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最終更新⽇時

2026/04/21

木造住宅の解体費用はいくら?相場と補助金活用術を紹介

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記事執筆・監修
エキスパート職 山口智暉
  • -資格-

    宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士

  • -経歴-

    株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
    東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
    株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
    リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける

一戸建ての解体費用とは?基本的な内訳を徹底解説

築年数が経過した一戸建てを解体し、新たに建て替えを検討する場合、一番気になるのが解体費用ではないでしょうか。一戸建ての解体は、多くの人にとって頻繁に経験するものではありません。
そのため、どのくらいの費用がかかるのかイメージしにくいと感じる方も少なくありません。本記事では、一戸建てにかかる解体費について紹介します。

建物の取り壊し費用:費用の約4割を占める項目

一戸建ての解体費用は、建物の取り壊しや廃棄物の処理、付帯工事、諸費用に大きく分類されます。解体費用の中で最も大きな割合を占めるのが、建物の取り壊し費用です。解体費用の総額のうち、3割から4割程度を占めるのが特徴です。
建物の取り壊しにかかる費用として、足場の設置や敷地を囲うゲート、解体にかかる人件費、重機の使用料などが必要です。建物の取り壊し費用は、建物の構造によっても大きく異なり、鉄筋コンクリート造の一戸建てより木造の一戸建ての方が安くなります。
重機が搬入できない狭い道路幅の場合、人件費が多く必要となるケースがあります。重機が搬入できなければ、取り壊し費用が余計にかかるケースも考えられるでしょう。

廃棄物処理の費用:処理法やコストの違い

建物の取り壊し費用と同程度の割合で発生するのが、廃棄物の処理にかかる費用です。廃棄物の処理が取り壊し費用と同等程度と聞いて、驚く方も多いのではないでしょうか。解体時に出る廃棄物は多岐にわたり、木材、瓦、コンクリートなどが代表例です。
解体時に出る廃棄物は、建築リサイクル法に沿って分別した上、それぞれ手順に従って処分しなければい処分費用は廃材の分別方法によって異なり、それぞれに見合ったコストが必要です。廃棄物の量は構造や広さによって変わり、鉄筋コンクリート造の一戸建てより木造の一戸建ての方が安い点は、建物の取り壊し費用と同様です。

付帯工事の費用:庭や塀の撤去にかかる費用とは

解体は建物だけではなく、付帯する建築物や設備なども解体しなければいけません。付帯する建築物が多い場合、それに伴い費用が加算されます。付帯工事で挙げられる工事内容は、物置やブロック塀、庭石や庭木の撤去などです。
付帯工事にかかる金額は、解体する一戸建ての環境によって大きく異なります。付帯工事に関しては、解体費にかかる割合を出すことは非常に難しく、解体業者が現地を確認しなければ、正式な費用は算出できません。
解体業者の公式サイトに記載されている費用には、付帯工事が含まれていない場合があります。事前に見積もりを取って確認しておくといいでしょう。

諸費用:申請や近隣対策に必要な経費

一戸建ての解体を行う場合、解体をスムーズに行うため、いくつかの諸経費を見込んでおく必要があります。
道路許可に関する書類作成や建築リサイクルに関する申請、近隣へのあいさつに対する粗品などの費用や、工事期間中に駐車する駐車場代などが対象です。
総解体費の2割から3割程度見込んでおきましょう。諸経費を見込んでいなければ、解体に時間がかかり、解体費の総額が諸経費以上にかかってしまうことにもなりかねません。
各費用は一つひとつ細かい金額ですが、合計すると無視できない額になります。諸経費は細かく精査しておくことがオススメです。諸経費を見落とすと、工期延長により人件費が増えるリスクがあるため注意が必要です。

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一戸建て解体費用が変動する3つの要因

解体費用が大きく変わってしまうポイントとして挙げられるのが、建物の構造、広さ、廃材の量などが費用に大きく影響します。一戸建ての解体費用が変わるポイントをそれぞれの項目ごとに紹介します。

建物の構造と広さ:木造とコンクリート造の違い

先ほど、鉄筋コンクリート造の方が木造の一戸建てより解体費用は高いと前述しました。一般的には構造が強固な程、解体費用が高くなる傾向です。木造よりもコンクリートを解体する方が、必要な重機や人件費が多くなるので解体費が高くなります。
コンクリート造のような強固な建物は材料の使用量が多いため、廃棄処理費用も高額になる傾向があります。建物自体の広さや間取りも解体費用に大きく影響します。
建物が広ければ広いほど、使用される材料の量が多くなるため、解体費用は高くなってしまいます。間取りも解体費用に影響し、平屋建てよりも2階建て、地下室がある一軒家の方が解体費用が高くなります。

重機の搬入可能性:立地条件で変わる人件費

解体する建物がある立地環境も解体費用に大きく影響します。立地環境で最も費用に影響があるポイントは、重機の搬入ができるかどうかです。建物が密集しているような住宅地だと、重機が立ち入れない可能性もあり、人件費が余計に必要となるでしょう。
敷地近辺に電線が張ってある場合も重機の搬入に影響します。重機のアームが十分に動かせないため、使用が制限される可能性もあります。
傾斜地や旗竿地なども、重機は利用できない可能性があります。重機が入る立地環境下で解体ができるのかといった点も解体費用に大きく影響します。

廃材の量と処理方法:リサイクル法の影響を受けるコスト

上述した通り、建物の解体費用と同じ割合でかかる費用が廃棄物の処理費用です。廃材の量が多ければ多いほど、運搬にかかるコストや、処理にかかるコストが高くなるため、解体費用が高くなる原因となります。
リサイクル関連法が施行されて以来、処理方法が細かく分類されるようになりました。解体した後の廃材を手作業で分別しなければいけないケースも増えてきており、以前より大幅に廃材処理にコストがかかっています。
廃材の量と種類が多ければ多いほど、廃材処理費がかかり、解体費の総額に大きく影響します。

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一戸建て解体の流れと手順

一戸建ての解体について、どのような流れで解体まで完了するのかといった点も気になるところです。一戸建てを解体する流れについて紹介します。

見積もり依頼:適正価格を把握する方法

解体の準備として、解体業者への見積もり依頼が挙げられます。解体業者へ連絡し、見積もりを依頼すると現場の調査を行った後、数日で見積もりが提出されます。解体業者は、インターネット上からの検索などにより探すことが可能です。
現場調査に同席すると、重機の搬入ができるかどうか、解体しやすい立地であるかといった点が聞き取れますのでおおよその金額がわかるかもしれません。
見積りを取得した後の注意点として、取得した見積書には期限が設定されています。見積の期限は解体業者によって異なります。
およそ1か月程度の期限を設定しているケースが多く、有効期限が過ぎた状態で解体を依頼した場合、再見積もりとなる可能性もありますので注意しましょう。

解体前の準備:近隣対応とインフラ停止の手続き

見積書を提示された後、解体業者が決定すると、解体工事を行う前の準備が必要です。具体的な解体前の準備とは、近隣住民へのあいさつや解体に入る前の現場準備が挙げられます。
解体工事中は、いくら気を付けていたとしても重機の工事音などが発生してしまい、近隣住民からクレームが届く可能性もあります。
解体工事中は、どうしてもホコリの発生は避けられません。ホコリの発生も近隣住民に迷惑をかけてしまう要因となりますので、解体時工事前にあいさつを行い、解体工事をおこなうことを周知する必要があります。
印象をよくしておくと、多少の騒音ならば我慢してくれることもありますので、近隣住民へのあいさつは欠かせません。
解体に入る前の現場準備といえば、電気やガスの停止手続きなどが挙げられます。電気やガスの停止手続きを怠ると、解体中に感電やガス漏れのリスクがあるため、事前に確実に対応することが重要です。

解体工事:内部解体から基礎撤去までの流れ

解体前の準備まで終了するといよいよ解体工事です。解体工事は、足場の設置から始まります。足場を設置すると、次は養生シートの施工です。
養生シートは、一戸建て全体をシートで覆い、ホコリをなるべくまき散らさないことや騒音を出さないようにするための目的で設置されます。
足場を組み、養生シートを施工すると、建物の内部から解体を開始します。ドアなどの建具や造作器具といった、内部設備を分別しながらの解体です。内部の解体後、柱や屋根といった躯体部分の解体にかかります。
重機などを使って、騒音に配慮しながら作業を進めなければいけません。コンクリートの基礎部分を最後に掘り出して、全体的な解体工事の完了です。

事後対応:廃材処理と整地作業のポイント

解体工事が全体的に完了したら、廃材の処理と搬出を行います。前述したように、処理方法は廃材の種類によって異なります。それぞれ法的な決まり通りに分別し、搬出しなければいけません。
廃材を搬出し終えたら、土地の整地です。解体し更地となった土地をきれいに整える作業で、場合によっては整地作業まで金額に入っていない場合があります。
解体して更地になった土地の活用方法がすでに決まっているならば、整地処理により活用できるような状態にしておかなければいけません。これで解体作業は完了します。

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一戸建て解体費用を安く抑えるための4つのコツ

一戸建ての解体費用を安くあげる方法として以下の4点が考えられます。解体費用を安くする4つの方法をそれぞれ詳しく紹介します。

複数業者の見積もり比較で適正価格を見極める

解体の見積もりは、複数の解体業者から取得し、比較しましょう。解体工事の内容は同じだったとしても、金額は解体業者によって異なります。現場までの距離や、単価の違い、解体工事に投入する人員など解体業者によって見解が異なるためです。
1社だけの見積もりとなると、解体工事の金額に対し妥当性がわかりません。複数の解体業者から見積もりを取得することで相場がわかり、金額を比較できるようになるでしょう。
金額と同時にサービスの内容や、営業担当者との相性なども確かめられるため、複数の業者からの見積もり取得がさまざまな点からオススメです。

自分でできる作業を行い費用を削減

解体工事に関してすべてを解体業者に任せるのではなく、できることは自分で行いましょう。居室内に残置物が多ければ、解体した後の廃材処理に費用が多くかかってしまいますので、なるべく残置物を残さないようにしておくと費用の節約に繋がります。
庭木の撤去なども前もって自分で行っておくといいでしょう。ポイントはなるべく解体時に出る廃材を少なくすることです。廃材を少なくすることで処理にかかる費用の節約に繋がります。

補助金制度の活用でコストダウン

一戸建てがある自治体では、解体に対し補助金を出している場合があります。自治体のHPなどにより確認することが可能です。すべての解体工事に対して補助金が出るわけではなく、一定の要件を満たした場合にのみ補助金の利用が多いです。
全額が補助されるわけではありません。解体費用の半分しか出ない場合や、上限額が決まっているケースも多いので、補助金の金額チェックも忘れないようにしましょう。

解体費用をローンで分割支払いする方法

見積もりを取得した後、費用が想定以上にかかってしまい、解体費用を準備できない可能性も考えられます。解体に関してローンを利用することが可能です。
金利や借り入れができる金額は金融機関によって異なりますので、付き合いのある金融機関や解体業者が紹介してくれる場合もあります。解体に関するローンを利用するのもオススメです。

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一戸建て解体費用に関するまとめと節約のポイント

一戸建ての解体は、あまり経験したことがない人も多く、どれだけの費用がかかるのか想像もできないといった方も多いといえます。
複数の解体業者から見積もりを取ることがオススメです。複数の解体業者からの見積もり取得により、自分がどのようことをするべきなのかといった点もわかりやすくなります。
すべてを解体業者には任せず、自分でできることは自分で行い、費用の節約に努めましょう。一戸建ての解体は更地にして終わりではなく、建て替えや次の活用に対しコストがかかる場合も多いので、なるべく安く抑えることがポイントです。

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