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2026/04/22ホームインスペクションとは?費用相場と必要性を詳しく解説
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-資格-
宅建士、不動産コンサルティングマスター、FP2級、定借プランナーR、認定空き家再生診断士
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-経歴-
株式会社MDIにて土地活用の提案営業に従事
東洋プロパティ㈱にて不動産鑑定事務に従事
株式会社リアルエステートにて不動産買取再販事業に従事
リースバック、買取再販、借地底地、共有持分、立退き案件を手がける
ホームインスペクションの概要
ホームインスペクションは、不動産の売買などにおいて重要な役割を担っています。まだまだ認知度は低く、この用語をはじめて聞いたという方も多いのではないでしょうか。本記事では、ホームインスペクションの内容や費用相場などを解説します。
ホームインスペクションとは?
ホームインスペクションとは、資格を持つホームインスペクターが、住宅の劣化状況や不具合、改修が必要な箇所を調査することを指します。
調査した結果を報告書にまとめて、住宅についてアドバイスなどを行ってくれるサービスとなっています。
2018年4月に法改正により、不動産会社は中古住宅の売買の際に、ホームインスペクションの制度の説明と希望に応じて、実施の斡旋を行うことが義務化されています。
ホームインスペクションをうまく利用して中古売買市場の活性化なども考えられ、今後の重要性は高いといえるでしょう。
検査の種類と内容の違い
ホームインスペクションの検査は、大きく分けると一次検査と二次検査の2種類に分類ができます。一次検査の内容は主に目視です。外部からでもある程度把握できる部分の確認が主な内容となります。
構造上の安全性確認や雨漏りなどは、一次検査において確認可能です。二次検査は外観部分の目視では確認できない部分の検査となります。壁の中の点検や天井の確認など、入り込まなければいけない箇所の検査です。
二次検査において、壁の中に入れない場合などは、壁を壊して点検することもあります。二次検査は詳細検査と呼ばれることもあり、一次検査よりもさらに具体的に調査を進める方法といえるでしょう。
調査内容について
調査の内容は、大まかに建物の外と内で行う内容に分類されます。屋外で行う調査として挙げられるのは、外壁や屋根の調査です。ひび割れや雨漏り、劣化などを目視にて点検します。
屋内で行う調査は床や壁、水廻りのチェックから床下や屋根裏部分のひび割れや雨漏れチェックなどです。ホームインスペクションで家自体を詳しく調査することによって、修繕すべき箇所や、劣化状況を正確に理解できます。
修繕の必要性が早めにわかると、建物自体の資産価値維持に繋がります。健全な不動産の流通を活発化する意味合いがあるといえるでしょう。
ホームインスペクションと関連保険
古い住宅の売買において、既存住宅売買瑕疵保険の加入を希望されるケースが多いといえます。隠れた欠陥などがあった場合、売主は隠れた欠陥に対し修繕を行うか、代金の減額などを請求できます。
売主の金銭状況によっては、購入した家の瑕疵を修繕できない可能性もあるでしょう。既存住宅売買瑕疵保険に加入していると、瑕疵が見つかった場合の修繕費用が保険金から受け取れます。
既存住宅瑕疵保険に加入するには、事前にホームインスペクションを行っておくことが条件です。中古住宅の売買を安心して進められる保険であり、ホームインスペクションの重要性がわかる保険といえます
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ホームインスペクションのメリット
ホームインスペクションの内容や特徴などについて説明しました。ホームインスペクションには、主に3つの効果があります。
3つの効果について説明します。
物件の状態を詳細に把握できる
前述したように、ホームインスペクションとは住宅診断士という専門家が、住まいの診断を行い修繕個所や劣化状況を詳細に調査するものです。2020年4月に買主の保護を目的として瑕疵担保責任が契約不適合責任へと変更されました。
契約不適合責任では、契約の内容と実際に引き渡されたものに相違があった場合、修補や損害賠償、代金減額などを売主が負担しなければなりません。
売主は引き渡し後でも契約不適合とみなされたら、さまざまな責任を負うことになりますので、契約書に物件の情報をしっかりと記載する必要があります。
契約書に記載していることで買主も了承していれば契約不適合責任を問われませんので、契約書に記載していることが大きなポイントです。契約書に物件の状況をしっかりと記載するために必要なのがホームインスペクションといえます。
ホームインスペクションによって、建物をしっかりと調査し、劣化部分や修繕が必要と思われる部分などを契約書に記載しておくことで契約不適合責任のリスクを抑えます。
問題なく住めることによる安心
中古物件の売買にあたり、買主が不安視する点として、購入後に大きな修理が必要になるのではないかという点です。購入後の修繕に対する不安が、中古物件の流通を阻害している要因の一つといえます。
ホームインスペクションによって建物診断を行い、問題がなければ物件に対してお墨付きを与えることになるでしょう。ホームインスペクションは、マンションタイプより戸建てタイプの方が効果を発揮します。
戸建てにおいては、雨漏りのリスクやシロアリによる床下の腐食といったリスクが考えられます。ホームインスペクションによって戸建てに起こりやすい修繕リスクを前もって調査することが可能です。
購入希望者の不安感を無くす目的としてホームインスペクションは大きな効果をもたらします。
保険が締結できる
ホームインスペクションの実施によって既存住宅売買瑕疵保険が締結できる点も大きな効果といえます。売却後に物件に修繕や欠陥が見つかった場合、修繕が発生した費用に関して保険金が下りる保険です。
既存住宅売買瑕疵保険に加入するためには事前にホームインスペクションを行い、合格していることが条件のひとつとなっています。既存住宅売買瑕疵保険が締結できると売主、買主双方とも大きな安心感を得られるでしょう。
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ホームインスペクションの費用相場
ホームインスペクションについて内容や効果などについて説明してきました。ホームインスペクションにかかる費用が気になる方も多いでしょう。ホームインスペクションを行う際の費用について説明します。
費用の違いは構造や検査の種類
ホームインスペクションの費用は、構造や検査の種類によって異なります。費用の差は、戸建てとマンションの違いにより生じます。戸建てはマンションと比較するとチェックする箇所が多く、費用面で高くなってしまいます。
一般的な検査費用だけだと、大きな違いはありません。目視だけではチェックできない個所などに対して、器具を用いた検査が希望の場合は、オプションとして費用が加算されます。
戸建てとマンションでは費用が異なる点や、オプションをどの程度付けるかによっても費用が異なる点に注意しておきましょう。
戸建ての費用相場
戸建てのホームインスペクションを依頼する場合、一般的な費用の相場は6万円前後です。主に目視する箇所として
- 基礎や柱、梁、外壁
- 給水管などの水漏れ
- 開口部確認
などです。通常の目視では確認できないところを確認する場合、オプションとして6万円から12万円ほどの費用がかかります。屋根裏や床下の確認やドローンによる屋根の調査などが挙げられるでしょう。
マンションの費用相場
マンションの場合は戸建てよりも確認する箇所が少ないので、費用も点検時間も抑えられます。一般的な費用相場として、5万円前後を見ておくといいでしょう。主な調査箇所として挙げられるのは
- 玄関周辺
- バルコニーやテラス
といった部分の目視が中心です。オプション部分はとくにありません。ホームインスペクションはどちらかというと、戸建て向けの検査であるため、一般的にはマンションでは詳細な検査がありません。
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ホームインスペクションを依頼する際のポイント
ホームインスペクションを依頼するにあたり、注意しておきたいポイントがあります。ホームインスペクションを行う際に注意するポイントについて見てみましょう。
スケジュールに余裕を持たせる
ホームインスペクションの実施には、スケジュールに余裕を持たせることが重要です。ホームインスペクションにかかる時間は、2時間前後です。ホームインスペクションの依頼から実行までは1週間前後の時間が必要になります。
ホームインスペクションを行った後に報告書が届きます。報告書が届く時間も1週間程度見ておく必要があるでしょう。ホームインスペクションの依頼から報告書が届くまで2週間程度が必要になります。
診断士であるインスペクターの不足から、手配に時間がかかってしまうかもしれません。ホームインスペクションの手配から実行には十分なスケジュールをとっておき、募集活動や購入希望者との交渉が滞らないように注意しましょう。
不動産会社から紹介してもらう
ホームインスペクションを行いたいと思っても、誰にどのように頼んでいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。建物の不動産売買においては2018年4月からホームインスペクションの説明が義務づけられています。
住宅診断士を斡旋するケースもありますが、実力不足の診断士を紹介され、のちほど既存住宅売買瑕疵保険に加入できないと大きな問題になることも考えられます。
自分たちで調査して依頼したホームインスペクションにも、同様のケースが考えられるでしょう。不動産会社は、トラブルを防ぐためにも、しっかりと認定されたホームインスペクターに依頼するようにしましょう。
不動産会社に依頼してもらう方が信頼の高いホームインスペクションが頼みやすいといえます。
全てがわかるわけではない
ホームインスペクションを行ったからといって、すべてがわかるわけではありません。契約不適合責任を回避するための効果的な方法ではあります。すべての瑕疵を発見できるとは限らないのです。
土地の土壌汚染や、心理的な瑕疵などホームインスペクションではわからない欠陥なども存在します。ホームインスペクションの結果だけを鵜呑みにせず、売買契約の際は、告知書とホームインスペクションを併用するなどして、トラブルを回避しましょう。
オプションによっては高額になる
ホームインスペクションは、基本的にホームインスペクターが目視によって戸建てやマンションを点検します。費用も戸建ての場合、6万円程度と高額ではありません。オプションを依頼することにより費用は高額になってしまう場合があります。
予算をあらかじめ定めておき、オプションを付け過ぎて高額にならないように注意しておきましょう。
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まとめ
ホームインスペクションは、2018年4月に売買契約において説明を義務つけられた住宅診断の制度です。資格を持つインスペクターが、住宅の劣化や修繕の状況を診断し、アドバイスを提供します。
ホームインスペクションは売買契約後のトラブルを防止したり、既存住宅売買瑕疵保険に加入するための条件でもあります。認知度はまだ高くはありませんが、中古住宅の売買などにおいては重要な役割を担っているため、効果的に活用しましょう。
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