設整備や、支援に取り組んでいます。
また、尾道の坂のある地域や、路地にある空き家を利用したいと考えている方に、尾道市と「NPO法人尾道空き家再生プロジェクト」が連携して、空き家の情報を提供しています。詳細やお問い合わせは、下記ホームページに記載されているので、興味のある方はそちらをご覧ください。
尾道市にしかない魅力を活かしたまちづくりは、今後も住む人が誇れる街としてあり続けるとともに、新たな発展も期待できますね。
広島県尾道市のリースバックをご検討の方へ
では、実際に不動産を売却する際に参考となる情報として、尾道市の平均土地代や、その推移について見ていきましょう。
尾道市の、2022年の基準地価は、平均4万6942円/㎡で、その変動率は-1.41%です。坪単価は15万5181円/坪です。基準地価ランキングは、1736市町村のなかで405位。変動率ランキングは1147位です。
尾道市のエリア内で、最も高価格なのは、尾道駅で8万4183円/㎡、最も低価格なのは御調(みつぎ)町で2万0983円/㎡です。
1983年(昭和58年)から40年間で、公示地価の最高値は、1992年の11万9066円/㎡です。また、最低価格は2022年の4万7380円/㎡で、その差は2.51倍です。基準地価の最高値は1992年の9万6043円/㎡で、最小価格は2022年の4万6942円/㎡で、その差は2.05倍です。
宅地の平均地価は3万8044円/㎡、坪単位では12万5765円/坪、変動率は-0.65%です。商業地の平均地価は7万3482円/㎡、坪単価では24万2916円/坪、変動率は+0.86%です(2022年)。
山陽新幹線、JR山陽本線の駅から距離が近いほど、地価が高い傾向にあります。
*参考https://tochidai.info/hiroshima/onomichi/
また、不動産情報サイトのアットホームによれば、尾道市の中古マンション価格相場は2,221万円です。中古一戸建ての価格相場は1,510万円、とくに築20年以内であれば2,719万円です。
以上のことから、尾道市のリースバックをご検討の方は、今のうちに具体的な情報を調べてみると良いかと思います。
まとめ
今回は、広島県尾道市についてご紹介しました。
尾道市は、「活力あふれ感性息づく芸術文化のまち 尾道〜ともに高めあう尾道文化の創造~」のキャッチフレーズのとおり、その地勢や歴史を活かしたまちづくりが進められていると実感できます。その地に住み続ける人だけでなく、子育てをされている世代や、働く若者の移住も、今後増えていってほしいですね。
また、近年のリースバックの動向から、尾道市の不動産は、早いうちに売却をした方が、高く売れる可能性が高いと言えます。尾道市に中古マンションや一戸建て等をお持ちで、売却をお考えの方は、ぜひ、早い段階でご検討されることをオススメしたいです。
しかし、リースバックの価格は日々変動しており、そのエリアや売却時期などの条件によって、その価値は変わってくるものです。また、実際に売却をする際にはやはり、専門家の知識やアドバイスが必須となるでしょう。
今お持ちの不動産について、正しく詳しい情報を知るためには、不動産会社に問い合わせをするのが良いでしょう。また、不動産査定の専門サイトで、ウェブ上で一括査定もできますので、ぜひ利用してみてください。
【参照】
尾道市ホームページ:https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/